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グレース・ケリーがモナコ大公レーニエ3世と結婚した日

2006-04-18 | 歴史
1956年の今日(4月18日)は、 アメリカの映画俳優グレース・ケリーがモナコ大公レーニエ3世とが結婚 した日。
突如、ハリウッド女優グレース・ケリー(Grace Patricia Kelly)とモナコ大公レーニエ(Rainier)3世が婚約を発表したのは1956(昭和31)年1月5日のことであり、この日は「「シンデレラの日」とされている。このグレース・ケリーとモナコ大公レーニエ3世との結婚 のことについては、私のブログ 今日(1月5日)は「シンデレラの日」でグレース・ケリーのことを中心に書いたので、そこで見てください。今回は、一方のモナコ大公レーニエ3世とモナコ公国のことを中心に書こうと思う。
米女優グレース・ケリーとの「世紀の恋」で話題を呼んだ地中海岸のモナコ公国の元首レーニエ3世公が亡くなったのは昨2005年4月6日のことであり、その葬儀は15日正午(日本時間同午後7時)からモナコ大聖堂で行われた。公妃グレースは、1982年、52歳の時モナコの高速道路をドライブ中、心臓発作を起こして交通事故となり、意識が回復せずに翌日死亡した。大公のなきがらは16日、大聖堂地下墓地で眠るグレース妃の隣に埋葬された。<享年81歳>
モナコ公国、通称モナコは、西ヨーロッパの都市国家であり、首都モナコ市がそのまま全領土となる。モナコ公国はヴァチカン市国に次ぐ世界第2の小国。南仏アルプ・マリティーム県の中に飛び地をなす地中海に面した風光明媚な観光国。3世紀末のグリマルディ家の統治に始まる。時の大国の保護下で生き延び現在に至る。レーニエ3世は第二次大戦後の1949年26才時に即位。祖父ルイ2世の跡を継ぐ。即位7年目の1956年、“クール・ビューティー”と呼ばれたアメリカ女優グレース・ケリーと結婚。以後、モナコにはアメリカンタイプのホテルが建設され、カジノでのアメリカンゲームも普及させ、企業家よろしくモナコ公国を一大金融国家に変貌させた。フランスの地中海沿岸コート・ダジュールのイタリアとの国境近くに位置する約2Km2の国土に、3200人の住民と4100人の就業者、そして失業者はほぼ皆無とも言われる。この国の国内生産は9億ドル、650億ユーロがモナコの銀行に納められているという。1960年代初頭、特に税制特例を設け外国金融機関の誘致をした。これが富裕層を呼び込む結果となり、当時のフランス大統領ド・ゴールと対立したが、フランス人には課税することにより和解。経済協力開発機構OECDはマネー・ロンダリング問題で今なおモナコ公国を非難しているそうだ。モンテ・カルロは香港に似る。4500社の企業がモナコに本社を構えるという。
現在では、ホテル・カジノなどの観光業以外にも、精密機器などの工業も発展し、特にカジノによる国家収入は以前は95%にも達していたが、現在では5%程度になっているという。
レーニエ3世とモナコ公妃(グレース・ケリー)との間には、1957年長女カロリーヌ、1958年長男アルベール、1965年次女ステファニーが誕生している。モナコの王位継承は特殊で長男が生まれない場合、フランスへ併合することになっていたが、2002年に大公家断絶となった場合でもモナコの存続を保証する条約を締結した。そして、昨年47歳のアルベール2世(Albert II de Monaco )が、2005年3月31日、摂政に就任し、同年4月6日、レーニエ3世が逝去したため、7月12日即位式が行われた。
以下参考のモナコ政府観光会議局公式サイト によると、古代には「ヘラクレスの港」と呼ばれていたモナコのある地域には、海洋民族であり貿易の民であったフェニキア人や古代ギリシア人、さらに地中海を制覇した古代ローマ人が往来していた。 13世紀になると、現在、大公宮殿がある場所にジェノヴァ人が要塞を築き、北イタリアの影響を強く受けることになった。その後、ローマ法王派(ゲルフ党)とドイツ皇帝派(ギベリン党)の抗争が激しさを増す中、1297年、ゲルフ党であったフランソワ・グリマルディが修道僧に姿を変えて、要塞を手中におさめ、モナコ公国の基礎を築いたそうだ。 その後のモナコ統治者は以下参考のアルベール2世 (モナコ大公) のモナコ統治者の一覧を見るとよい。
日本ではローマ法王の死去のニュースは大きく報じられたが、モナコ大公のレーニエ3世に関する話題はほとんど伝えられていない。モナコ国の政体は、大公を元首とする立憲君主制である。また、フランスの保護国であり、外交・軍事はフランスが責任をもつている。1993(平成5)年、国連に加盟。2004(平成16)年、ヨーロッパ評議会のメンバーとななっている。ただし、国際連合加盟国の中で、日本と公式な国交のない2つの国のうちの1つ(もう1つは朝鮮民主主義人民共和国)である。ただし、パリにある両国大使館で接触は行われている。
私などもモナコのことは、レーニエ3世が、アメリカの大人気女優グレース・ケリーと結婚するまでは全く知らなかったよ。レーニエ大公はグレースとの結婚を旨く利用して国を企業と同じ様に大きく発展させたよね。
(画像は、映画『上流社会』1984年リバイバル時のチラシ)
参考:
モナコ政府観光会議局公式サイト monaco
http://www.monaco.or.jp/
モナコ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%82%B3
アルベール2世 (モナコ大公) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB2%E4%B8%96_(%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%82%B3%E5%A4%A7%E5%85%AC)
タックスヘイブン(オフショア)とは?
http://www.777money.com/yougo_kolumn/yougo/tax_haven.htm


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4 コメント

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モナコ王国ですか (台湾人)
2011-07-23 18:45:30
モナコ王国とハリウッドの名女優グレース・ケリーですか。

最近はモナコのアルベール2世が豪華で華麗な結婚式を挙げたことが話題になっていますよね。
返信する
アルベール2世結婚 (よーさん)
2011-07-24 09:51:54
アルベール2世の結婚式の様子はネットにたくさんアップされていますね。以下もその一つ。
YouTube-モナコ アルベール2世 結婚...レクサスオープンで市内パレード
http://www.youtube.com/watch?v=nvHF7W3m3xA

モナコ公国の君主アルベール2世の、父は、レーニエ3世、母は、元ハリウッド女優のグレース・ケリーでしたね。
アルベール2世と結婚したシャルレーヌはは、2000年シドニーオリンピックに出場し、女子4x100mメドレーリレーで5位入賞を果たしたそうだが、美人ですね。
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お返事ありがとうございます (台湾人)
2011-07-31 21:51:38
私は1983年生まれでグレース・ケリーは私の生まれる前の1982年に車の事故で帰らぬ人となりました。ちなみにフランソワ・トリュフォー監督は私の生後一年の1984年に亡くなられました。

私もモナコのステファニー王女みたいにルールや規則に縛られるのが嫌いなので、ステファニー王女みたいに自分らしさを失わず、周りに流されずに生きて行きたいです。
返信する
じぶんらしさを」失わずに (よーさん)
2011-08-31 21:21:23
台湾人さん
人間できれば、自分らしさを失わず、周りに流されずに生きてゆきたいものですね。
しかし、中には、自分の思い通り生きたくてもそうはできない人も多くいるでしょう。
今回の東北大震災の被災者たちにも・・・。
お気の毒に思います。
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