春は 指頭にありて 已十分
はるは しとうにありて すでにじゅうぶん
庭を見れば 手を伸ばした指先に 梅が咲いて 春が来ていた
あちらこちらへ 出かけなくても すぐそばに春が来ていたという事なんでしょう
仁和寺さんのお軸で
大きなお軸です
茶室ではかけれません
花は黒文字と 四箇村
緑の葉の枝は 今日生徒さんが何の花かわからないと
持ってこられた枝です
小さなピンクのつぼみがついています
椿の葉のようにつるつるではなく ザラザラしています
花が咲いたら調べてみます
床が大きいので もろ飾りに
節分が近いので お福さんを ・・・
楽焼です
古い箱 養生箱
道具の箱は好きですね
最近 字がよく読めるようになったので 古い箱が面白いです
そこから また 枝葉が出て いろんなことが勉強になります
これは
お福赤楽
御香合
寸松庵
旧蔵 蔵の前の字が今一 ?
所蔵か ? 旧蔵か ?
寸松庵というのは 有名な色紙があります
仮名書の古筆
日本三色紙の一つで
平安時代の紀貫之の書とか ・・・
各地の美術館所蔵品になっています
三色紙は平安時代の仮名書 継色紙 寸松庵色紙 升色紙
堺のお寺の襖に36枚張られていたうちの12枚を所蔵していた
武将で 茶人の佐久間将監実勝が 隠居所として建てた茶室が寸松庵で
そこから 寸松庵色紙の名がついたとか
でも 本当は 紀貫之ではないかも ?
色々な説があるようですが ?
この寸松庵のある大徳寺の龍光院は拝観謝絶のお寺で
日本の国宝茶室の一つがここにあります
密庵 みったん
小堀遠州作の茶室で
綺麗さび 武家茶 躙り口がなく 貴人口だけ
千家の 利休さんの茶室と大分違いますね
大山崎に国宝の茶室 待庵があります
これは 利休さんの建てた茶室
此方は1か月前に申し込めば見せていただけます
阪急の駅の近くに資料館があって そこに待庵の実物大のレプリカがあります
意外に ここがいいですよ
大山崎は 朝日ビールの美術館もあり なかなか楽しめるところです
あとは 犬山の如庵
ここは 広々としていて 見どころ満載でしたよ
お庭も良かった
如庵茶会もありますよね
なかなかコロナで お茶会もできませんが
光悦会 大師会 如庵会 いいですね