本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

国際知識経済都市会議in Fukuokaの案内をいただいたのでご紹介しちゃいます。

2010-06-29 01:40:33 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
一度お会いしただけですが、とても素敵だなあと思ってブログなどで活動を追っかけている方からいただいた案内をご紹介します。

転送歓迎ってことだったんで・・

定員100名、基調講演が出井伸之氏(クオンタムリープ㈱CEO 元ソニー㈱CEO)なので参加枠がまだ大丈夫かどうかはわかりませんが、

国際知識経済都市会議in Fukuoka (公開プログラム)

.日  時  平成22年7月7日(水) 8:30~12:30
(受付開始 8:00)

2.会  場  アクロス福岡4階 「国際会議場」(福岡市中央区天神1-1-1)

3.プログラム
○調査研究プレゼンテーション
『リサーチユニバーシティとナレッジリージョン』
○基調講演 出井伸之氏(クオンタムリープ㈱CEO 元ソニー㈱CEO)
○地域リーダーズフォーラム

4.申込先
国際知識経済都市会議実行委員会事務局
(関係者受付担当:福岡アジア都市研究所)
Eメール:irbc2010@urc.or.jp


* お手数ですが、団体名、役職、氏名、連絡先、をご記入のうえ、Eメールにて上記までお申し込みください。

だそうです。

詳細説明もありましたので、ついでに・・下記です。

この会議の中から、学びのコミュニティをつくり、お互いに議論対話しながら新しいアイデアを作り出していくこと、そしてこのような似たような都市圏(加盟都市10都市圏、オブザーバー都市3都市圏)との深い対話を通して、メガリージョンではチャレンジできない、中堅都市圏ならでばの新しい形の都市圏のマネージメントを考えていきます。

単なる国際会議にしないため、産官学で実行委員会を作り、半年以上も議論を重ねてまいりました。また、活動拠点として、IMSという福岡で最も情報発信力のある「場」に準備事務局、ワーキンググループの勉強会の場、一般向けのエンゲージメントプログラムの場を設け、今回のテーマ「ナレッジリージョン」を具現化するムーブメントを起こそうとしています。
http://www.ims.co.jp/hall/detail/?shopNo=218

また、同時に調査チームを発足させ参加都市の学習、ナレッジリージョンの理論学習をし、未来を見据えた調査研究も進行しています。
http://asiabiz.city.fukuoka.jp/IRBC2010/index.php/researches/

この3日間の会議には対話の時間をもうけ、オープンスペーステクノロジーやワールドカフェを取り入れたファシリテーションなども導入します。また、会議場もよりよい対話を創出できる場つくりとして、能楽堂を舞台にディスカッションを行い、会議の新しい形にも挑戦中です。

さらに、この会議を踏まえ8月には、産官学からの提言フォーラム、秋には調査報告会も開催予定です。


ついでに
「この会議は、福岡都市圏の今後のまちづくり(経済政策、地域戦略等)を考えていく一つの大きな契機として、産学官で進めており・・・」
という説明もありました。

面白い試みだと思います。この分野に関心のある方にはきっと参考になりますよね。

「irbc.pdf」をダウンロード

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「日本人へ 国家と歴史篇」塩野七生著

2010-06-27 21:27:26 | 本・雑誌、読書
「日本人へ リーダー篇」を読んで勢いに任せ、6月20日に発行されたばかりの国家と歴史篇を読みました。

前作リーダー篇は、日本に何故リスクをとれるリーダーが出ないかについて・・一緒に考える余裕を与えてくれました。

しかし、今回は「国家」と「歴史」がテーマになっているだけに著者の気持ちが全開、「ローマ人の物語」を完成するまでに蓄積された国家や歴史に関する知識をフルに使って自信を持って書かれており、歴史に学ぶこともなく漫然と過ごしている自分は、ひたすら読み進むだけでした。

新しい視座を丸ごと提供いただいたという感じです。

独善に見えるほどの意見もあって、それは「ローマ人の物語」を書いた塩野さんであるから、他の人なら上から目線の世迷言になってしまうことも説得力ある言葉となるのだろうと感じました。

