今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

三つ葉の日

2007-03-28 | 記念日
今日(3月28日)は、「三つ葉の日」
「み(3)つ(2)ば(8)」の語呂合せのようだが、どこの誰が記念日に設定したのかは知らない。
ミツバ(三つ葉、学名 Cryptotaenia japonica、英 Japanese honewort)は、セリ科多年草。別名ミツバゼリ(三つ葉芹、野蜀葵とも)。
学名クリプトタエニア(Cryptotaenia)は、ギリシャ語でクリプトは「秘密の」で、タエニアは「帯」を意味しており、これは油腺が種子の縦溝に隠れていることからだそうだ。
分布は東アジアと北アメリカの温帯部で、日本、中国、朝鮮半島に自生しているようで、日本では、九州から本州にかけて広く自生しており、山地の日陰に生える。初夏に5枚の花弁からなる白い小さな花を咲かせる。葉の形状は卵形で先が細くなり尖っている。互生し、3枚からなる複葉である。縁にはぎざぎざとした重鋸歯(鋸歯の"ぎざぎざ"が二重になっている)がある。和名の由来は葉が3つに分かれている様子からで、英語ではJapanese honewort(日本の砥石のような草=三つ葉)と言っている。
栽培の起源は明らかではないが、中国では救荒本草、農政全書に野生の野蜀葵(ミツバゼリ)を食用にするとの記載があり、わが国では貝原益軒の「花譜、菜譜」菜譜中巻 に「野蜀葵を近年食し、市にもうる」との意味の記載があるそうだ。
茎と葉が食用とされる、さわやかな香りが特徴の香味野菜。よく言われる、「ハーブ」の語源は「HERB」は、ラテン語の「HERBA」で緑の草という意味だそうで、一般的には輸入されて日本に導入された植物(樹木、草)で、食用、香料、染色などに使われる植物を指すので、その意味では、日本の伝統食文化のなかで使われてきたこのような植物もハーブに該当する。つまり、セリ(芹)、サンショウ(山椒)、シソ(紫蘇)、ヨモギ( 蓬)、ショウガ(生姜)、ワサビ(山葵)などとともに 「日本のハーブ」と言う訳だ。このミツバ食材として、使うのは、世界の中でも、日本料理と中華料理だけだそうだが、以下参考に記載の「相馬博士の作物百科」によると、中国では古くからミツバを食用にしていたが、日本では、同じ仲間のセリ(芹)が、春の七草の筆頭として、古代から食べられていたが、ミツバはどう言う訳かズット後年になってから、食べる様になったものだそうだ。そして、室町時代末期・戦国時代の農事書・清良記(作者は土居清良)には、正月の野菜として、ミツバが三つ葉芹の名前で記載されているらしく、この辺の事情を、江戸・元禄時代に貝原益軒によって書かれた大和本草は、「三つ葉は、昔は食べることを知らず、近年になって食べる様になった」と説明しているという。恐らく、室町時代以降に食用として、利用され始めたのだろう・・・と。そして、江戸時代初期(17世紀)には栽培化が進み、享保年間に、江戸の郊外・葛飾で軟化栽培が始められたようだ。
日本では、おひたしや和え物とするほか、吸い物や鍋物、丼物の具として広く用いられる。ミツバは味と香りを楽しむ野菜とも言えやはり、鮮度の良い物が要求される。β-カロテンを多く含む緑黄色野菜である。
「春や昔十五万石の城下かな」 正岡子規
今では、主にハウス水耕栽培したものが年中出荷されているが、俳句歳時記には、三葉・三葉芹は三春となっており、この時期が旬と言うべきだろう。野生のものは一般的に、ハウス栽培のものよりも大きく力強い。
以上、三つ葉の日と言うので、ミツバゼリのことを書いたが、三つ葉と言うと若い人などは三つ葉のクローバーを連想した人が多いかな??
クローバー(英:Clover)はマメ科シャジクソウ属の多年草の総称で、一般的にはシロツメクサを指すことが多いようで、この和名の"ツメクサ(白詰草)"の由来は、江戸時代にオランダから輸入されたガラス器の梱包の際に本草が詰め物として使われていたことから「詰草」と呼ばれるようになったのだそうだ。茎は地を這うように長くのび、通常、葉の数は3枚(三小葉)だが、まれに。突然変異で4枚(四小葉)になることがあるが、約10万分の一の確率でしか発見できないそうで、古来より幸運のシンボルとされているそうだが、さらに五つ葉、六つ葉も、発見数は少ないながらも確認されており、2006年現在、世界一多くの葉を持つクローバーは2002年に岩手県花巻市矢沢で発見された18枚葉のクローバーで、ギネスブックにも登録されているという。
