「白夜行」東野圭吾著

文庫本で854ページ、長いです。

映画にもなった有名な小説ですが、今頃読んでいます。

今まであまりミステリーを読むことがありませんでしたから、ミステリー小説自体が新鮮です。

多彩な表現が、ゴテゴテした感じもなく、小気味よいです。

父親を殺された男の子と容疑者の娘である女の子が主人公。と言っても第三者的に書かれています。
あちらこちらに伏線があって、飽きずに読めました。

時代背景として出てくるその当時起こった事件や流行ったものがその時代を実際に知っている自分にはとても懐かしく、そういう描写が出てくるとその場面を映像として想像できました。

とても楽しめたけれど、読んでしまうとハイ終わりという感じで、この作品に限らず、所詮フィクションよねという感想で終わってしまって、単純に小説を楽しめない自分が寂しいです。

ブクログ登録

しないといけないことがあるのに、それに必要な名刺を事務所に置き忘れてきてやる気を失っています。

事務所を出るときに机の中の名刺が見えて、家では使わないからと思った時にちょっとだけひっかかって、一瞬いいのかな？って思ったけれど、そのまま引き出しを閉めて帰ってしまいました。

理由もなく嫌な気持ちになるとそれが後でやっぱりということになるんですよね～。

さて、そういうわけでまだ時間があるなどと思いながら作業を後回しにして、久々に気持ちが戻ってきた読書に関することをやっております。

ずっと以前に登録してほとんど更新をしなかったので止めていた「ブクログ」に再登録をしました。


皆さんご存じだろうと思いますが、ブクログとは

「株式会社ブクログが運営している仮想本棚を作成できるwebサービスである。（ウィキペディアより）」です。

読んだ本のタイトルはノートに記録していますが、パソコンで整理が出来たらいいなと、何度も、周期的に、思いついてその度にどこかのサービスを使ってやはり挫折しています。

今回も挫折するかもしれません。

読んだ本のうち、気に入ったものを多少登録しておこうと思うのですが、まとめて入力するのが面倒くさいなあと感じています。

東野圭吾にはまる

東野圭吾氏著「白夜行」を読んでいます。
娘からは今頃？っと言われています。
文庫本にして1,000円という値段。900ページ弱でものすごく厚くて、鞄に入れにくい。
二分冊にしてくれたらよかった。。。

そんなことはともかくとして通勤の車の中でも読んでいます。
・・・信号待ちの際に取り出して読む。

普通の人が知っているような日常の中で事件が起こっていく。
まだ前半部分ですが、何をおいても本を読みたい状態になっていて、ちょっと困っています。

本庁舎

久々に本庁舎に行きました。数か月～半年ぶりぐらいかな？

庁舎が出来てもう30年以上、あちこちにガタがきて、もう限界なのでしょう。

予算がない中で小さな改修工事が行われていました。
暗かったロビーが、改修工事は行われていないのに明るく感じました。

広報の幟を立てたり、吹き抜けの壁にカラーの大きな横断幕を飾ったり、工夫を凝らしていて賑やかで、それが明るく見えたんでしょう。

20年ほどこの中で働いて、その間ずっと何も変わることがない暗い場所でした。

お金がない中で、長いこと変わらなかったことが変わっている。

何がきっかけでこんな風に変わってきたのか？

誰が始めたのか？

ちょっと気になりました。

ここを出て既に3年が過ぎました。
私にとってはここはすでに自分と関係ないところ。
よそよそしい感じを受けました。

見た目はよくなっても、やっていることは、ますます自分には合わなくなっています。

3年前は戻りたいと思っていましたが、いまはもう働きたいとは思わない場所になってしまいました。

「ワイルド・ソウル」垣根涼介著

第二次大戦後、日本政府が行ったブラジル移民政策を絡めた小説です。

ブラジルの日系社会を語る際に、「大変な苦労をされたブラジル移民の方々」という枕詞を良く聞いていたのですが、この小説を読んでブラジル移民政策についてきちんと知らないといけないかなと思いました。

この小説はフィクションで、一般国民を何とも思わない官僚たちが立てた計画でブラジルのとんでもない土地に送られた日本人の移民の子が、日本政府に復讐するという話です。

最近特に結局みんな自分のことしか考えていないのよねって思っているので、外務省の官僚たちが移民政策について、何の反省もなく、何の罪の意識も感じていないのをまあ当然の描き方かなと。