著者と自分の考え方の違いを見つけることで、日本の中だけで生活していることの限界を知ることができるように思います。

そしてやっぱり海外で暮らさなきゃ・・ではなく、日本の中に居ながらあたかも日本を外から見ているような視点を得るためには何をすべきか・・考えなきゃなあと思います。

それは海外からの評判を気にするためではなく、日本がよりよくあるために客観的に日本を見る、あるい海外の潮流を知り日本がそれに乗るべきか否かを判断する材料にするために必要なことだと思います。

外に出ていく機会がある人にはそれを最大限活かしてもらう。
機会がほとんどない自分などは日本にへばりついていながら、日本を鳥瞰する。

どうするか・・・おぼろげながらしかわかりませんが、

とにかくこの本を読んで、日本べったりの視点じゃもう絶対駄目だって気持ちが強くなりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「負けてたまるか!若者のための仕事論」丹羽宇一郎著

2010-06-26 11:03:15 | 本・雑誌、読書
丹羽さんの本は数冊読んでおりまして、読むたびに元気になります。

伊藤忠のトップになるような方はそれだけ凄い方でありまして、有言実行、ちゃんと実行してきたからこそ言える本物のお話でして・・

それが怠け者の凡人の参考になるかというと、きっぱり「ならない!!」のであります。

本の帯にもありますがWORK=LIFE 仕事こそ人生だ! と言える人生は送れそうにないなあとも思うのです。

ちょっと否定的に見ているようですが、仕事を始めた時は「アリのように働け」と言われているところは、まさにそうだと共感するところで、

長いこと仕事をやっていても新しい仕事、いえ慣れた仕事でさえ、手を抜かずやってこそ自分に向いているのか、自分がその仕事を好きなのかがわかるのかなと思います。

この言葉を見るたびに、自分ではやっているつもりでも実はまだやれることをやっていなかったり、本質を理解する前に自分には合わないと決めてしまっているのではないかなあと考えてみます。

自分を活かした仕事をしたいというけれど、自分を客観的に見ているか、金をもらって仕事をするってなんなのか、キチンと考えなくちゃいけないのではとも。

こういう話って・・

若者向けのタイトルがついているけど、残念ながら若者は読まないかもしれませんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大興奮のモンテ・カセム立命館アジア太平洋大学前学長の講演 地域政策デザイナー養成講座第6回

2010-06-21 23:31:26 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
例によって、九州大学セミナー地域政策デザイナー養成講座に参加いたしました。第6回目になります。

学校法人立命館 副総長のモンテ・カセム氏(九州の人間には立命館アジア太平洋大学の前学長と言った方がわかりやすいでしょうか)の講演でした。

「地域主権国形成におけるデザインの可能性」というテーマでしたが、スケールの大きな話に圧倒されました。

日頃から自分が疑問に思っていることに対して、講演の随所にヒントがあってメモしまくりでした。

地域の発展とは何なのか、豊かさって何なのか、生きるって何なのか・・聴きようによっては人が生きることすべてに言及されており、日頃は、専門の範疇でちんまり語る話ばかり聞いているので、スケールの違いを感じました。

スケールの大きな話、例えば世界を視点にした話を聞く際に、特に日本人が語っていたりするとその人が突拍子もないことを言っているように聞こえるせいもあるから日本人はなかなかスケールの大きな話しませんよね。

真面目な日本人は実直に丁寧に語る傾向が強くなって、結局ワクワクに程遠い内容になってしまうのかもしれません。

でも天下国家を論じてみたいじゃないですか・・最近日本人、天下国家を忘れているように思います。

講演で気になった点メモしときます

○多様性を受け入れる余裕が必要。そのためには無駄な時間を失くす。すなわち無駄なことに力を入れられない。
○日本人はシステムインテグレートが苦手→ここを克服できれば・・
○鳥の目を持つ。自分のためでなくみんなのためを考える視点
○産学連携・・大学は技術だけでなく、教育(=人を育てる)を提供できる。
○資金調達の構造が変わり、果実だけしか見なくなった。果実が実るためには土も葉っぱも肥料も水もすべて大事。
○過去の分析だけでは見えないモノを見る科学が発達してきている。それを使い、過去のデータだけでは見えない先を見る。

これじゃ伝わらないなあ・・ひたすらメモしてたけど、意外と書いていないものですね。(おまけに正確じゃないところもあると思います)

ついでに講演を聞きながら思ったことメモ

○日本とは何か、地域とは何か、私とは何か
○世界を知りたい~・・・
○地元の人が自然体で大学と付き合う(別府市を見ながら)・・九大は遠い存在?

