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NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

明日から、予約開始 !

2014-06-12 21:48:12 | GRA活動の目標達成
いよいよ、明日(6/13)から予約開始です!

7月13日開催、『“わがまま”イベント』の予約が 6月13日(金)から始まりますので、オートバイともっと親しくなりたい人、オートバイの色々な事を知りたい人、純粋にもっと上手に乗りたい人、オートバイに悩んでいる人、そんな人は是非! 参加を検討してはどうでしょうか。

『“わがまま”イベント』は、そんな人の望みを叶えられる良い一日になります。


普通の「オートバイ講習会」や「オートバイ練習会」とは違って、前もって講習内容は決めません。
参加する人の“わがまま”(要望)に合わせてカリキュラム、講習内容を当日に設定して、どんな人の“わがまま”(要望)にも合わせます。

カリキュラムやスケジュール(時間割)も当日決定、走行コースも当日に参加する人に合わせて決めますので、何から何まで、参加する人に合わせた“オーダーメイド”が基本のイベントです。

しかも、参加費は 2500円/人、 最少催行人数は 1名から開催します。
「開催場所」、「集合時間」など、詳しくはコチラから。

http://gra-npo.org/schedule/schedule/kinjitu/kinjitu.html

※ “わがまま”(要望)は、イベント当日の朝ミーティングで発表してもらいます。
※ “わがまま”(要望)の強さ、意図や目的の明確さ、説得力によって叶えられます。



セッティング講座・ リアサスペンション編 <その2>

2014-06-09 20:41:58 | 基本講座・車両セッティング

5. リアサスペンション、プリロード調整の基本は “膝” と同じ

リアサスペンションのプリロード調整の基本的な考え方は、私達がスポーツをする時の“膝”の曲げ方と同じなのです。

例えば、スキーで雪面を滑る場合や、バレーや野球などでボールを受ける準備の姿勢を想像してみてください。そんな時の“膝”は、雪面の凸凹や次の動作に備えて、図6 の様に“ 約 1/3 曲げておく ”のが基本です。


膝を 約 1/3 だけ曲げておくと、凸凹への対応や次のとっさの動作への備えになり、膝を伸ばしたり折り曲げる方向への動きにスムーズに対応できるのです。

実は、この膝と同じ事が、オートバイのリアサスペンションの場合にも当てはまるのです。
つまり、オートバイが走行している時に、路面の凸凹や次のライダーの操作(加速や減速、ターンなど)に備えて、オートバイの“膝”(リアサスペンションが相当)は 1/3 曲げて(沈み込ませて)おくのが基本なのです。

ただし、同じオートバイでも、乗る人の体重や荷物の重さによって、オートバイの“膝”(リアサスペンション)の曲がり方(沈み方)は異なります。
そのため、前もってライダーの体重などに合わせて、1/3の 曲がり(沈み込み)になるようにリアサスペンションを調整しておく事が大切なのです。
そして、この作業が「プリロード調整」なのです。


では、この調整を行なっていないとどうなるのでしょうか?

それは、スキーなどスポーツの場面に置き換えてみればわかると思います。
膝が伸びていたり大きく曲がった状態のままでは、次の動作への対応が難しく、そんな状態のままではスポーツの上達も難しいですね。

オートバイの場合でも同じです。
正しく「プリロード調整」を行なっておくと、路面に凸凹があってもオートバイは安定したままで、ライダーが操作した通りに走るようになるので、安心して気持ち良く走れて自然に上達するものです。

しかし、「プリロード調整」が正しくされていないと、オートバイの動きが不安定になったりライダーの操作した通りにならない事が多く、時には危険な状態になる事もあるほどなのです。

繰り返しになりますが、「プリロード調整」はそれ程に大切な調整です。
だから、ほとんどのオートバイには、ライダーの体重などに合わせて「プリロード調整」が出来るようになっているのです。

