本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝」レイ・クロック、ロバート・アンダーソン共著

2011-08-26 05:12:37 | 本・雑誌、読書
今週火曜日の福岡、夕方から夜半にかけ大雨でした。大雨の中、移動をして大切な本を濡らしてしまいました。
厚い本がフニャフニャになっています。・・・この本「成功はゴミ箱の中に」
ユニクロ代表柳井さんのお勧めの本のうちの一冊。月並みな表現で申し訳ありませんが、秀逸!!
自炊してiPadに入れて持ち歩きたいです。

マクドナルドに出会い、アメリカの食文化を変えたと言われるほどに事業を成功させるまで、さらに拡大を目指す姿が、しっかりと描かれています。
他の追随を許さないクロック氏の具体的営業スキルやマクドナルドの人材育成方法などをもっと知りたくなりました。

現場を大切にして、他とは異なる発想を持って正攻法で前に突き進む経営。何が大きな成長をもたらしたか?
もっともっと知りたいと思いながらいつの間にかかなりのページを読み進めていました。

巻頭、ユニクロの柳井正氏が「はじめに」を書いていますが、その中でこの本を「ベンチャーとは何か、商売とは何かを知ることができ、またエンターテインメントの評伝としても楽しめる本」としていますが、”まさに”です。

柳井正氏の「一勝九敗」を読んで、ブログを書いた際に、カッキ―さんからこの本をお薦めいただきましたが、私も「皆さん是非読んでみてください。」です。

「一勝九敗」

本日金曜日、本は乾きましたが、フニャフニャは解消せず・・(泣)

コメント (4)
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蕎麦「なか原」 ~佐賀へ

2011-08-21 18:29:08 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
佐賀へ行ってきました。

お昼近くに目的地近くの佐賀市でお蕎麦を食べました。

有名なお店のようです。

賛否両論あるようです。

お店の雰囲気とお蕎麦を味わいました。

なぜかごぼう天そばを注文しました。
ざるを食べないとお蕎麦の味は語れないかな・・
通じゃないので偉そうなこと言えないし・・

テーブル席と奥に小上がり、テーブル席の写真撮れませんでしたが、なかなかいい雰囲気でした。





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政策的事業・政策的補助金への「?(はてな)」

2011-08-19 19:12:17 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
厚生労働省のチラシ
「中小企業最低賃金引上げ支援対策費補助金 業務改善助成金のご案内」を見つけ、目がテンになってしまいました。

まず支給要件は
①事業場内で最も低い時間給を4年以内に800円以上とする計画を作成し、実施すること。
②申請年度の業務改善(賃金制度の整備、就業規則の作成・改正、労働能率の増進に資する設備・器具の導入、研修等)に係る計画を作成し、実施すること。
そして支給額は上記業務改善の経費の2分の1(下限5万円、上限100万円)

経営状況が悪い中小企業は、パート、アルバイトの賃金を最低賃金ぎりぎりのところに据え置いているところばかり。
労働相談を受けるとだいたい最賃同様額を受け取っている方ばかり。
どうしてもやっていけないところはともかく、本来もっと削れる経費がありそうな企業も人件費は押さえこむ方がいい!みたいな発想で、それじゃ駄目でしょうと思うのですが。
それで国が補助金を出して賃金を上げる??? 「はあ?」ですよ。
一度引き上げたものは容易に下げられません。上げようと思うのなら、会社の責任ある立場の方々が今後の経営方針をしっかり考えてどうするかを考えなければならないものでは?
それを税金で奨励する? 
経営に関わらないものが言うのもなんですが、そんな補助金、傲慢だと思いますし、これは「やってます!」を見せるための政策では?
大した予算じゃないでしょうなんて言う人がいたら、家計で細かく節約してそれなりのお金を貯めたの逆パターンを想像してください。
このような事業が山のようにあって、国の財政を蝕んでいるのでは?
高齢化により社会保障費が膨らんで、財政節約にも限界があるような意見も出ているけれど、
これまで作ってきた各種政策補助金。受け取る側が頼り切って切れるに切れないものばかりになって、見直すのが大変だから、効果が少ないなんて言っているんじゃないですかね。

過去の補助金の見直しが難しかったら、せめて新しい補助金を作らないように納税者が監視しておかないといけませんが、
弱者保護を名目に、且つ政策決定過程がわかりにくいことをいいことに、無駄が生み出されているように感じるのは私だけでしょうか?
ある面これは地方も同じですから、まああまり大きな声で言えないところもありますが。

ところでこの補助金、うまく活用できるというところがありましたら、ご利用くださいませ。
できてしまったものですから、変なところに利用してもらうよりも、きちんとコントロールしてうまく利用できると考えられたところに使って欲しいですね。



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「日本企業にいま大切なこと」野中郁次郎、遠藤功著

2011-08-16 23:53:27 | 本・雑誌、読書
「失敗の本質」の野中先生と「見える化」の遠藤先生の本ですからおもしろくないはずはない。
特に野中先生の章は、ふむふむと読みました。