映画を見るのも楽しい。買い物するのも楽しい・・
でも自分は講演を聞きながら、日頃探していた答が見つかったような気がする時がたまらないです・・

でも次につながらないと意味ないですけどね・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月20日の行政経営研究会(QAN-p)終了

2010-06-20 22:15:24 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
ストレスフルな1週間が終わりました。

先週も結構意識していたから2週間かもしれません。

何かイライラする・・そういう感じがしばらく続いてました。

何が気になっているのか、わかりませんでした。

そして・・・

気にしていたのは行政経営研究会の発表でした。
高々自主勉強会の発表に何故?っと言うなかれ・・

専門は違えど、自分がプロとしてやっている分野です。

そして毎回皆さんの発表のレベルが高い。

はっきり言って落ちこぼれですが、落ちこぼれをあっさり認めたくない。

そして、想いは強い・・想いだけあっても・・

次の行動のヒントを得たい。
さらにいえばこれが次につながって欲しい。

単なる勉強会にしたくない。

そのためには自分が発言できるだけのものがないといけない。

その割には何にもやってない。


いろいろつまみ食いせずにそろそろ集中するときかなと思っております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「日本人へ リーダー篇」 塩野七生著

2010-06-17 23:57:10 | 本・雑誌、読書
「ローマ人の物語」著者のリーダー論です。
月刊「文藝春秋」に連載されたエッセイをまとめたもので、惜しむらくはそれぞれがいつ書かれたか表記されていないこと。
編集者にブーイングです。
それとも内容を見ていつ書かれたものか想像がつかない人は読む価値なしってことでしょうか。

と文句から始めてますが・・

イタリア在住ですから、まず出てくるのは日本が内向きであること。
マスコミが海外の事情を日本国内に知らせていないことが書かれています。

日常的に海外と関わりがないので、ほとんど感じませんが、翻訳モノで政治に関する書籍を読むと自分の常識がちょっと歪んでいるように「私でも」感じます。

(海外に出かけることがなくても)自分の座標軸を知るために異なる視点を持ちたいですね。

そのためにはマスコミなんですが、そこの情報が乏しいとなるとやはり英語で情報収集でしょうか・・片田舎に住んでいても英語必修の時代になってきたような気がします。

言痴(語学センスがない;自分的略語)な自分としては非常に困りものです。感と忍耐力ついでに暗記力がないのよね~
でも危機感を持って英語で情報収集していきたいです。

内容は、連載ものをまとめていることもあり、秀逸なものと”そうでもないかな”が混ざってます。

気になるところは本の端を折って、また読み返そうと思ってます。

昨日書いたブログ(佐藤優さんの連載記事の話)に「想像力」について書きましたが、なんとこの本の中にもズバリ「想像力について」という項目があり、政治のリーダーとその側近には想像力が求められることが書かれてます。
やっぱり海外を見てきた人からは、同じように見えるのか?

ずっとイタリア暮らしですが、自分はまず日本人である。そんな立ち位置にいらっしゃるのかなあと感じました(あくまで私の感じ)。

塩野さんの書いたものをもっと読みば、ずっと抱いている「自分にとって日本とは?」という疑問の答に近づけるかもしれないと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週刊東洋経済 佐藤優氏連載「知の技法 出世の作法」【第152回】

2010-06-17 01:03:55 | 本・雑誌、読書
数日前の夕方、お腹がすいていたせいか、カルシウムが足りなかったせいか、やたらイライラしました。

電車待ちで割合前の方、二列に並んでいたら、となりの20代男性にあとから友人が近づいてきて、そのまま割り込み。
みんなきちんと並んでいるところでの行動です。自分さえよければいいのかと思いっきり睨んでしまいました。
スンでで「あんた後ろ行きっ!」といいそうでした。

