世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの判断は出来ません。この一覧表は、各国の【感染密度】(人口1億人あたり日別・新規感染者数)で、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。
『 世界の国別・日別、感染密度推移一覧表 』
New infection case per popuration by country and day
【感染密度】の一覧からは、日毎の感染状況の変化を確認する事は出来ますが、過去には見られなかった異変も起きています。 その代表格がイスラエルです。 世界で最も積極的にワクチン接種を進めて、一時は新規感染者数の抑制に成功していたのですが、現在は、追加接種(ブースター接種)を積極的に行なっているにも関わらず、過去最多レベルの【感染密度】を記録し続けています。
イスラエルと同様な現象は 英国や米国などでも確認できますが、これはワクチン接種によって重症化率や死亡率を効果的に減少させる事が確認できた為に厳しい行動規制を解除した為だと思われます。
その一方で、モンゴルやキューバを始めとするカリブ海諸国、バルカン半島諸国でも、イスラエルと同様に過去最多レベルの【感染密度】を記録し続けていますが、恐らくそれらの国々ではワクチン接種が進められていない事による感染拡大が起きている結果だと推察されます。
世界的なウイルス抑制(撲滅)を願い、深刻な感染状況の国々に国際的な支援を行なうならば、感染者あたりの重症化率や人口あたりの死亡者率などの指標が一般的になる必要があるでしょう。
なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
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