人物の性格描写も設定もそれなりに楽しめて、割と入り込んで読めたけれど、最後は結局作り物よねという感想になってしまいました。

丁寧に書かれている前半の方が好きでした。

感動しすぎて、読んだ後に腑抜けになってしまうような小説が読んでみたいです。

久々の職場、久々の日常

先週は、3日間仕事を休みました。

週末をはさんで本日月曜日、久々に出勤しました。

机の上は書類でいっぱい。今週の予定を確認したら、結構重いものがたくさんあって、ちょっと憂鬱に・・・

しかし、淡々とこなすしかない。

頑張りましょう！！


いつもの時間に車で出かけ、いつもの時間に職場について、いつもの時間に・・

平日のいつもの光景。

やっといつもの感覚が戻ってきました。

仕事で自分のペースを取り戻す。

あんまり嬉しくないですが、仕事を辞めるまで、私のペースメーカーは仕事なんでしょうね。

日曜日

昨日実家から帰ってきて、あっという間に土曜、日曜が終わってしまいました。

何にもしてない～

4日ほど家を空けて、戻ってきたけれどなんとなくペースがつかめていない感じです。

明日職場に行って仕事をしたら、いつもの生活に戻りますから、それで気持ちも戻ってくると思います。

いま、「ワイルド・ソウル」という小説を読んでいます。

ブラジル移民の問題が絡んだ話で、テーマに関心はありますが、4分の1ほど読んで、まだ中に入っていない感じです。

「ジャッジ！」

ここ数日、鬱々としている妹と私。二人で映画のレイトショーを見てきました。

私はあまり邦画を見ませんが、「永遠の０」を見て、今回は「ジャッジ！」、邦画が続いています。

面白かった～

エンドロールが終わるまで座っていました。
妹も最後まで居たかったらしく、どちらも帰ろうと言い出しませんでした。

たまたま二人の置かれた状況に響く映画だったかもしれませんが、とっても元気になりました。

映画づくり・・・こんなふうに人の気持ちを変えられる仕事が出来るっていいなと思います。

エンドロールに名前があったお一人おひとりに、（心の中で）拍手でした。

最近日本の映画元気ですよね。

あんまり見たいハリウッド映画がなくて（いい映画は作られているんでしょうから、興行的にペイしなくて日本に来てないんですかね～）、映画館にご無沙汰だったんですが・・・

妹から誘われなければ見ていなかっただろうから、妹に感謝です。

家族の確執

80代に両親と久々に妹と二人、計4人で過ごしています。

超高齢ですから、ただただ優しい気持ちで、すべてを許す気持ちで接しないといけないと思うのですが、やはり親と子。

自分のことしか考えられなくなった父に、もう少し母のことを考えられないかと情けなくなったり、
逆にいつまでも子と思うのか、自分のことをさておいて、妹と私に何かと自分の気持ちを伝えたりして来て、そんな場合じゃないでしょ・・だったり、

昔からの親子関係のまま

親の嫌なところが目につくし、

親だと思って他人にはとても言わない厳しいことを言ってしまうし・・

高齢の親とそれを気遣う子どもという美しい絵が描ける家族には、ちょっとなれそうにはないのです。

こんな時に人間性が出てくるもんだと、ダメダメの我が身を振り返り、ひたすら自己嫌悪に陥っております。

実家の頼まれ事で一日走り回る

今日は、実家本格滞在二日目です。

朝から妹と二人で父親を病院に連れて行き、その足で母親から頼まれた進物用品を買いにデパートに出かけました。

そうするとすでにお昼。昼食を外で取って、そのまま母の入院する病院へ

実家に帰ったのは午後2時過ぎでした。

それから、ちょっと休んで・・時間が出来たので髪をカットに出かけ、帰ったら夕飯の準備。

脳の働きが少し遅くなった父親が随所でいろいろとご意見をされる中、どうにか一日が終わりました。

父母両方から、「ごめんね」、「すまんね、すいません」といくら言われても、それよりも・・と思うことがあって、若干イライラ。

多くの方が同じようなことを経験されて我慢が出来ているんだから、自分も・・と思いつつ、顔に出てしまって・・

美容室に行った際に、母の担当をしていただいている年配の美容師さんが、直接お客様から聞いたご家庭の様子を話してくださって、いろんな家族があるんだと、まあ自分の対応もそれほど冷たいモノじゃないんだと安心して・・

うちの様子を話したわけではないけれど、そこでも顔に出てたのかな～

とにかく感情の起伏の激しい一日でした。

会議で発言してちょっと後悔

今日は母親の簡単な手術で休みを取って実家に来ています。


仕事が出来ないこと、周りに迷惑をかけることで焦っていますが、こういう時期もあって気持ちをコントロールすることも自分に役に立つかななんて無理にプラス思考をしています。

ところで、昨日、事務所の会議で発言をしたことが、夜になっても忘れられませんでした。

前回の会議で事務所全体で決めたことが、また昨日の会議で同じような話になって、それは決まったことをその取りまとめ部署との交渉で押し返されたことが原因なのですが、どう考えても交渉がきちんとされないまま、事務所に話が戻ってきたようで・・・

理があってきっちり決めたことなのに、簡単に「ではもう一度検討します。」と答えてしまうのか、納得ができなかった・・・

でもそれはそれで、しょうがないと諦めることも必要かと・・

いまはやりの“永遠の０”ではありませんが、理不尽なことにも生死をかけて従うことだってあるのに、押し通そうが、折れようが対して変わらないことにムキになったなあと～

やり込めるばかりじゃ相手になった人もやる気がなるなるよねと後悔・・・

そうはいっても「しょうがない」となんでも諦めてしまうと事なかれになってしまいます。

ですから、本気で頑張り通すところとまあ目をつぶっていいところを早めに判断できる“勘”を鍛えないといけないなあと反省してます。

情報発信が楽しい

昨年7月、家庭の事情でしばらくネットを離れたことがあり、それ以降、Facebookの書き込みやブログの更新に魅力を感じなくなっていました。

でも最近、それが少し回復しています。

ネットだけじゃなくて、すべてにおいて前向きになったかな。。

昨日は久々に部屋にたまった不用品を処分しました。すっきりです。

ブログに話を戻すと、読んでもらうためではなくて、自分のために記録として残したいなって気持ちが強くなったからかなって思います。

ですから、Facebookへの書き込みの方は未だ滞っています。

Facebookは読んでもらうことを意識していますよね。

といいつつ、また明日からは実家の佐賀で過ごすので、ブログの更新はしばらく難しいかな。。

「「Chikirinの日記」の育て方」 ちきりん著

Amazonサイトで見つけて、Kindle本だったので、ワンクリックで購入しました。

Kindle本の便利さを知ってしまい、また本購入費が増えています。

読み始めたら中断できずに読み終えました。

「9年間のブログ運営舞台裏」と副題があります。

一人の会社員の方が匿名でブログを書いて、それが月間200万ＰＶを記録するくらい読まれるようになった経過が、ブログ著者自身でまとめらえています。

平易な文章で面白く、サッと読めました。

書くことが好きで、表現の場としての自分のブログを大切に思う気持ちが伝わってきます。

ネット上の住人ではなくあくまでも普通の人としてブログを書くために厳格に守っていることがあって、それがあるからこそ、多くの方に見られているブログを長く運営できているんだなあと思います。

参考にできるところがたくさんありましたが、それよりも自分のブログ、自分の毎日を大切にしようって思いました。

九州大学公共経営研究会（QAN-p）・・ついに一人

2009年1月から続けてきた九州大学ビジネススクール修了生有志による公共経営の勉強会。
本日開催日でしたが、参加者がついに私一人。

大体月1回集まって、途中先生の不在で1年間の中断があって実質は4年間ですが、既に5年が経過し、メンバーそれぞれがそれなりのポジションになって、なかなか参加できにくくなってきました。

それでも皆さん、続けたい気持ちはあって・・・次回は運営の見直しを議論です。

「継続」って簡単に言うけれど、なかなか難しいとしみじみ感じてます。

他者の意見に耳を傾けて生きること・・読書

80代になった両親と二人の今後の生活を考えていると気が滅入ってしまうときがあります。


身体も脳の働きも少々おぼつかなくなったし、80代という年齢のせいで、もう自分たちはどうでもいい・・っていう発想になっています。

若くして命を落とすこともあるし、百歳を超えて生きる人もある、寿命なんて誰にもわからないから、もう・・・なんて発想をしないで欲しいっていいますが、身内の話は受け入れませんね。

両親ともども普段あまり本を読まない人です。

読書はあくまでもいま必要な知識を得たり、単に楽しんだり・・くらいに考えていたんですが、両親を見ていると若い時からもう少し本を読んで他人の考えに触れていたら、いまの考え方も変わっていたんじゃないかと思えて、本を読むっていうことが、もっと重いことにように思えています。

単に趣味ではなくて、生きるために不可欠なもの。

毎日たくさんの人に囲まれている、あるいは賢者がそばにいるという環境なら直接その人たちの考えに触れて、自分の考えを深めていけるけれど、そんな恵まれた環境にないなら、本を読んでいろんな考え方に触れていた方が・・・いざという時のためになるんじゃないでしょうか。