そして乗り換えて最初の電車とは別の車両で優先席に20代後半、ひょっとして30代女性二人が3人がけの席をちっちゃなバックとともに占領していました。
混んだ社内で悪びれる様子もなく、明らかに年上の方々に席を譲ることもなく、これも思いっきり睨んでしまいました。

あんまり怒ると自分が壊れているんじゃないかと心配になります。

それにしても将来国を背負ってたつ人がいるかもしれない進学校や有名スポーツ校の生徒さんが電車の中で人様のことも考えられないこともあったりして、日本は礼節の国ではなかったのかと・・

幸い血圧やや低めですんで、血管に負荷がかかって大事にいたる・・ってことはないですが、心身ともにトゲトゲ刺激を受けてます。

さて、ちょっと関連あるかも・・

週刊東洋経済2010年6月19日号に佐藤優氏が週刊東洋経済に連載している「知の技法 出世の作法」、2010年6月19日号に共感できるところがあったので、そのことについて・・

佐藤優氏と言えば、国会議員絡みの事件で有罪になり、外務省事務官という職を失った方。
お書きになる外交の話は庶民には伺い知れない世界のため、まったく別の世界に住んでいる方で、この連載も遠いところの話で読んではいますが・・

さて、今週号
「必要となる基礎知識をどう身につけるか」というサブタイトルがついています。

記事の中で

国家公務員試験や司法試験などは基礎知識をつける技法を無意識のうちに持っていると書かれています。

でもこれは通説を理解し、それを試験の限られた時間に再現する能力であり、反射神経の訓練のような勉強なので「何が真理であるか」という問題意識を持たなくなるともあります。
ときどき、エリートの中に他人の気持ちになって考えることが苦手な人がいるとも。

エリートは単に学力が秀でるだけでなく、社会や国家を指導していく識見と人格が求められ、そのための基本が「他人の気持ちになって考えることができる」ということである。
しかし他人の気持ちを理解してもその気持ちを踏みにじるような決断をしなければならない事態に直面することがあるとも。

断片的に引用してみても何のこと??になっているかもしれませんので、なんやろと思う方は週刊東洋経済の本文を読んでください。
ちなみに今週の特集は「グローバル人材になる方法 あなたは世界で戦えますか?」です。

とにかく、この記事の「エリートは他人の気持ちになって考える」っていうところ賛成です。

これから国を支えてくれる30代以下の方々のすくなくともエリートだって自負している人は、「民を思う王」のように他人の気持ちを慮る能力を身につけて欲しいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「三国志」吉川英治著

2010-06-13 22:12:23 | 本・雑誌、読書
中国「魏」「呉」「蜀」三国の衰亡を書いた中国の歴史物語「三国志演義」を基に、
吉川英治の世界で描かれた歴史小説です。

本当にこの時代を知るためには正史の「三国志」から入らないといけないでしょうし、
物語は原著「三国志演義」から読むべきなのかもしれませんが、
吉川英治氏の巧みな文章にどっぷり漬かって8巻読了です。

才能があっても為政者と合わなければ、用いられることがなく、場合によってはいとも簡単に殺されてしまう時代。
人材が綺羅星のごとく揃っていても、時代の流れと合わなければ天下を取ることができない。

才を活かし努力をしつつ、人知ではどうすることもできない運命があることも受け入れて、国を作って行く人々。

三国志がビジネス書などでよく取り上げられる理由がわかります。

物語ながら、このようなこともあっただろうと思うと、
才がある人さえ、報われないのであれば、ましては凡人は・・と思ったり、

志だけでは動かせない世の中と時代の流れに翻弄されざるを得ない農民たちは、農民を庶民に置き換えると
いまの時代も同じだなと考えたり・・

この本に没頭してしまうと、重々わかっていたつもりでも、ちょっと人生観が変わってしまいます。

ところで本つながりで

昨日登録した「ブクログ」を一日で退会しました。

自分としては本を整理したかったのですが、ウェブでの共有機能が高かったのですね・・

事前リサーチ不足ですが・・

私にとって読書は趣味ではなくてツールです。(といいつつ無趣味なので趣味欄は「読書」ですが・・)

どんな本が読まれているかは知りたいけど、自分の読書をオープンにしたくはない・・
日頃から人間たるもの社会に貢献すべきと思っているのですが、読書だけは別物です。

でもブログではいままでどおり拙い読了感を書こうと思っています。
結局、そこで読書傾向を公開しちゃっているんですが・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本の整理をしよう!

