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NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

1994年7月のイベント動画です 『 ジムカーナ特別練習会 』

2019-12-23 01:56:17 | アーカイブ映像の案内

  
以前、GRA が開催していた 『ジムカーナ特別練習会』での動画です。

『 ジムカーナ特別練習会 』とは、ジムカーナを通じてオートバイのライディングテクニックを向上させる事が目的の走り込み主体の練習会で、参加者は自身の走行レベルに合わせたグループに分かれて、一列になっての走行練習やタイムトライアルを行ないます。
 
1993年から始めたイベント企画ですが、走行練習時間の多さから多くの人に人気のあったイベントで、2年目となったこの動画のイベントでは 72名の人が参加しています。

【 寄贈された 映像別に紹介します 】





※ 当日の 「 コース図 」や「 リザルト 」、「 参加者一覧表 」は、下記の 記録ページに掲載しています

【 イベント記録 】http://gra-npo.org/document/record/1994/19940703.html





感想文です! 12/15 『 ライディング・セッティング クリニック 』

2019-12-22 23:43:17 | イベント参加感想文&お便り

『 考えて走る練習、楽しい時間でした 』
  
  
当日の課題として「町中で使う小技として狭いところでのユータンを想定した千鳥、旋回からのUターン」に対して練習場所の割当て頂き、自分なりに練習コース設定して、走行させていただきありがとうございました。

 
 
 
途中、走行を見ていただいた中で、左旋回の不自然さを指摘いただき、フロントフォークの整列を確認し調整後の左旋回で、整備の重要性を改めて確認する事ができました。
先日お店にて整備したフロントフォークのO/H後は動作が滑らかになったことに満足し、フロントフォークの整列については、あまり気にかけていませんでした。
     
午後からは、複合コースでのタイム計測で、走り込みによるタイムアップで、ライン取りの重要さ、アクセルの開けるタイミングを自分なりに考えて走る練習となり楽しい時間でした。
基本練習と応用練習により、多少なりとも体感する良い機会になりました。
     
今後も運転技術(安全に曲がる、止まる、加速する)の向上のため参加致したく、よろしくお願いたします。  
 

                                                                               神戸市 250TR  さん
  
   


【 クリニック担当講師より 】
  
先日は、『 ライディング・セッティング  クリニック 』へ来場してくださり、ありがとうございました。
250TRさんにいつも感心させられている事ですが、今回も、目的をはっきりと持って参加され、その上、他の方も熱心にサポートされた事に感謝を申し上げます。
   
さて、今回は フロントフォークオイルを交換されてからの参加という事で、ご本人は「フロントフォークの動作が滑らかになった」と改善を実感されて良かったです。
ただ、私がその改善を知らず、右と左のターン進入時の挙動が違っている事だけを見て、整列と締付けトルク管理を提案した事に、この場を借りてお詫びします。
   
当日は、現場で簡易的に フロントフォークの整列と締付けトルクの再整備を手伝いしましたが、前回参加された時の様な走行フィーリングには至らなかった様子だったのは残念でした。 いつもは、あの車体の細いフレームとフロントフォーク、そしてホイールリムが揺れる様な、少ないエンジンパワーと細いタイヤでの効率の高い走りが、練習走行コースのスタートからゴールまで見られたのですが、少し不安感を感じた様な走りに見えました。
それは、きっと、当日の気温の低さと 師走のお仕事疲れが原因だったと思います。
  
また、来年、暖かくなりましたら、ぜひ、他の方々への良き見本となる、いつもの走りを磨いて下さい。

 
< 一口メモ >

フロントフォークは、エンジンオイルと同様に、機械内部の摺動抵抗(部品同士が擦れ合う抵抗)を減らし、部品の摩耗を減らし、機械内部に発生する汚れを清浄する働きを任されていますが、使用期間や距離に応じて劣化が進みます。
したがって、定期的な交換がとても大切で、交換サイクルもエンジンオイルと同様なサイクルがお勧めです。
   
ただ、覚えていて欲しい事は、エンジンオイルの交換とは異なり、交換前と同じ状態に戻すのが難しい事です。もちろん、オイルが新しくなれば機械の動作は良くなりますが、注意すべき事は 交換前と同じオイル量にするのは難しく、5㏄ や 10㏄ の違いによって、走行場面によっては走行フィーリングに違いが生まれるのです。
   
実際、私はエンジンオイル以上に頻繁に交換していますが、メスシリンダーで計測する方法は問題外(理由はいづれ別の機会に説明します)で、油面レベル計測による交換でも同じにならない事を実感しています。
その為、フロントフォークの作動(感)を交換前と同じにするためには、交換前に一定速度で走行してからのフルブレーキで最大ストローク位置(残ストロークと言います)を記録しておいて、交換後に同じ計測を行なって交換前とのデータを比較するようにしています。
  
