本日開花なり

季節のうつろいの中で、日々健気に育っている大好きな植物たちの様子を綴っています

9月30日「ヒガンバナ」

2005-10-09 | 球根草花
No.243
幼い頃、私もきっと誰かに「この花は縁起が悪い花だよ~」と吹き込まれたに違いありません。
そうでなければ、なんの先入観もない者がこの花を見て、そういう印象を抱くものでしょうか…
百恵さんの「曼珠沙華~♪」(シャゲではなくシャカ)の歌声を聞いてからは、それほどでもなくなったとは言え、やはりあまり好みの花ではありませんでした。

でも縁あって、この花を引っ越しする時に頂いてきてしまったのです。
出来るだけ目の付かぬ場所に、転々と狭い庭を何回移動したでしょう。
そのうち無くなるかな…の思いもどこかにあったかも、正直。

昨年のヒガンバナが咲く頃、あるサイトでこの花の韓国名が「サンチョ(相思華)」であるということを知りました。
「花は葉を思い、葉は花を思う」
何と哀愁ただよう名前でしょう!
これだけのことで、この花への思い入れが強くなった私です。
目に付くいい場所に移そうと思っているんです。

ほんの単純なことで、好き嫌いの違いって生じるのですね。
(撮影日10/1)
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3 コメント

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Unknown (mico)
2005-10-10 14:38:22
絵あたしも子供の頃の印象から

あまり好きではありませんでしたが

最近好きになりました。

この花には毒があるので子供を近づけないために大人が言っていたのかも知れませんね。
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きれいなのに (totto200511)
2005-10-10 18:20:15
好きなのに

とても この時期を楽しみにしているんです。

どうして 仏さま ばかりの花のように思うのかと。

彼岸の頃 ほんとに 忘れないで咲いて

終わると 葉が出てきて 一緒でないこと。

花は葉を思い・・・そうなんでしょうね。

そんな お話を聞くと 更に好きに。
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お返事 (Yoyo)
2005-10-11 20:58:29
micoさんへ

>この花には毒があるので…

そういった配慮から言い伝えられていたとは…なるほど、納得です。



micoさんはどうして最近になって好きになられたのかしら~



私も以前はあまり好まなかったけれど、最近になってとても好きになったという花がたくさんあります。

吉谷桂子さんのご本の中に「育てたこともない花の悪口は禁物です」というくだりがあるんですけど、ホントにその通りだと思う今日この頃です!





tottoさんへ

思えばこの花、まさに燃える秋そのもので情熱的で、また秋雨の日にはしっとりした味わい深さがあり…魅力一杯の花ですよね。



tottoさんもお好きな花でしたか~



花期が短いのが残念だと思えるくらい惹かれつつあるんですよ、私も
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