2010-06-12 12:08:35 | 本・雑誌、読書
本日土曜日の午前中・・ほとんどネットの中で過ごしてしまいました。

来週日曜日は行政経営研究会(QAN-p)の発表が控えているというのに・・

逃避行動です!

ところでやたら買ってしまう本の整理がもっぱらの課題です。
いつ何を買っただけでもその時々の考え方が思い出されて、今後の役に立つ・・ 

ホントか~??

いままで何度も挫折してきた本の整理ですが・・
今度も挫折を前提に ウェブ内に本棚を置くサービス Booklog(ブクログ)に登録してみました。 
mixiアプリの方でも登録してるんだけどなあ・・

とりあえずいろんなツールを使ってみることが大事だろうということで・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」

2010-06-10 23:48:59 | 本・雑誌、読書
通勤時間が長く本が読めるかと思いきや移動や歩きに費やす時間が増え、なかなか読書タイムがとれません。

こま切れ時間があればと思って通勤バックに数冊入れていたうちの一冊を読了!

アメリカ、日本でベストセラーになっている本で自分は後半の部分が好きでした。

見返りを期待せずに人のためになることをすることや縁のある人には何回も巡り合う、つまり世の中狭いからあんまり他人を激しく非難しない方がいいなど、自分はどちらかというと日本人固有の感情だと思っていたことが書かれていて、
いずこも同じなんだなあと変な所に感心しました。

落ち込んだ時に拾い読みしたら、元気になりそうな本です。

20代、30代、40代・・それぞれの年代で感じるものが違うだろうと思います。

この本が日本でベストセラーになっている=日本人が読みがっているということは、案外日本も捨てたもんじゃないんじゃないかとちょっと嬉しくなります。

巻末の三ツ松 新さんの解説もよかったかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マザーハウスカレッジ・・若い方の起業について考えた

2010-06-09 09:12:30 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
6月8日、マザーハウスカレッジに参加いたしました。

結構セミナーに参加していて、何かセミナーマニアみたいですが、一応それぞれ目的ありのつもりです。

マザーハウスといえば、ソーシャルビジネスという位置づけがされていて、信者的信奉者もいらっしゃるように感じます。

今回の福岡の開催に副社長の山崎さんが来ておられました。・・マザーハウスカレッジは各地で開催され、今回は5回目だそうです。
メインスピーカーが農業周りのビジネスを展開され、ベンチャー起業家として有名な株式会社クロスエイジの社長 藤野直人さんでした。

若者に有名なこの二人が揃えば、当然来場者は若者だろうと予想して会場に参りましたら、まったくそのとおり、すっかり浮いてましたので、隅でひっそり座ってました。

しかし、19時から21時時間帯に会場いっぱいに若者が集まっており、皆さんしっかり勉強しているんだと驚きました。

講演内容は、ビジネスモデルは既に知っていましたので、いかに情熱を持って周りを巻き込んでいくかという話を楽しく聴かせていただきました。(年をとるといろいろな経験が邪魔をして感動をする機会が減ります)

質問の時間をとても期待したのですが、起業HOW TO的な質問が多く、それだけ起業を真剣に考えているということなんでしょうが、ベンチャー的な事業を目指すなら、人とは違うことをしなければいけないはずで、まず回答を見つけて・・という姿勢で大丈夫かあ?と心配になりました。

月々の給料をもらって過ごしている身からすると、経営者は大きなリターン(金銭的なものに関わらず)のためにリスクを背負っているのであって、経営者もサラリーマンも人生をかけて過ごしているのは同じだと思っています。

だから起業に向かない人が無理に起業をしなくてもいいんじゃないかなと思います。
ベンチャーばやりだけれど、ベンチャーで大きく稼げる人なんて一握りなんで、日本中ベンチャーだらけになってしまったら、それこそ日本のGDPは萎んでしまうわけで、ビジネスセンスのある方がきちんと企業で働くということも大事なんで・・

