最近マイブームの建築家、安藤忠雄氏の自叙伝です。世界的な仕事をされておられる方の言葉は重く、説得力があります。
安藤さんの年代は、第二次世界大戦後の復興期から脱した高度経済成長のまっただ中で多感な時代を過ごし、強さを身につけた最後の世代ではないかと思います。
骨の太さや行動の大胆さは今の若者にはないものです。
建築に対する愛情、独特の感性がいかにして生まれたか、独学で知識を身につけ世界的な建築家になられたことは表面的に読めばすごいなあで終わることですが、どれほどの努力があったか。書かれていないだけにより知りたいと思います。
写真家によるモノクロ写真もたくさん掲載されており、見ごたえもあります。
このような方がだんだん少なくなっており、この世代がまだ発言力の強いいまこの時、日本が方向転換をする最後のチャンスのような気がします。
ソフトバンクのコマーシャルでおとうさん犬が博多弁をしゃべっています。その博多弁の先生が居酒屋のおかみ(松田聖子さん)という設定。
自分は福岡の出身じゃありませんが、これを見た福岡、特に博多の人ってどんな気持ちですかねえ。久留米出身の松田聖子さんが博多弁を教える?自分がもし博多出身だったらちょっといやかな。きちんとしらべてCM作っった方がいいんじゃないかなあって思います。
それとちょっと似た話が、自分が昔からこだわりを持っている場所やお店のことをたまたま行った人にコメントされること。
出身地はもちろんだけれど、若かりし頃、住んでいていろんな思い出が詰まった場所なのに、「○○が良かったです。今後いろんなところで"自分が”PRします」なんて言われると何様なのよ!っと思ってしまいます。
自分のものじゃないし、評価してくれているからいいじゃないと頭ではわかっていても、「あんたなんかに何がわかる」っとつい思ってしまうのです。
お店は、さすがに褒めるほうはそう気にならないですが、悪口はいやですね。
老舗などはたまたま行った時に接客が悪かったりして、ぶつぶつ文句をどっかで書こうものなら、馴染みのお客様の反発を食らいそうです。
月にん十万円、ん百万円使っていて、自分がいないとその店が大打撃、なんて上得意のお客様じゃなかったら、悪口は言わない方がいいですね。
長くつき合わないとわからないことがありますし、既に長く付き合ってだれよりも知っていると自負している方がいらっしゃいます。うかつに悪口を言ってしまうと、それをこだわりのものとして大切にしている方の気持ちを土足で踏みつけることになると思います。
インターネットは、もはや(ITに詳しい人ではなく)「普通の人」が使っているものであり、電話はテレビと変わるものではないことを書いた本です。
ブログやサイトが炎上してしまうのは、暇な人が多数使っているので、暇にまかせてどこまでも議論が盛り上がってしまうから。
ネットユーザーの大半がB級を好み、高尚なネタはネットでは流行らないようです。
コンサルタント・研究者・ITジャーナリストが主張するネットのポジティブな可能性は、「頭の良い人」を対象とした時に言えることのようです。
時々ネットの口コミで話題の商品が出るのを見て企業がネットに期待しても企業が意図する効果をあげることは難しいし、一部一般人が有名になったのを見て自分もと思いがちですが、一般人の人生がネットで変わることはないと考えていた方がいいと語られます。
見えない世界で何かが起こっているのではないかと思っている自分にとって、こういうことかなとネットの一面を見せてくれ、読んでよかったと思う本です。
ただヘビーユーザーの著者でも、いや逆にヘビーユーザーだから捉え切れていない部分もあるような気がして、これでネットがわかったとは言えないようにも思います。
本日は仕事お休みです。朝からちょっとだけ掃除をしたり、本を読んだりして過ごしました。
本格的な夏を前に、庭の剪定をお願いしようと見積もりを出してもらいましたが、結構な金額で凍りついてしまいました。
見積もりに来ていただいた際に、庭を見ると雑草が伸び放題、茂り放題、とても恥ずかしい思いをしました。
毎週必ずお休みがあるから、家の中の掃除をしたり、庭の草取りをしたりすればいいのですが、なかなかやる気が起きません。
仕事で全力を出して休日は充電に充てているんだといい訳をしながら、だらりとしています。