とはいいながら、やはり東日本大震災で傷ついた日本人の心をいたわったものであり、日本人は頑張れるという論調はいまの時期だからしょうがないのかなという感じを持ったのも事実です。

最近盛んに言われる現場力も確かに日本は優れたものを持っているとは思うものの、やはり(本の中にもありましたが)、それだけでは対処療法にしかなりません。日本の将来像をしっかりと描く人が出てこなければ、日本はこのまま沈んでしまうのかもしれません。
しかし、そのような人が出てくる兆しがあるか?
政治の世界はもちろん期待できませんし、企業活動、特に既存の大企業の中から出てくるとも考えにくい。

元気の出る本ではあるものの、もっと具体的にこうしようとというのが欲しいと思いました。

しかし、このお二方の先生にそのような役割は期待されておりませんので、私の思いはちょっと的外れですが・・

いま(考えるべき)大切なことについて、多方面から論じられており、今後のことを考えていく際に参考となるメニュー出し的な本だなと思いました。

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半年に一度の棚卸し

2011-08-14 13:34:53 | 日記(日々の出来事)
ブログを1週間休んでしまいました。
これぞっと思う書きたいことがなかったし、まあいいかって気持ちになったこともありまして・・

お盆です。といっても私にとっては、通勤客が少なかったことや電話が少なくて仕事が少し暇だったこと以外、特にお休みがあるわけでもなく特別なことは何もなかったのですが・・。

そうは言っても気分は「盆と正月」的なものがありまして、お正月から半年(ぜんぜん半年ではありませんが年2回ということで)、本や雑誌で散らかり放題の部屋の見直し、日々の生活の見直しなどなど、いわゆる生活の棚卸をしてみました。

部屋は、読みかけの本や気になっている本、印象深かったのでもう一度読みたい本で溢れております。
これはもうご想像のとおり、ほとんどの本が再度開かれることなく、そのうち捨てられる運命にあります。
それで、決心がついた時は、えいっと捨ててしまうのですが、今回はその気力はなく、本は手つかずです。
まあ読みたくなった時に探しやすいようにちょっと場所替えをしたくらいです。やれやれ・・

さて日々の生活の方は、たぶんお正月の時点でも同じことを考えただろうこと、「こんどこそ継続」を心に誓ったというくらいでしょうか・・

結局、気持ちはすごくやった感があるのですが、こうして文字にしてみるとたいして何事もなく、何もやっていない状態だということがわかるのですが、この「すごくやった感」が大事で、新たな気持ちになったというか、明日からやる気が出たというか、すっきりしています。

昔から折々の儀式というか、慣習、風習が大事にされてきたのは、それに併せて自分を見直し、そこで過去を整理して前を向く意味もあった・・というのをいつか聞いたような聞かないような・・

とにかく自分はミニ棚卸しのようなものができて、気分すっきりです。


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「柳井正の希望を持とう」柳井正著

2011-08-07 17:17:06 | 本・雑誌、読書
「一勝九敗」を読んで続けて読みました。

最後の「危機に際してのリーダーの役割-あとがきに代えて」というところで書かれていたこと

「企業の経営が順調な時は、経営者も社員も晴れ晴れとした顔で、安心しながら働いている。ほっとひと息ついているように見える。
しかし、私の経験から言えば、そんな時がいちばん危ない。危機のさなかにいる時よりも、一見、順調に推移しているほうがはるかに危険な状況なのだ。経営者や社員が『仕事は順調だ』と安心して、のんびりしている間、会社という船は実は少しずつ沈み続けている。」

また

「東日本大震災の後、危機の時代におけるリーダーシップが問われている。危機に際して、リーダーは何をすべきかが議論されている。それは悪いことではない、しかし、思うに、危機的な状況はいつの時代にも、どんな人間にも、おそいかかってくるものだ。今だけが危険なのではない。誰もが経験することだ。」

成功しても決してそれが続くものだと考えない。
どんな大きな危機も普段起こっている危機と何ら変わりがない。

常に気を引き締めて経営に当たられているんでしょうね。

こういうふうに考えると気が休まらないだろうなと思う反面、これが普通だと考えるとどんな状況に直面しても冷静に対応できるかもしれないと思います。

現場をすべてと考えること、社員は決して優秀なひとばかりではなくてその人たちをどう活かしていくかと考えること

特別なことをしているわけではなくて、みんなが当たり前と思っている事をとことん極めること

それがあってユニクロの成長があるんでしょう。

優秀じゃなくても自分が何をすべきかを考え続け、自分が納得できる仕事をすることが大事かもしれないなあとか、

自分はいま与えられた仕事を100%やっているか、もっとできることがあるんじゃないかとか、

もう少しがんばってみようかなって思わせてくれる本でした。


コメント (1)
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「一勝九敗」柳井正著

2011-08-03 12:59:28 | 本・雑誌、読書
とってもわくわくします。
経営だから命を取られることはないので、例えが大げさもしれませんが、経営者は戦国時代の大将と同じ気持ちじゃないかなっとふっと思ってしまいます。

失敗すれば借金を抱えることはもちろん、かなり大きなリスクがあるにもかかわらず、常に次のステップを頭に置きながら、且つ足元を固める。

自分の能力が足りないから頭の良い人を採用する。
頭の良い人が必ずしもすべて優れているわけではない。

現場が大事、お客様が大事。

ユニクロの成功を知っているから、すごい経営者だと思って読んでいるところがないとは言えませんが、
とにかく面白い。

2003年に出版された本ですから、いまのユニクロがどうかはわからないし、
企業の実態が本当はどうなのかもしらない。…並の従業員にとってはかなり厳しい職場かな?