人生なんて一度しか経験できないわけで、経営者の経験とサラリーマンの経験のどっちがいいか比較できるわけがない。

サラリーマンをしていて経営者になった人が「サラリーマン」という言葉で語っても、それはその人が働いていた社のその人の経験に過ぎません。会社の規模や経営状況、働いている年齢、その他もろもろ。それこそ一人として同じ経験はないはず。

なんでちょいと成功した人が一般論で言われている「サラリーマン」あるいは「会社」批判を聞いて、若い人が安易に起業を目指して欲しくないし、「勤め人」を低く見て欲しくないなあと思ってます。
ちなみに私の中ではこんな語り口をする偉そうな人はどんなに立派なことをしていてもあっという間に「つまんない人」に仕分けされます。(まあ私がどう思おうとどうなるもんでもありませんが・・とりあえず世間一般の一人として・・)

※ 最近サラリーマンって聞かないね。女性もいるからサラリーパーソン??→ビジネスマン でもビジネスマンって会社員?

それから今回感じたこと・・大学の教授がファシリテートするのは無理になってきているのではないかということ。

専門知識を持ったかなり年上の方が場を取り仕切る。それは、下手すれば上から目線と決めつけになってしまいます。
そうすると意見を出しづらいし、ファシリテーターの考えに引きずられてしまう。

会場の多様な意見を引き出すためには、ある程度専門知識を持つことが前提ですが、まだまだ自分もその場から学びたいと考えていて、会場と共感したり逆に疑問を感じたりする柔軟な人の方がいいのかも。

せっかくたくさんの人が集まるから、会場を活かさない手はないですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地域政策デザイナー養成講座第5回「九州地域の活性化に向けて」に違和感

2010-06-07 23:04:13 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
月2回のペースで開催される地域政策デザイナー養成講座の第5回に出席しました。

今日は九州経済産業局長の「九州地域の活性化に向けて」でした。

かつて・・といっても昨年までは、経済産業省の経済戦略を聞くと胸躍るものがありました。

でも今日は・・素直に「凄い」と思えませんでした・・

自分が変わったのかもしれません。

素人がなんですが、いま世間で必要だと言われていることがほとんど盛り込まれていて緻密にできているなと感じました。
但し、本日はダイジェストの説明だったので全文は見ていませんが・・

でもそれがふと頭脳明晰な方々の高い人たちの知的遊びのような気がして・・

地図がなければ進む方向がわかりません。
でも地図があってもどこかに行こうと言う人がいなければどこへもいけません。

これを誰がどのように実行するのでしょうか?

立派であればあるほど、網羅的であればあるほど実現が難しいだろうと思います。

いまの日本に不足しているのは優秀な人材ではなく、ただバカみたいに日本を愛し、日本をあるべき方向に動かしたいという情熱ではないかと感じました。

国がハブとなって産業界や大学を結びつけたり、国が地方を動かしたり・・いまさらという感が・・

国を活性化したいと本気で思うなら、地域が主権を持ってという議論に応えるべきとも思います。

それが是か非か、経済産業省の考えを示すべきです。
中央集権でやるべき、自分たちが主導すべきとするなら堂々と信を問うべきです。

とてもよくできたビジョンだと思います。
でももはや机上で議論をしている段階ではなく、各自、各組織が良いと思うことを実行に移す段階だと思います。

これだと思う計画・ビジョンをさっさと作って、それを実現すべく行動することが大切なのでは?

ビジョンは素晴らしいものができたけれど・・これを誰を使ってどう実現していくのか・・

まさか補助金や規制・税制でコントロールしつつ実現なんてことないですよね。

・・以上

・・いやはや私の視点が変わっただけの大きな錯覚かもしれませんねえ。
こんなに強く書いたらまずいぞ・・

見られる確率は低いから・・いいか・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経営者の視点に欲しいもの(労働相談を経験して)

2010-06-06 12:10:23 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
6月4日福岡市天神で労働相談会を開催し、4月に関連部署に異動して初めて本格的に相談者として相談者からお話を伺いました。
・・・もちろん最ベテランの職員とペアでの対応です!

