いつ頃から始まったか、はっきりと憶えていないが ・・
知らない間に社会に随分と浸透してしまっている様だ。
きっと、多くの人は気付いているが、既に浸食されているのだろう。
そう言っている自分も、きっと毒されているのかも知れない。
日本独自の「~かな」文化の未来はどうなるのか?
心配だ。
****
初めてはっきりと違和感を感じたのは、TVでのインタビューだ。
オリンピックの選手が会見の場で発した言葉でだ。
「楽しめたらいいかなと思います」の言葉。
もちろん、“楽しむ”という感覚を持つのは良い事だ。
緊張して委縮するよりも、力を発揮しやすい人も多いだろう。
違和感を感じた部分は「~かな」の部分だ。
随分と曖昧でファジーな表現箇所だ。
****
育成過程から遠征まで、税金を使っているからとか、
多くの人の注目を集め、あこがれの対象だから 気になるのではない。
正式な会見で、「~かな」レベルの表現方法をする人物に対して
金銭を含めたサポートをしている団体や企業、個人がいるだ!
・・という違和感だ。
TVの中を見回すと、実に多くの人が「~かな」文化が浸透している。
タレントは勿論の事、一般の方の多くが毒され浸透している。
だから、既に文化の一つとして浸透いるから問題無いと
多くの方は理解して、知らずに(遅れまいと)使っているのだろう。
しかし、自身の意図や意思を表現すべき場合に
「~かな」文化を使うのはどうだろう?
****
自身の意思を公表すべき場合でも、よほど自信が無いのか?
よほど相手からの反論が怖く感じているのだろうか?
本来、意思をはっきりと公表すべき総理や政治家たち、
よく見れば「~かな」文化愛好者のようだ。
官僚も同様だ。
昨夜のTV会見に出ていた 検察庁の新しいトップ・笠間治雄 検事総長は、
特捜部による不正捜査の責任を取って辞任した検事総長の後任だ。
注目の新任挨拶の場で、TVカメラを前にして出た言葉が、
「再発防止策を早急に実行することが私の使命 かな と **」
****
諸外国の方と英語でビジネスをする際に配慮する事の一つ、
「may be」は信用を得られないので使わない。
日本語的発想では、「~だと思います」を表現したつもりでも、
ビジネスの場ではあやふやな表現で禁句だ。
新検事総長の発言は、Net配信ニュースや紙面を確認する限り、
「~かな」の箇所は削除した意訳がなされている。
しかし、諸外国の担当者との丁々発止のビジネスや外交の場で、
「~かな」をうまく削除して話せるだろうか? 翻訳されるだろうか?
もしかすると、近年世界で日本のビジネスや外交がぱっとしないのは、
この「~かな」文化の影響だろうか?
いや! そんな事はないだろう。
日本の外交力の低さは「~かな」文化発祥以前からだ。
自身の意思をはっきりと伝え、考えを明確に伝えるという
技術や意欲が無く、その必要性を感じず、恥じない文化に、
「~かな」が丁度うまくはまり込んだと言うべきだろう。
大丈夫か?
この国、日本
知らない間に社会に随分と浸透してしまっている様だ。
きっと、多くの人は気付いているが、既に浸食されているのだろう。
そう言っている自分も、きっと毒されているのかも知れない。
日本独自の「~かな」文化の未来はどうなるのか?
心配だ。
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初めてはっきりと違和感を感じたのは、TVでのインタビューだ。
オリンピックの選手が会見の場で発した言葉でだ。
「楽しめたらいいかなと思います」の言葉。
もちろん、“楽しむ”という感覚を持つのは良い事だ。
緊張して委縮するよりも、力を発揮しやすい人も多いだろう。
違和感を感じた部分は「~かな」の部分だ。
随分と曖昧でファジーな表現箇所だ。
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育成過程から遠征まで、税金を使っているからとか、
多くの人の注目を集め、あこがれの対象だから 気になるのではない。
正式な会見で、「~かな」レベルの表現方法をする人物に対して
金銭を含めたサポートをしている団体や企業、個人がいるだ!
・・という違和感だ。
TVの中を見回すと、実に多くの人が「~かな」文化が浸透している。
タレントは勿論の事、一般の方の多くが毒され浸透している。
だから、既に文化の一つとして浸透いるから問題無いと
多くの方は理解して、知らずに(遅れまいと)使っているのだろう。
しかし、自身の意図や意思を表現すべき場合に
「~かな」文化を使うのはどうだろう?
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自身の意思を公表すべき場合でも、よほど自信が無いのか?
よほど相手からの反論が怖く感じているのだろうか?
本来、意思をはっきりと公表すべき総理や政治家たち、
よく見れば「~かな」文化愛好者のようだ。
官僚も同様だ。
昨夜のTV会見に出ていた 検察庁の新しいトップ・笠間治雄 検事総長は、
特捜部による不正捜査の責任を取って辞任した検事総長の後任だ。
注目の新任挨拶の場で、TVカメラを前にして出た言葉が、
「再発防止策を早急に実行することが私の使命 かな と **」
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諸外国の方と英語でビジネスをする際に配慮する事の一つ、
「may be」は信用を得られないので使わない。
日本語的発想では、「~だと思います」を表現したつもりでも、
ビジネスの場ではあやふやな表現で禁句だ。
新検事総長の発言は、Net配信ニュースや紙面を確認する限り、
「~かな」の箇所は削除した意訳がなされている。
しかし、諸外国の担当者との丁々発止のビジネスや外交の場で、
「~かな」をうまく削除して話せるだろうか? 翻訳されるだろうか?
もしかすると、近年世界で日本のビジネスや外交がぱっとしないのは、
この「~かな」文化の影響だろうか?
いや! そんな事はないだろう。
日本の外交力の低さは「~かな」文化発祥以前からだ。
自身の意思をはっきりと伝え、考えを明確に伝えるという
技術や意欲が無く、その必要性を感じず、恥じない文化に、
「~かな」が丁度うまくはまり込んだと言うべきだろう。
大丈夫か?
この国、日本
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