母親は、フルタイムで働いて、休日もクルクルと家事をし、近所の方からも働き者と言われていましたが、その遺伝子は引き継がれなかったようです。
仕事でストレスを感じるといってもストレスの感じ方も個人によって違うようですから、もっと心を鍛えて大方の仕事に疲れないようにして、休日もフルパワーで家事ができたらいいと思います。
しかし、どうやったら心が鍛えられるんでしょうか?もうこの年では手遅れかもしれませんが。
収入を確保しながら、ある程度快適な生活を送りたいと思うと努力が必要ですが、あれもこれもが難しい自分は、それなりにお金をいただいている仕事の方を優先するいまのやり方が自分の気持にも合っているのですが、それにしても家が汚いのはどうしたものかと思います。。
さてさて、世はマイケル・ジャクソンさんの話題でいっぱいです。本当は忘れていた私も俄かファンです。
ところで、docomoのiコンシェルジュなるものを登録しています。最初にお試しがついていて、ヒツジが可愛かったのでそのままになっています。地方にいるものはあまり情報がありませんから使い出はよくありません。(東京の方がどうか知らないが少なくとも地方より情報あるでしょう~)
本日は「ストレスを増やす発想を変える方法」というのが送られてきました。気になったので、読むと・・・ストレスを抱えやすい人がいるらしい。
1 嫌なことがあるとすぐイライラしたり、落ち込んでしまう
2 人と話すと、つい愚痴、悪口がでてしまう
3 いつも自分を追い込んで、頑張り過ぎてしまう
4 「私なんて」「どうせ」と、自分を低く評価してしまう
こうした傾向に多く当てはまる人は、物事の捉え方や考え方に独特のゆがみが生じている可能性があります。・・・つまり無意識のうちに自分でストレスを増やしている・・・まだまだ続きますが。。
もういいです。そうです4つともまさに当てはまります。そうでしたか、自分でストレスを増やしているんですか・・
このような思考パターンに陥った時の解決策は、意識的に自分の考え方を見直すクセをつけることが大事・・・あっそうですか・・・みんなわかっています。でもそれができないんです。
なんかイライラさせる内容にまたまたストレスが重なりました。
気の持ちようということを言いたいのでしょうが、ストレスから抜け出せないでいるときは、一見当たり前で冷静な分析にイライラとしてしまうのです。 (以上を6月26日に書きました。)
と昨日書いていたのですが、いま見ると???
よほどイライラしていたんでしょうね・・・イライラは人格を変えます。注意せねば・・・
(6月27日メモ)
自分は何のために働いているんだろう、何のためにがまんしているんだろうと考えてしまう本です。
幸せを手に入れるために働いているのに、家族とゆっくり時間が過ごせない。子どもが産みたいのに産めない日本っておかしいんだよねって当たり前のことを気付かせてくれます。
アメリカの情報ばかりが手に入りやすくて、いつもアメリカとの比較ばかりしていて、ヨーロッパのことはよく知らないなあと思います。
週35時間労働を実現し、男女ともに家事を分担できるフランスは、今の日本の価値観とはまったく違った価値観で動いているようです。
読みながらあちらこちら、ページのかどを折ったり、付箋をつけたりしました。気になったところを拾い直そうと思っています。
本日は水曜日です。週の半ばは何かと気が緩みます。
ちょっと暑かったので、夕方から窓を開けて網戸にしていました。二匹の猫は網戸を通してゆったりと庭を観察していました。
・・・縄張りを見張っているらしいです。
その猫たち、夕食の準備などなどで家族がちょっと目を離したすきに網戸を開けて夜のお庭に・・・もうびっくりです。
娘二人と大慌てで懐中電灯を取り出し、庭を照らして、一匹はすぐ見つかりました。
でも、あと一匹がいません。日頃ぐうたらして猫のお世話もしない下の娘がなりふり構わず探し回って・・居ました自分で戻ってきました。
もうホントびっくりしました。娘・・・「玄関に出てリン(猫の名前)を大きな声で叫んだよ!はずかしい~」案外猫思い(?)でした。
戻ってきたリンちゃん、大興奮で耳が後ろ向きに折れてましたね・・興奮した時によく出るポーズ
何やら怪しい口の動きも・・虫食べたんじゃないでしょうね・・・
初めてのお出かけは大脱走でした。次から網戸にちゃんとストッパーつけときます。
自分の価値観がゆっくりと変わっています。
とにかく仕事をして結果を出したいと思っていたのが、一日一日を大切にしたい、今を精いっぱいという気持ちに変わっています。
先ばかりをみて、それに向かって邁進していたものが、日々与えられたものを着実にこなしていこうという気でおります。そうして仕事以外の部分、例えば家庭も大切にしたいという気になっております。
これは自分が歳をとってきたせいなのかとも思いますし、世の中が金儲け、成果ばかりを追い求めるものから真の豊かさは何かを考えるものに変わり始めており、自分もその影響を受けているせいかとも思います。
自分の考えが大勢だと思っていると単に自分の年齢の問題であったり、逆に世の中が変わっていて、ほとんどの人が自分と同じ発想をしているのに、自分だけが特別な発想をしていると勘違いしないようにしないといけないなあと思います。
それにしても自分の価値観の変化は何から起こっているのか・・・ここのところの毎日の経験が影響していると思うのですが、複雑すぎて自分でも説明ができません。
「「20年」で世界をつなぐ仕事」でテーブル・フォー・ツーの活動を読んだり、イランの大統領選の混乱を見るといまの日本は静かな国だと思います。
ちょっと昔まで大学紛争で命をかける目にあったり、労働争議で逮捕者を出したりしていたとは思えない穏やかな国です。この穏やかな環境がいつまでも続いて欲しいと思いますが、そうそう日本だけ平和だという訳にはいかないような気がします。それまでに世界情勢をもう少し把握して、日本の今の位置を確認しておきたいと思います。
昨日は転職セミナー会場のブースで相談や説明をするスタッフの様子を見ながら、6時間、人の観察をしていました。
「転職セミナー」ですので、既に何年か働いているだろう人が多いように感じました。それはスーツの着こなし、落ち着いた様子からわかります。学生さんはオドオドしていますね。
転職というよりは、仕事がなくなって再就職の仕事を探している方が多いようでした。
就職の合同会社説明会の会場に足を運ぶのはこれで三回目ですが、比較的長時間会場に居ることもあり、仕事を探している方のだいたいの傾向がわかってきたかなあと思います。
1 あまり積極的ではありません。
ブースの前にしばし立ち止まり、声をかけるまで行動を起こしません。
2 有名企業に集まります
自分も偉そうなことは言えませんが、名前の知れた企業に人だかりが出来ています。我々は、あそこきついってこと知っているのかなあ~などとつぶやいています。
それはわかっていて、ここで働いてみたいという方も中にはいると思うのですが、そんなにいるのかなあ~って数です。
3 長時間会場にいる
お目当ての企業を見つけてどんどんブースで説明を受けて、せっかくだからたくさんの企業の話を聞いていこう。というのならわかるのですが、ブース前に立っていると何回もブースの前を通る人がいます。つまり会場内をウロウロされています。
自分が何をしたいかわからないから、いろいろ見てみたいという気持ちはわからないでもないのですが、会場にいるだけでは・・・そんなことしている時間があったら、次のために本でも読んでみたら・・などと余計なことを考えてしまいます。
たった3回の経験なので、この感覚は間違っているところも多いだろうと思います。
ただ、労働施策としては就職相談を受けたり、求人を集めて紹介したりする個別の対策だけでなく、もっと求職者の意識を変えるような取組、あるいはもっと以前の求職者の実態(生活面だけでなく、精神面も含め)を知る取り組みをしないといけないのではないかあと感じているこの感覚は、間違っていないんじゃないかと思います。
本日は転職セミナーに行きます。
仕事が嫌になって転職する訳ではありません。
まあ、私の歳では普通に転職するのは難しいですので、したいといってもできないでしょうが・・
マイナビ転職セミナー( http://tenshoku.mynavi.jp/event/fukuoka/090620/ )に福岡県が出展しますので応援に行きます。
新生活産業といううちの事業もPRします。→事業を運営しているユニプロ就業促進事務局 http://www.uniqpro.jp/ )のメンバーががんばるので、私は会場内の様子をじっくり見たいと思っています。
うちの業界の方には挨拶しよっと・・→うちの業界だけ??