多くの方の場合、計測データを交換前と同じに戻す事は困難かと思いますが、それ程に フロントフォークのオイル量を交換前と同じにする事が難しく、場合によっては走行フィーリングに大きな影響を与えるという事だけでも覚えておくと、きっと、オートバイとの楽しい関係を築くのに役立つと思います。


                                                                               クリニック担当講師    小林 裕之
 
  
  


  


意見募集中! 「イベント名称と展開方法について」

2019-12-21 22:41:53 | GRAの募集企画

『 はじめに 』
   
NPO法人 GRA は、2020年度、活動を更に浸透させていくために、関心を持って戴いている皆さんからの意見や指摘を広く募集しています。

今回は、「イベント名称 」とイベント活動の「 展開方法 」について、広く意見を集めながら検討を進めていきます。

 
 
『 いきさつ 』
 
1990年代から2000年代にかけて、イベント活動は GRAの活動内容の多くを占め、北海道から沖縄まで全国各地、最多で 年間 40イベント以上、1イベント当たり 100名以上の参加者を集める活動を行なってきました。
   
ただ、2010年以降、活動目標と活動内容を見直して、主に Webサイト や SNSサイトなどを通じて、全国のライダーへの情報や知識の発信活動を主体にしています。
その様な変更の中、イベントを開催する事には、以前には考慮さえしてこなかった重要な “ 意義 ” を見出す事になりました。 それは、全国へ発信している事柄の “ 実証の場 ” であり、発信する情報の “ 収集の場 ” としての意義です。

 
 
 
『 意見や提案を募集中です 』
 
そこで、イベント開催の意義や重要性は 2020年度も変わりありませんが、開催による効果を高めるために、来場して参加する人を増やしていきたいと考えているのです。
それが、「 イベント名称 」と「 展開方法 」の変更を検討している理由です。
 
GRAの活動目標は、以下の通り、従来から変わりありません。
 


名称変更を考えているのは、実際にオートバイを使うイベント:『 ライディング・セッティング  クリニック 』と、話し合いと座学で進めるイベント:『 整備・セッティング  セミナー 』の 両イベントですが、2020年 のイベント目標は共通で、 下記の様な内容で進めていきたいと考えています。
  

 
具体的に言えば、「 オートバイをもっと楽しむ 」という テーマ に沿って、誰でも理解できる事から一つひとつ分かりやすく進め、単なる講師、指導スタイルではなく 参加した人全員が意見や提案を出しながら、その様子を短い動画に納めて SNS を通じて 随時発信 する事を予定しています。
また、初級から中級の難易度レベルを主体にする事に合わせて、公式Webサイトの 『 オートバイの基本講座 』・“技” 編と “バイク”編も、[初級レベル]、[中級レベル] そして [上級レベル]に分けたレイアウトにする事も視野に入れています。

 
 
 
『 イベント名称案 』
    
現在挙がっているイベント名称案は、実際にオートバイの操作や整備、セッティングを診断する “ クリニック ” イベントについては、

「 GRA オートバイ・クリニック 」、
「 GRA オートバイ・練習クリニック 」 ・・・ 
などが挙がっています。

また、質問や座学でオートバイ全般についての話題を交わし、悩みや課題の解決を図るイベントには

「GRA オートバイ教室」
「GRA オートバイ講座」  ・・・ などの案が挙がっています。
    
どうぞ、意見や提案を、この記事への コメント返信か、事務局宛に直接 Eメールにて送付ください。 お待ちしております。


     

 
 
【 NPO法人 GRA 事務局 宛 Eメール 】
  
 
 
 
 
 
 

 


12/19 『 整備・セッティング セミナー 』 開催リポート

2019-12-20 19:05:00 | イベント活動・報告

  
12月19日は『 整備・セッティング  セミナー 』開催の日でしたが、会場の 大阪市中央公会堂の周囲は、クリスマスシーズン真っ盛り、夜のデートコース、インスタ用撮影に最適、祭り気分一色でした。

開催日の設定、間違っていたのかも知れませんね。

twitter.com




『 イベント名称・変更を検討 』
   
会場となった 大阪市中央公会堂、外は喧騒に包まれてながら、18時から 始めました 『 整備・セッティング クリニック 』でしたが ・・・・


悪い(?)予想が当たり、来場者は いつまで経っても現れない。
会社帰りの人の来場を期待して、何時でも来場・参加を歓迎しているのですが、10分、20分、と時が経っても ドアを開ける人はありませんでした。

そこで! この空き時間を利用して、来年・2020年の イベントの名称案を考えてみました。 現在 使用している名称よりも、 もっと親しみが湧いて、内容が推測しやすく、詳しくない人でも 参加してみたくなる名称へと変更を検討しているのです。
    