労働相談を経験して感じたことを書いてみます・・

ビジネススクールで学ぶことは経営者サイドの視点に立っています。・・・当たり前ですが・・

従業員というワードが出てくる際もいかに動かすかという話で従業員側から見ることはほとんどなかったと思います。

でも企業(あるいは事業)戦略を考える際に経営者があたかもコマのごとく考える従業員も一人ひとり生身の人間です。

経営者は従業員が一定レベルの能力を発揮することを前提にプランを練っていきますが、
従業員がその能力を発揮できなければ経営者が思うようなプランは実現できなくなります。

思うに昔、人はいまの機械がやっている仕事をしていた(機械の性能が上がって人がしていた仕事がどんどん機械に置き換えられています)。

すなわち単純な労働で、その人のしていることは他の人と置き換え可能でした。

しかし、いまそういう単純な仕事が減って各自が持つ能力をフルに発揮しなければならない仕事が増えています。
機械に置き換えられない仕事が残り、それが人間に与えれてます。

従業員が持っている能力を最大限引き出すためには、どうすれば自分がその仕事を達成できるかとかできるだけいい結果を出したいとか、従業員のモチベーションが重要な要素になります。

従業員が単なるコマではなく、自律的に動く存在であって企業の事業が動き、会社が元気になるように思うのです。


でも多くの企業経営者は従業員の能力を「引き出す」という発想はしていなくて、(給料もらっているから)「できて当たり前」って考えているようです。

従業員がモチベーションをもって自分の能力を引き出すべきところを会社が従業員の能力を強制的に引き出そうとしても難しい・・

単純労働であれば機械の前に立たせればよかった、強制をすればよかった。
でも従業員の創意工夫が必要な仕事ならば従業員の気持ちが入らなければいい仕事はできない・・

組織論や人材育成、人事管理からもう一歩踏み込んで従業員の心理、モチベーションを活かした経営についてもっと考えてもいいのではないかなあと思うのです。

ところで労働問題の解決方法についても現状でいいのかと感じました。ボチボチ書いていきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天神のジュンク堂でお買い物

2010-06-05 06:22:49 | 本・雑誌、読書
昨日は天神でお仕事でした。

パサージュ広場で道行く人を眺めていたら、すっかり休日と錯覚してしまいました。
・・仕事はしっかりやってましたよ。。

さて、天神に出たついで帰りにジュンク堂に寄りました。

天神の本屋さんと言えば紀伊國屋さん、ちょっと個性的丸善さんなんて昔から思っていた私にとって
紀伊国屋さんが天神から撤退し、丸善さんが苦戦してそうに見える中、

めくるめく品ぞろえで、圧倒的な迫力のジュンク堂さんは、なにやら札束でほっぺたをバシバシ打たれている感じがしますが、

もう店内にいる時の楽しさはどうしようもありませんね。

でも今回の滞在時間は10分程度

久々に池田信夫さんのブログを見たら、紹介されていた本が欲しくなって出勤前に走り書きのメモをして

ジュンクについたら端末でパッパと棚を検索し、立ち読みしている人を掻き分け・・お買い物終了!

いつ読めるかわからないけど、とりあえず確保しました。

「政権交代の経済学」小峰隆夫著
経済学は苦手・・オンチですが、この方の本は楽しめます。

「これからの「正義」の話をしよう」 マイケル・サンデル著

「〈私〉時代のデモクラシー」宇野重規著

「ソーシャルブレインズ入門」藤井直敬著
ソーシャルブレイン??新しい言葉ですか?・・何やらわかってなくても本は購入

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ明日天神で労働相談します!

2010-06-03 23:28:21 | 日記(日々の出来事)
明日、6月4日 福岡市天神博多大丸のパサージュ広場で労働相談会を行います。

このところ、6月とは思えないさわやかな気候でしたが、今日は暑かった。。明日も暑いかも。。

屋外ですから、来場の際はちょっと大変かもしれません。

昨年度大幅に増えた労働相談も今年に入り少し落ち着いているようです。
労働環境が少しは持ち直したのかもしれません。

でも景気とともにすべての悩みが解消する訳ではありませんから

大ごとにならないうちに吐き出した方がいいと思います。

小さなことでも構いませんので、ご相談してみてください。

ちなみに労基署のように権限を持っていませんので、
いきなり相談された方の会社に乗り込んでいくなんてことはありません。

他人に話すだけでも頭の中が整理されると思います。

午前10時から午後7時までやっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする