いい加減ノウハウ本はいいよっと思っているので、タイトルだけでは絶対読まなかったと思います。
いつもネットでクリック購入ですが、久々大型書店に行って、ブラブラと店内を見て、平積みの本の中で見つけ手に取りました。
数行読んだだけで、「学び」に対する著者独自のこだわりが伝わってきました。
人は一生学び続けるべきと思っている人に共通の匂いのようなものがこの本にもあって、買わずにはいられませんでした。
ところどころに自分はそうは思わないけどと感じるところもあって、それも楽しい。
著者の感性に感動、納得するところも
「大人が難しそうな本や古典を手にしないのは、臆病な気持ちがどこかにあるからだ。また、そんなものを今さら読んだとしてもとりたてて得になることはないだろうという勝手な功利の心が働くからでもある。
得しないならば、役立ちそうもないのならば、関わることは無意味だとする妙な価値観は残酷このうえないものだ。なぜならば、その価値観は結局のところ、この人間は役立つ役立たないという見方につながるからだ。」
「・・・知識を多く持っているからといって、その人が教養人、もしくは教養ある人だとは限らない。学校や学問にたずさわる人であっても、その行ないが下卑ていれば教養人とはいえない。
だから、教養という言い方はその概念だけで独立するものではない。その人間の現実の行いが知恵によって裏づけされた配慮あるものであるときにこそ、教養という言い方が立ち上がってくるのである。」
“価値観”が“残酷”、”教養という言い方が立ち上がってくる”こういう表現を見つけると全体を読んでみたいと思いますよね。
いつもネットでクリック購入ですが、久々大型書店に行って、ブラブラと店内を見て、平積みの本の中で見つけ手に取りました。
数行読んだだけで、「学び」に対する著者独自のこだわりが伝わってきました。
人は一生学び続けるべきと思っている人に共通の匂いのようなものがこの本にもあって、買わずにはいられませんでした。
ところどころに自分はそうは思わないけどと感じるところもあって、それも楽しい。
著者の感性に感動、納得するところも
「大人が難しそうな本や古典を手にしないのは、臆病な気持ちがどこかにあるからだ。また、そんなものを今さら読んだとしてもとりたてて得になることはないだろうという勝手な功利の心が働くからでもある。
得しないならば、役立ちそうもないのならば、関わることは無意味だとする妙な価値観は残酷このうえないものだ。なぜならば、その価値観は結局のところ、この人間は役立つ役立たないという見方につながるからだ。」
「・・・知識を多く持っているからといって、その人が教養人、もしくは教養ある人だとは限らない。学校や学問にたずさわる人であっても、その行ないが下卑ていれば教養人とはいえない。
だから、教養という言い方はその概念だけで独立するものではない。その人間の現実の行いが知恵によって裏づけされた配慮あるものであるときにこそ、教養という言い方が立ち上がってくるのである。」
“価値観”が“残酷”、”教養という言い方が立ち上がってくる”こういう表現を見つけると全体を読んでみたいと思いますよね。