併せて、イベント中、2分以内の 短い動画を、1本以上発信して、どんな雰囲気で、どんな内容をしているのか? が 伝わるようにしたいと考えているのです。
  
名称案の件は、改めて 皆さんからの 意見を募集しますので、どうぞ、意見や提案をお願いします。
   



・・・ で、結局、 20時30分、 今日は早目に閉じて帰宅しました。
 



『 ライディング・セッティング クリニック 』 参加感想文 ( R さんより )

2019-12-19 06:20:07 | イベント参加感想文&お便り

本日は、一日ありがとうございました
  
雨の日の下りの右カーブで不安を常に持っていました
SSなのでテクニックがないのだろうか?
知らない道なので不安なのか?
 
いろいろ、思いながら参加させていただきました


   
午前中かけて、普段はすることのない単純な左旋回だけ、右旋回だけなど何度も繰り返しをすることによりいつも感じていた、路面のせいかな?うっかりかな?と見逃していたところが、同じ場所で繰り返すことにより、路面や気持ちのせいではなく、バイクの特性が出ていることが自身で違いが感じれることに驚きました
  
また、ミツマタのボルトのちょっとした締め付け加減で劇的に変化が感じられるのは新しい発見でした
ボルトは、ただ緩まく部品を破損しない程度にいっぱい締めればいい程度としか考えてなかったので、整備の基本はココからなのだと体感できました
   
車高調整に関しては、純正ではイニシャル最弱でも、固く沈まなかったので半年前に社外品交換して、沈みこみ出来たので少し楽になった感じがするものの、カーブでのアクセルONが、ほぼできないままでした
  
車高調整で1mm以下の調整で、大きく変化す ることが体感でき新しい世界が見えました
  
次回、機会がありましたら安心できるバイクに仕上げていきたいです

 

           


                *    *    *    *    *    *    *    *    *    *    *     *    *    *

【 クリニック担当講師より 】
  
先日は、遠くからクリニックを訪ねてくださり、ありがとうございました。

    
その上、今抱えていらっしゃるライディング上の悩みや、セッティングなどで知りたい事など、要望をはっきりと出して下さり感謝しています。
お蔭様で、一緒にその悩みの症状や車両の状態を拝見できた事で、一人では知り得なかった色々な事を勉強する事が出来ました。
   
まず、左右の旋回で得意・不得意がある事については、その大部分は車両側が原因になっていて、特にフロントフォークの整列取りで解消する事は伝えましたが、フルカウル車という事もあって、時間などの関係から確認も行ないませんでした。
ただ、フロントフォーク周りのストレスを取る作業を一緒に行ない、その際に締付けトルクをより適正と思われるレベルへの修正も行ない、それらの作業の効果が併せて実感が出来た様子に、傍で見ていても嬉しく感じました。
   
オートバイで走行中には、フロントフォーク全体の動きを敏感な知覚器官である手で感じている事もあって、その整備の状態次第で オートバイ から受ける印象や特性、怖さが大きく違います。
今回は、ほんの少しの調整だけでしたが、逆にその影響の大きさを実感されたようで、オートバイの理解が深まり、良かったです。
  
また、専用エリアを自由に走ってもらっていた時から、アクセルON時にリアサスペンション が殆ど動いていない事を見て気付いていました。
アクセルON時に リアサスペンション が動かない事は、リアタイヤのグリップが得られない症状の原因になりますので、この点についての要請は無かったのですが、午後から、その点について、チェックと調整の了解を得て、他の来場者の協力を得ながら 作業を進めました。
    
その結果、リアの車高調整ボルトを 180度 反時計方向へ回して、車高を下げただけで 状況が変わった事を実感されて、少し下がり過ぎた可能性から、90度 時計方向へ回して、車高を少し上げた時の車体の動きを実感されたのも良い経験になったと思います。
サスペンション ユニットの全長が、たったの 0.3 ~ 0.6 ㎜ 程度変更するだけで、操縦性に大きな違いが生まれ、旋回時の安定性、旋回特性が変わってしまう事も実感と理解されたと思います。
   
オートバイを適切に整備して、ライダーに合わせて 適確なセッティング を行なう事は さほど難しい事ではありません。
が、何よりも大切な事は、ライダー自身が、適切な整備と 適確なセッティングの重要性を実際に体感して、それを オートバイとの会話に活かし、いつまでも楽しく安全なオートバイライフを実現する事だと私は考えています。
   
どうぞ、専用の安全なエリアで、オートバイともっと親密になる為のクリニックを、これからも 活用してください。

    
                                                                               担当講師  :  小林 裕之



【 イベント記録 】
http://gra-npo.org/document/record/2019/20191215.html