最近、語学の勉強に気分的に追われ(実際はできていないということです)、余裕がありません。
仕事の方も追い込まれたり、寝過して乗り越したなんてことはありませんが、「やれやれ」と思うことはしょっちゅうで、落ち込んでいました。
しかし、お休みで復活・・かな?休日は身体を休めることよりも頭を休めるために重要ですね。
考え続けるためには、タコつぼにはまりこまないことが大切。
組織の中で常に活動していると世間では「おかしい」事が見えなくなってくる。
ですから休日にまったく違うことをして、「ハッ」と気付くことが大切ですね。
クリエイティブな仕事をしている方は、特にそうかもしれませんね。・・無縁の世界ですが・・
さて、昨日、ソーシャル・コミュニケーター養成講座第2回目に参加しました。
九州大学キャリア支援センターが主催しているもので、受講生は九州大学の学生さんが多く、参加者の中で若干異質な存在になっていますが、2回目になって気にならなくなりました。
あと1回を残していますが、非常にうまく組まれた講座で、企画を作った方に脱帽です。
電通さんが協力されており、講師も電通さんの方が多いのですが、巨大企業の力、層の厚さをまざまざと見せつけられております。
福岡あるいは九州=いなかだってことも。
昨日は3つの講義がありどれも得るものありましたが、マザーハウス取締役副社長の山崎大祐氏の講演は圧巻でした。
会場にはマザーハウス、あるいは社会活動信者のような方もちらほら見られ、嫌な感じだったのですが、マザーハウスの事業自体はどこにでもありがちな熱意先行のミニ商売とは全く違う、計算されたものでした。
ちなみに善意を表に出して熱心に語られるものをあまり好きになれません(100%私の偏見です)。
キーワードだけをいうと「(事業、会社に)ストーリー性を持たせる」「社会企業、フェアトレードという言葉を自社では使わない」など、聞いてしまえば当たり前のことなのですが、他社ができていないことをやっておられました。
社会的な活動をする方というよりは事業をされている方が参考になることが満載でした。
事業を始めるに当たってバングラディシュを見に行かれるなど、現場を自分で確認されており、大きなことをいって現場をほっぽらかしの皆さんが多い中で、「やっぱり違い」ました。
それで、講演がおわってそのまま近くの本屋に行って、社長である山口絵理子氏の「裸で生きる」をコソコソ(参加者に見つかって講演聞いて買っているなと思われると恥ずかしい)買って帰りました。
本を読んでみて、多少話が違うところもありました(記憶違い?)。
一般論ですが、企業だからピュアでは存続が難しいし、企業価値を上げるために脚色もあるかもしれない。(今回の講演がそうだったかどうかは、私にはわかりません。)
でも少なくともこの種のテーマでは、感動があって、自分に活かせるヒントがあるっていうのが、いい講演だと思います。
まさに秀逸の講演でした。