昨日は、「私たちの国づくりへ~雷龍の国ブータンに学ぶ~」という講演会に参加しました。
九州大学の学生さんが中心で企画を立てられたものだそうで、参加者もほとんど大学生のようで、かなり異端な自分を感じながら講演を聞きました。
西水さんのお話は、「国をつくる仕事」という既読の本の内容に近いものでしたので、会場では西水さんの語り口、質疑の際の鋭さ・妥協を許さないやり取りなどを楽しませていただきました。
質疑の際は、大学生だからまだわからないこともあるかもと思いがちなところを、まず曖昧な質問ははっきりさせて、単に質問に答えるだけではなくて、そこから発展して考えられる事まで付け加えて回答されておられました。
海外が長いから、何事もはっきりさせる習慣があるのかなとも思いましたが、たとえ若い方に対しても(逆に若いからかもしれません)真剣に対峙され、自分が伝えられることはすべて伝えるという気持ちなのかなとも思いました。
真剣勝負をされている感がありました。
ところで講演会の運営にも驚きでした。
あくまでも大学生だけで運営したい、それも他にないものをやりたいという気持ちが伝わってきて、近場に座った方々との自己紹介や、グループ討議など、著名講師を呼んで行う講演会では自分が経験したことがない試みがあり、ほんの一部でしたが参加された方の活動を知ることができて有意義でした。
運営者も新しい試みだったのか、大物講演者を手持無沙汰にしたり、討議テーマ設定で会場から若干異論がでたりもしましたが、大学生だけでここまでできるっというのがわかって、ちょっと大学生を見くびっていたなっと日頃の態度を反省しました。
自分がこの場で学んだこと、感じたこと
※ 西水さんの講演から
西水さんは最後に「日本は平和な国だと思った」と何回も繰り返しておられましたが、これは会場で自分の身の回りのことを問う話しかでなかったことから出た皮肉を含んだ言葉ではないかと思いました。
「自分の子どもをどこで育てるか」「日本は世界からどう思われているか」戦争と向き合い、国の体制さえボロボロ、貧困が目の前に迫っている国があるなかで、身の回りの事に気を使える日本って平和な国なんです。
でも財政状況のひどさ、政府の交渉力などを見ると、一歩間違えると大半の人が貧困に苦しみ、他国の攻撃を受けないとも限
らない。
会場の中でそんな危機感を持った質問が出なかった。西水さん、ちょっとがっかりしたかもしれないなあ。
※ 会場の若さから
1 経験ある事が必ずしもプラスにならない
自分の目から見ると講演での学生さんのやり取りは、社会に出ればわかるものが多かった。社会経験のあるものなら、私のようなものでも「それは○○だよ」と答えが出せるものでした。
しかし、ひょっとしたら経験あることが逆に見る目を曇らせるのではないか・・
何をいまさら、そんなことよく言われているじゃないと思われるかもしれませんが、それを会場で肌感覚で感じました。
経験ある自分では絶対できない発想をする人たちがいる・・年齢を重ねてきたことが邪魔になっていると感じてしまいました。
2 自分より上の世代のことを考えない
自分自身のことを振り返っても思い当たりますが、自分より上の世代をパートナーとして見ていない。
年上の人と組むつもりはないし、若ければ若いほど、年長者のことは眼中にない。
グループ討議をしたり、その発表を聞きながら、はっきり気づかされました。これはやたら若者と高齢者の対立軸をつくって年長者を悪者にする世間が悪いにかどうかはわかりませんが、年をとるほどに若者に存在意義をアピールしなければ、相手にされないどころか切り捨てられるのではないかと寂しくなりました。
後半ネガティブになってますが、とても有意義な半日を過ごさせていただきました。
私が入ったグループ全員が素敵な方でした。
グループ全員が素敵ということは会場も間違いなく全員素敵だったということで、日本の将来ちょっと楽しそうじゃないって思いました。
参加させていただきまして、感謝です。