花言葉では、四つ葉は十字架に似ていることから「幸福」の象徴とされているそうだが、、五つ葉は「経済的繁栄」、六つ葉は「地位と名声」、七つ葉は「無限の幸福」を意味するのだとか。そして、普通の三つ葉のクローバーは愛・希望・信仰を表現するという。しかし、あるジンクスに「五つ葉のクローバーを見つけると失恋する」「二つ葉のクローバーを見つけると不幸が訪れる」というものもあるようだね。以下参考に記載の「クローバー・ハンターズ」では、いろいろクローバーの研究をしているようで、9月6日をクローバーの日に設定しようとしているそうだ。
三つ葉と言うと、少し年配の人に思い出されるのは、三つ葉葵 かな?。通常「三つ葉葵」といえば徳川家の「丸に三つ葉葵」の紋を思い浮かべるが、は双葉が普通で、三つ葉のものはなく、三つ葉葵は架空のものである。葵祭に見られるようにもともと賀茂氏の象徴であり、葵紋は賀茂神社の神紋になっている。 このことを書きだすと長くなるのでももう止める。以下参考に記載の「名字と家紋_column(葵)」や「安土桃山通販_家紋ガイド}などを見られるとよい。面白い事が書いてあるよ。
最後に、ちょっと、変ったところでは、病院のレントゲン室のドアなどに見られる、黄色の地に赤い“三つ葉”のマークは、放射能および放射線に対する注意を促すためのものだよ。このことも何故このマークになったかなどは、以下参考に記載の「e-原子力:2002年度創刊号(経済産業省 | 資源エネルギー庁)」や「ぎょ(148)|ずこずこずがずが美術でわっしょい」を見るとよい。今日の話のネタにはなるだろう。これからは暖かい春、四つ葉のクローバーでも探しに出かけますか・・・d(-_^)good!!。
(画像はミツバゼリの花)
参考:
ミツバ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%90
薬味 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E5%91%B3
ミツバ / 旬マガ 旬の食材図鑑
http://www.shunmaga.jp/zukan/yasai/mitsuba/mitsuba.htm
ハーブ図鑑/代表的な日本のハーブ
http://herb.pcwebe.net/cat7/
千葉大学付属図書館・電 子 展 示 室/展 示 リ ス ト
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/~kikaku/exhibit/2000/koisho/list.html#30
相馬博士の作物百科/ミツバ ミツバセリ 三つ葉
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/nouseibu/soma/index.html
近世農書「清良記」巻七の研究
http://seibundo-pb.co.jp/mybooks/ISBN4-7924-0530-0.html
大和本草 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%92%8C%E6%9C%AC%E8%8D%89
中村学園大学 図書館
http://www.nakamura-u.ac.jp/~library/lib_data/d01.html
わたしの俳句歳時記
http://www.mysai.net/
クローバー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC
クローバー・ハンターズ
http://www5f.biglobe.ne.jp/~amuran/clhs/clhs.html
三つ葉葵 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E3%81%A4%E8%91%89%E8%91%B5
名字と家紋_column(葵)
http://www.harimaya.com/kamon/column/aoi.html
安土桃山通販_家紋ガイド
http://www.aduchimomoyama.com/guide_k.htm
e-原子力:2002年度創刊号(経済産業省 | 資源エネルギー庁)
http://www.enecho.meti.go.jp/e-ene/info/housyasen/2002/01/4_01.html
ぎょ(148)|ずこずこずがずが美術でわっしょい
http://ameblo.jp/manabunc/entry-10021951021.html

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