サブの初七日の夜、夢を見ました。
真っ暗な中、私は一人でどこかわからない所を歩いていると、ひとりの住人に出会いました。「薄茶色のアメリカンショートヘアならこの先の公園にいたよ」。なぜ私が薄茶の猫を飼っていたって知っているの?別に猫を探しに来たんじゃないし・・。ここはどこ?あなたは誰?不思議に思いながらも、歩き出すと公園があり、ベンチの上にサブと同じ毛色のアメリカンショートヘアが座ってじっとこちらを見ていました。あぁこの猫のことね。あたりは真っ暗なのにその猫の周囲は明るく、はっきり体が観察できたの。
「サブちゃんかな?」サブならば、私を見ると「おねちゃ~ん」と声を出すか、すり寄ってくるはず。なのにその猫は私を見ても何の反応もない。やはり別の猫だ。毛の模様を見ると後足に白い部分がある。でもサブの白い部分はそんなに多くない。「サブちゃんは死んだんだし、あの子はサブじゃない」そう思って、ワタシはまた歩き始めたの。ここで目が覚めた。
起きてからしばらく、夢の中の猫のことが頭から離れなかった。
・初七日の夢に同じ種類の別の猫が出てくる必要なんてあるのか?
・弱っていて反応できなかっただけで、あれはサブだったんじゃないか?
・近くに寄って、毛並みの特徴をつぶさに観察するべきじゃなかったか?
・抱いたり声掛けしていたら、サブだと確認できたんじゃないか?
私はなぜ声を掛けなかったんだろう?それは多分、サブの死を受け入れられたからだと思う。もしもあの猫がサブで、夢が正夢だったら、病気のサブちゃんは再び死に面することになる。せっかく穏やかに逝けたのに、今度はひどく苦しむかもしれない。それは避けたい。サブちゃんは最高の一生を送り、幸せに天国へ行ったんだよ。生き返ってもそれ以上のことはないんだよ。私にはわかるの。
サブちゃんの棺に収まりきらなかったコスモス。これはサブからのプレゼントと思うの。
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サブちゃんは永遠に私の心の猫。