お茶会やお茶事の時に
どんなお席にするか ・・・
色々お約束事があり
よく言われたことは
同じものを二つ使わない それなら三つ
大徳寺さんのお軸にお茶杓 使うなら もう一つ 大徳寺を とか
お軸と茶杓は他流は使わないように ・・・ とか
それでも 内々の茶事とか 流派関係ないお茶席では使いますけれど
裏千家として釜をかけるときはという事でしょうね
先日 お稽古の時 東下りのお軸 駿河をかけたとき
お炭手前の方が 八つ橋の香合を使われました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/22/0dbc56b9d5ce10cd55e7866c0c1d28b1.jpg)
棚に 大蓋 釣瓶 葉ふた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/4f/1292aaf77997af3adbcf1f0bdf1653ef.jpg)
並んでましたので もし お点前の方が釣瓶を使われたら
筒井筒で 伊勢物語が 三つになったでしょうけれど
残念ながら 大蓋を使われました
筒井筒 井筒にかけし まろがたけ 過ぎにけらしな 妹見ざる間に |
筒井筒は登場人物は業平ではなく
それなら 茶杓の銘を 筒井筒 ・・・ という事になりました
花入れなら 伊勢物語の 千尋影があるんですが
我が門に 千尋ある陰を 植えゑつれば
夏冬たれか 隠れざるべき
夏冬たれか 隠れざるべき
千尋影は時無しですから
こういう歌の世界は面白いですよね
お茶席の中で 上の句 下の句 で 問答できれば楽しいかも
亭主 上の句 お客 下の句
それに合わせてのお道具組で
お客も お道具組を見て その日のテーマをちゃんと受け取れる
そうなれば 面白いな 真剣勝負で
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