多くのことを学ばせていただきました。
九州大学の学生さんが中心で企画を立てられたものだそうで、参加者もほとんど大学生のようで、かなり異端な自分を感じながら講演を聞きました。
西水さんのお話は、「国をつくる仕事」という既読の本の内容に近いものでしたので、会場では西水さんの語り口、質疑の際の鋭さ・妥協を許さないやり取りなどを楽しませていただきました。
質疑の際は、大学生だからまだわからないこともあるかもと思いがちなところを、まず曖昧な質問ははっきりさせて、単に質問に答えるだけではなくて、そこから発展して考えられる事まで付け加えて回答されておられました。
海外が長いから、何事もはっきりさせる習慣があるのかなとも思いましたが、たとえ若い方に対しても(逆に若いからかもしれません)真剣に対峙され、自分が伝えられることはすべて伝えるという気持ちなのかなとも思いました。
真剣勝負をされている感がありました。
ところで講演会の運営にも驚きでした。
あくまでも大学生だけで運営したい、それも他にないものをやりたいという気持ちが伝わってきて、近場に座った方々との自己紹介や、グループ討議など、著名講師を呼んで行う講演会では自分が経験したことがない試みがあり、ほんの一部でしたが参加された方の活動を知ることができて有意義でした。
運営者も新しい試みだったのか、大物講演者を手持無沙汰にしたり、討議テーマ設定で会場から若干異論がでたりもしましたが、大学生だけでここまでできるっというのがわかって、ちょっと大学生を見くびっていたなっと日頃の態度を反省しました。
自分がこの場で学んだこと、感じたこと
※ 西水さんの講演から
西水さんは最後に「日本は平和な国だと思った」と何回も繰り返しておられましたが、これは会場で自分の身の回りのことを問う話しかでなかったことから出た皮肉を含んだ言葉ではないかと思いました。
「自分の子どもをどこで育てるか」「日本は世界からどう思われているか」戦争と向き合い、国の体制さえボロボロ、貧困が目の前に迫っている国があるなかで、身の回りの事に気を使える日本って平和な国なんです。
でも財政状況のひどさ、政府の交渉力などを見ると、一歩間違えると大半の人が貧困に苦しみ、他国の攻撃を受けないとも限
らない。
会場の中でそんな危機感を持った質問が出なかった。西水さん、ちょっとがっかりしたかもしれないなあ。
※ 会場の若さから
1 経験ある事が必ずしもプラスにならない
自分の目から見ると講演での学生さんのやり取りは、社会に出ればわかるものが多かった。社会経験のあるものなら、私のようなものでも「それは○○だよ」と答えが出せるものでした。
しかし、ひょっとしたら経験あることが逆に見る目を曇らせるのではないか・・
何をいまさら、そんなことよく言われているじゃないと思われるかもしれませんが、それを会場で肌感覚で感じました。
経験ある自分では絶対できない発想をする人たちがいる・・年齢を重ねてきたことが邪魔になっていると感じてしまいました。
2 自分より上の世代のことを考えない
自分自身のことを振り返っても思い当たりますが、自分より上の世代をパートナーとして見ていない。
年上の人と組むつもりはないし、若ければ若いほど、年長者のことは眼中にない。
グループ討議をしたり、その発表を聞きながら、はっきり気づかされました。これはやたら若者と高齢者の対立軸をつくって年長者を悪者にする世間が悪いにかどうかはわかりませんが、年をとるほどに若者に存在意義をアピールしなければ、相手にされないどころか切り捨てられるのではないかと寂しくなりました。
後半ネガティブになってますが、とても有意義な半日を過ごさせていただきました。
私が入ったグループ全員が素敵な方でした。
グループ全員が素敵ということは会場も間違いなく全員素敵だったということで、日本の将来ちょっと楽しそうじゃないって思いました。
参加させていただきまして、感謝です。
多くのことを学ばせていただきました。