今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

世界アルツハイマーデー

2010-09-21 | 記念日
1994(平成6) 年「国際アルツハイマー病協会」(ADI.。以下参考の※1参照)は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中 心にアルツハイマー病の啓蒙を実施しているそうだ。日本では「公益社団法人認知症の人と家族の会」(=旧呆け老人をかかえる家族の会。以下参考の※2参照)が実施しているようで、同会HPの「世界アルツハイマーデー宣言」を見ると、アルツハイマー病の患者は今や世界に1500万人を数えているという。
この病気は人の脳の中の、思考、記憶、言語等を司る部分を破壊するため、患者自身はいうに及ばず、家族、友人も知的機能を失った者との精神的、肉体的、経済的関わりのなかで日々戦いを余儀なくされている。アルツハイマー病および痴呆症に至る他の諸疾患については、治療も原因も解明されておらず、全世界の科学者による幅広い研究がつづけられているが、同会は、このような患者とその家族に対して、理解をもって生活の質の権利を擁護すべく、これらの諸疾患に関する世界的啓蒙の普及を図ると共に、地球規模での理解と把握につとめ、患者と家族への支援を推進するための努力と働きかけをしているようだ。 
先天的に脳の器質的障害があり、運動の障害や知能発達面での障害などが現れる状態である知的障害のある気の毒な人もいるが、私たちのようなもともと知的障害のない人間でも、歳をとるとともに、次第に記憶力も弱くなり、それが進むと、子供の名前さえ判らなくなるほどの酷い状態になることがある。そのような後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達していた知能が低下した状態を、かって、日本では「ボケ」とか「痴呆(ちほう)」とかいっていたが、老人などのこのような症状を「ボケ」とか「痴呆」という言葉で表現するのは差別的・侮蔑的であるということから、2004(平成16)年以降、学術用語・行政用語としては「認知症」という用語に置き換えて使用されているようだ(詳細についてはWikipedia のここ⇒#名称変更の項を参照)。
「認知症」の狭義の意味としては「知能が後天的に低下した状態」の事を指すが、医学的には「知能」の他に「記憶」「見当識」の障害や人格障害を伴った症候群として定義されるようだ。単に老化に伴って物覚えが悪くなるといった誰にでも起きる現象は含まず、病的に能力が低下するもののみをさすようだ。又、統合失調症などによる判断力の低下も、認知症には含まれないが、逆に、頭部の外傷により知能が低下した場合などは認知症と呼ばれるのだという。つまり、専門家・医学界などでは、「認知症」と「痴呆症」とは、明確に区分しているようであるが、「認知症の人と家族の会=(=旧呆け老人をかかえる家族の会)」などでは「認知症」「痴呆」「ぼけ」は同義語です(編者)・・・としており、その症状や発生要因がどうであろうと痴呆の症状が発症いる人を介護している家族にとっては、専門的な区分などどうでもよいことだろう。世話をするのが大変なことにはちがいないのだから・・・。
日本の高齢者(65歳以上)での認知症の有病率は3.0〜8.8%(調査によってばらつきが大きい)。高齢化が進んでいる現状からすると2026年には10%に上昇するとの恐ろしい推計もあるそうで、年間発症率は65歳以上で1〜2%。年間発症率は75歳を超えると急に高まり、65〜69歳では1%以下だが、80〜84歳では8%にも上るという(Wikipedia)。
このような認知機能(以下参考の※3参照)低下、人格の変化を主な症状とする認知症の一種に、最近よくいわれる「アルツハイマー型認知症」があるが、痴ほうは、アルツハイマー型老年痴ほうと、脳血管性痴ほう(小さな脳こうそくの繰り返しらしい。以下参考の※4:「認知症の基礎知識」の認知症と脳血管障害のところを参照)で9割を占めるといわれているようだ(以下参考の※5参照)。日本では、かって脳血管障害による認知症の方が、アルツハイマー病よりも多いと言われていたが、最近ではその割合が逆転し、アルツハイマー型の方が多いそうだ。
アルツハイマー型には、アルツハイマー型老年認知症といわれるものの他に、家族性アルツハイマー病(FAD)といわれるものもあるが、こちらはアルツハイマー型認知症の中でもごく少数で、常染色体の遺伝により、30~60歳、特に特に50 - 54歳位での発症例が多いらしいが、アルツハイマー型老年認知症は、老年期(通常60歳以上)に発症し、アルツハイマー型認知症の中の大部分を占め、老年期の認知症では、約80%が疑われているというから、今、現在、認知症でない人でも十分な警戒が必要だろうね~。
このような認知機能(以下参考の※3参照)低下、人格の変化を主な症状とする認知症の一種に、「アルツハイマー型認知症」があり、この「アルツハイマー型」の名は、最初の症例報告を行ったドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーに由来しているもので、日本では、認知症のうちでも脳血管性認知症(以下参考の※4:「認知症の基礎知識」の認知症と脳血管障害のところを参照)、レビー小体病と並び。その中でも最も多いタイプがこの型だ。そして、アルツハイマー型認知症には、家族性アルツハイマー病(FAD)といわれるものと、アルツハイマー型老年認知症といわれるものの2つのタイプがあり、前者はアルツハイマー型認知症の中でもごく少数で、常染色体の遺伝により、30~60歳、特に特に50 - 54歳位での発症例が多いらしいが、後者は 老年期(通常60歳以上)に発症し、アルツハイマー型認知症の中の大部分を占め、老年期の認知症では、約80%がこの型と疑われているというから、今現在、認知症でない人でも十分な警戒が必要だろうね~。
実は、今日この話をブログで書いたのは、私がまだ現役の50代半ばに、最後のお勤めで九州へ赴任していたとき、原因(頭痛だったと思うがなぜかよく覚えていない)は何だったかよく覚えていないのだが、初めて、九州の地元のかなり大きな病院で診察してもらったとき、何か急に、CT(コンピュータ断層撮影)による頭部断面レントゲン検査をしようといわれ、即日検査をしてくれたが、その結果を聞くと、自分が病院へ診てもらいにいった病気の症状のこととは関係なく、今撮ったばかりのレントゲン写真を見せられ、脳と頭部の間に隙間が出来ており、これは「アルツハイマーの初期症状だ・・・」などといわれた。そして、この状態が進行するといつか痴呆症になるので注意しなさいなどと言われ、ショックを受けたことを思い出したからである。そのことを、家人に話すと、家人もずいぶん心配し、私は少々短気なところがあるので、「短気な男性は痴ほうになると暴力を揮う人が多いそうだ」と聞いていると言って、なにかあると定年退職後、家にいて、ボウッとしているとボケ(痴ほう)が進むので気をつけてくださいよ・・と注意されていた。
しかし、ノー天気な私は、その後も、そんなことなど余り気にもせず、CTやMRYによる再検査などもしないまま今日まで来たが、その当時から15年以上も経過した今でも特別気になる症状は出ておらず、一体あれは、なんだったのか?と未だに判らないまま不思議に思っている。とはいえ、やはり、歳のせいだろう、歳相応に記憶力は確実に衰えているようだ。私は、どちらかと言うともともと若い頃から、余り、歴史上の人物の名前や、年代などよく覚えられないタイプの人間(覚えることより考える方のタイプ)だから、余計に、物覚えが悪くなるのだろう・・・。ただボケ(=痴ほう症)は「記憶障害による知的判断力の低下の為に社会生活が困難」な状態をいうものだから、中年以降になって人や物の名前をすぐ思い出せなったからといっても、これは単に記憶力の低下、いわば脳の老化現象の代表である健忘といわれるものであって、「痴呆」ではないので、特別、ボケの始まりと心配することはないのだが、ただその症状が月単位で進んでいったり、日常生活に支障を来すようになってきたりした場合には認知症の疑いがあるので、医者に相談をしなければいけないだろう。
誰でも現役から退くと、どうしても人とのつながりも少なくなり、頭や体を使うこともなくなっていく。高齢になったからと言って知能機能が低下するわけではないが、やはり、日常の生活習慣・・・食習慣、運動習慣、知的生活習慣など、年相応のことに努力し、夫婦で痴呆症になって子供たち家族に世話をかけないよう努力しようと誓い合っているのだが・・・。
私は、先にも書いた、現役最後の方で、九州にいたとき、仕事柄数日の宿泊を伴なう出張が多かったので、家人が知らない土地で1人いるのは寂しいだろうと、暇なとき用に私のパソコンのゲームをやらせていたが、その頃、ちょうど、テレビゲームの中古販売店があちこちに出来始め、又、近くの大きな神社の市などに小さな子供たちが使い古しのゲーム機やソフトを本当に安い値段で処分に来ていたので、パズルゲームを中心にいろんな機種の中古のゲームソフトを大量に買い集めておいた。それも、年をとった家人でも出来るようにと操作が容易なものや、特に思考型のパズル系統のものが殆どである。
最近はテレビも見ようと思うような良い番組もなくなったので、夕食後などは、夫婦で、買い集めておいた中古のテレビゲームを楽しんでいるが、これは、結構、反射神経や思考力を保つために良いものだと思っている。昼間は、私は、このようなブログを書いたりしているが、これも、もともと人に読んでもらうというよりも、書くために本を読んだりネット上を色々検索したりして、自分流にまとめて書く・・つまり、脳トレのつもりでしているものである。編み物教室をしていたことのある家人は、趣味の編み物で、嫁や孫の着る物を作って楽しんでいる。これも、結構頭のトレーニングにはなるようだ。又、夕食後の散歩(ウオーキング)や体調の良い日は、裏山登山のほか遠方へのテクテク歩きもしているので、どちらかと言うと周囲の同じような年代の人達よりは、精神的にも肉体的にも若いのではないかと思っている。ただ親戚にも痴呆症により夜中に俳諧を繰り返し、世話をしている人も看護疲れから、最後には介護施設のお世話にならざるをえなかった事例も見ているし、回りを見渡せば、知り合いや近所の人達の中に、80歳を超えた人、特にその頃になって、連れ合いをなくした人などには、精神的なショックが影響したからであろう、それまで、本当に元気にしっかりとした生活していた人が、急に痴ほう症状となっている人も多くいる。私達も今元気に過ごしているが、これから先どうなるか・・?この問題は人ごとではなく私たち夫婦にとっても最も気がかりなことではある。
(冒頭の画像は、通常の老人の脳(左)とアルツハイマー型認知症患者の脳(右)。解剖学的な特徴の違いを示しており、アルツハイマー型認知症患者は大脳皮質海馬の萎縮、および脳室の拡大が見られるようになるという。Wikipediaより)
参考:
※1:国際アルツハイマー病協会
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/newsadi.htm
※2:公益社団法人認知症の人と家族の会
http://www.alzheimer.or.jp/jp/kokusai/alz_day.htm
※3:健康長寿ネット−認知機能の老化
http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000300/hpg000000217.htm
※4:鹿児島大リハビリテーション医学>リハビリの窓から>第5回:ボケはよくなる?
http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~rehabil/koza/window/990705.html
※ 5:認知症の基礎知識
http://www.icatgroup.com/nintisyou/archives.php
認知症なんでもサイト
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/boke2.htm
教えて!認知症予防
http://www.ninchisho.jp/index.html
認知症- Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87#.E5.90.8D.E7.A7.B0.E5.A4.89.E6.9B.B4

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