さあ、「プリロード調整」の大切さは理解できたでしょうか。
では、次章で「プリロード調整」で “ 1/3 ”に合わせる方法を説明しますね。


6. リアサスペンションは、ライダー乗車時に 1/3 作動が基本

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GRA公式Webサイト・イベント案内ページ

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※ 『GRAのセッティング講習』 の開催案内を下記の通り紹介します
ぜひ、ご利用ください

『 GRAのセッティング講習 』

http://gra-npo.org/schedule/setting/setting_top.html






セットアップ(セッティング)講座、リアサスペンション編 <その1>

2014-06-02 20:18:02 | 基本講座・車両セッティング

1.リアサスペンションのセットアップ(セッティング)

ほとんどのオートバイは、乗る人の体重や使い方に合わせてリア(後)のサスペンションの調整(セットアップ)を行えるようになっています。

何故か!?

乗る人に合わせた調整を行わずに乗ると、そのオートバイの能力を正しく発揮させることが出来きず、楽しく乗ることが出来ないからです。

今でも十分楽しいですって?

いえいえ、100人中99人は間違いなく、正しい整備とセットアップをすることで、今まで以上に安全で楽しくオートバイに乗ることができるようになるのです。

セットアップ(セッティング)の第一歩に、リアサスペンションの調整をしましょう♪
オートバイが話す声が聞こえてくるようになりますよ!


2.リアサスペンションって?

「リアサスペンションってどれ?」と尋ねられて、正しくわかりやすく説明できる人は少ないですから、わからない人も安心して下さい。

ここでは、簡単に、図1のように「リア(後ろの)タイヤが上下に動くようになっている仕組み」と、覚えてください。


図1では、車体を固定してリアタイヤが宙に浮いた状態を描きましたが、実際には 図2の状態でリアサスペンションの動きを見た事がある人が多いでしょう。


人が乗ったり荷物を載せた後では、シート部分が下に下がり、脚が着きやすくなったり、車体とリアタイヤとの間隔が少なくなっているのを体験した人も居るでしょう。

そう、それがリアサスペンションの仕組みで、リアタイヤが上下に動いている事もわかってくれただろう。


3. リアサスペンションの大切さ

オートバイが発明された100年と少し前、最初の頃のオートバイにはリアサスペンションは無かったけど、今ではほとんどのオートバイにはリアサスペンションがあります。

何故かって?

乗り心地よ良くためも理由の一つだけど、一番大きな理由は、ライダーが思った通りにオートバイを安全に操るために必要な装置で、平らな舗装路が普及して、エンジンの出力が大きくなった現代だからこそ大切な装置だし、進歩し続けている装置なのだ。

リアサスペンションはそれ程に大切な装置だからこそ、ほとんどのオートバイは乗る人(主に体重)に合わせて調整できるようになっているのだ。
だから、さあ!調整のやり方の基本を覚えてみよう。


4. リアサスペンションの調整はどこで?

ほとんどのオートバイには、そのリアサスペンション(の機構)の中に、図3の様に長さ30㎝ほどで、周りにらせん状のモノ(スプリング)が付いた、円筒形の部品があるので君のオートバイで探してみよう。

見つかりました?


その部品の呼び方は人によって色々だけど、ここでは リアサスペンション・ユニット と呼びますね。

そのリアサスペンション・ユニットに、「 プリロード 」(または イニシャル)を調整する仕組みが付いています。(プリロードアジャスターとも呼びます)

調整は、図4のように専用工具で、プリロードを調整する仕組み(プリロードアジャスター)を回転させて行なうのですが、心配無く! 専用工具と言っても、ほとんどのオートバイの場合には、新車購入時に付いている車載工具に入っているから、その専用工具が使えるんだ。


そして、その工具を使って、リアサスペンション・ユニットのプリロードを調整する作業は、図5のようになるんだ。



(詳しくは、新車購入時についている整備マニュアルか、販売店で確認しよう)

いよいよ次回は、プリロード調整の基本的な考え方と、基本セットアップの方法を書く予定だ。


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