でもそんなことはどうでもよくて、この方の生き方、自分はとても素敵だと感じました。

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「なでしこ」を解き放とう・・あらあら腹が立つ!! 2011年7月31日西日本新聞朝刊から

2011-08-01 22:50:58 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
昨日の新聞、おまけにローカル新聞で申し訳ないですが、ずっと引っかかっているので、やはり書くことにしました。

西日本新聞という福岡を中心に発行されている地方紙の日曜版で「提論 明日へ」という連載をやっていまして、全国的に名前の通った方が毎回、九州の未来を考えた提言をされております。

昨日は「デフレの正体」がベストセラーになった日本政策投資銀行の藻谷浩介さんが登場していました。

「なでしこジャパン」の活躍から女性の活躍について語ったものですが・・

『・・なでしこの勝利は、確かに日本女性の快挙であったが、それ以上に「人間」というもののすごさ、運動能力や集中力やチームワークの極限を、感動とともに示してくれたのではなかったろうか。』

そうだろうと思います。

『ひるがえって考えてみたい。サッカーやゴルフやマラソン、テニスやソフトボールやスケートでも繰り返し示されている、日本女性の世界に伍す力。この「人間」としての力を、皆さんの地域や会社は引き出しているだろうか。その集中力を、団結力を、どんなときでもあきらめない前向きな思いを、地域や会社のパワーにできているだろうか。できていないとすれば、それはなぜか。女性の力を、押し込めてしまっているのは何なのだろうか。』

この辺りで少しばかりそうか~?っとなりますが、まだまだ女性が活躍できていないのは確かですからよしとします。

『女性の活躍を阻む仕組み、その一つが、女性を「人間」である以前に、「女」であると見て論評する習慣だ。』

はあ? 今回なでしこジャパンのインタビューで本来優勝をしたスポーツ選手に聞くべきことではないプライベートな話ばかりが尋ねられていて、何なの?っという批判はあちこちで目にしましたが・・

『人間として見るべき相手を、なぜか女性として意識し、男性としての目で評価してしまう。この職業人としてあるまじき「公私混同」が、日本人の半数強を占める女性の力を押し込め、国全体の活力を大きく損なっている。』

もしこれにそうだなあと頷く男性がいるとしたら、なんじゃそれですよ。

なでしこジャパンの皆さんにおバカな質問をしたのはマスコミのおバカな人たち・・これについては話題になっているくらい男性だっておかしいと思う人が多い。
職場のさばける女性を単に「女」とみているのは、仕事のできないセクハラおやじ。

そもそもこの記事は男性読者向け? 
女性だって新聞読みますけど・・

最後の締めが決まってますよ。

『あなたのすぐ横にいるなでしこたちを、思う存分に走り回れるフィールドに解き放ってあげられるか。考えを改めて一歩前に進む度量が、日本の、九州の未来を確実に変える。』

はあ~~です。
ここの「あなた」は明らかに男性のこと? 
フィールドに「解き放ってあげる」?? あげられなくても結構です。

「一歩前に進む度量」? 百歩譲ってこの段落を肯定的に見たとして・・女性を普通に処するに「度量」がいる?

残念ながら日本はもはや女性の力がなければ元気になりません。
解き放ってあげるなんて上から目線で女性を見ている男性が女性の活躍を、日本の発展をじゃましていると思うんですけど・・

いやはや小さい時から男尊女卑で育てられた方々の意識が変わるのはなかなか難しいことです。

ちなみに職場で女性の活躍を阻んでいるのは、家事と育児・学校行事などの負担だと思っています。

仕事が終わって家に帰り、夕食の準備をしつつ、子どもと精一杯お話している妻をソファーで寝っ転がりながらビール飲んでテレビを見て、知らんぷりしてません?

妻は仕事が終わって急いで保育園に子どもを迎えに行くのに、じゃ飲んで帰るかって仕事帰りに飲んでません?

身の回りの雑事はたとえ分担するとしても男女同等の負担であるべきでは?
また、人間一人を育てる大事業はその人間を誕生させたお二人が共同で担うべきでは?

これってどれくらい前から言われ続けてきたでしょう? 

変わりませんよね・・

それでも・・

女性は、子どもを寝かしつけてから、持ち帰った仕事してますよ・・
次を目指して勉強してますよ・・


ふう・・書いてみたら思っていた以上に怒ってました。


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