それでは会場でお会いしましょう・・・??の?
「あなたの書いているものはわからない」ともろに言われるので、論理的な思考が不足しているのだろうとロジカル・シンキングの本・・・というより、ずばり「ロジカル・シンキング」というタイトルの本を読んでいます。
いちいち思い当たることがあって、ロジカルな思考をしていなかったんだなあと思っております。読み終わったらブログに書いてみます。
女性上司と彼女の昨年度までの仕事と今年の仕事の違いを話してみました。
去年までの仕事は法令・規則・通達等に基づく仕事で、できて当たり前。しっかり条文や先例を調べて失敗しないように事務を執行していきます。誰がしようが答えは一緒です。そして100%が当たり前なので、できて+-ゼロの評価
それに対し、今年の仕事は無から有を作っていく仕事。企画するものの個性がでますし、担当者の努力不足で企画自体が実施できないこともあります。答えはなし。時によっては皆さんが求めていないものが出来上がって、矛盾を抱えながら実施していくものもあります。
前職と現在の仕事は、ま逆な仕事で、どちらがいいかはわかりません。
ということで後半は何が言いたかったかわかりませんね。やはりロジカル・シンキングの取得が急がれます。
社員食堂を持つ企業や団体と提携して、通常より低カロリーで栄養バランスのとれた特別メニューを提供してもらい、そのメニューの価格に20円を上乗せして設定。その20円は寄付金としてアフリカに送られ、現地の子どもたちの給食費にあてられます。
この仕組みを作って運営しているテーブル・フォー・ツー(TFT)というNPOの事務局長が書いた本です。いわゆる社会事業、ソーシャルビジネスの話。
マッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントとして働いたこともある著者小暮真久氏が、TFTの立ち上げ、運営について語られております。
社会事業も社会貢献に対するしっかりした理念と戦略を求め、志を同じくする人で構成される少数精鋭の組織で活動をする。
まだまだソーシャル・ビジネスについて、整理ができていませんが、この本で少し理解できたように思います。
何か熱意ばかりでやみくも動いていて、自分たちの想いだけを語っている人たちが勝手に「ソーシャル・ビジネス」という定義をしていると感じていましたが、本当は熱い想いだけでなく、通常のビジネスと同じように他とは違うしくみが求められる活動なんだなあとわかりました。
さて、ソーシャル・ビジネスについて否定的な発言をしてしまうのは、自分が公務員だからかなあと思ったりもします。さまざまな利害がぶつかってなかなか公益が実現できない。そもそも公益って何?って悩むこともある自分たち。
あらゆる分野に関わりがあると一つの意思決定が他の公益を阻害してしまう。例えば道路整備を決定すれば環境破壊を起こすこともある。絶対的は善はなくて比較考量で意思決定がなされ、その事務を自分たちは実行していく。そこで自分の私的な価値観とは相いれないこともあるけど、仕事だから執行しなければならない。
そうした時にある特定分野の狭いところに関心を持って、そのために一生懸命になれる、それもそれを社会貢献と考えながら・・・自分たちがしたいと思ってもできないことに嬉々として取り組んでいる。
そんな仕事の仕方をしているソーシャル・ビジネスに関わる人たちにちょっと嫉妬をしているのかもしれません。だから甘い考えだとなんか許せない気になってしまう。公共はもはや国・自治体だけで取り組むものではないとわかっていながら、了見狭いです。
好きな本でした。熱い想いも一緒にくっついてきますが、NPOを立ち上げる際に参考になる本だと思います。
月曜日はお仕事で久留米に行ってきました。高速でスイッスイ・・軽く1時間弱でつきました。
百年公園内にある久留米リサーチパークの企業さんとの面談。
緑いっぱ~い。
良いところで仕事されてますねって言ったら、イベントがある時は混んで大変とのこと。完璧なところはありませんね。
お仕事の方は、その企業さん+大学の先生とお会いして、ばっちり盛り上がって終了。
都会の大学の先生でしたが、やっぱり都会の人は違うよって思わせるキレの良さでした。
人とお会いするのは楽しい半分、ドキドキ半分。
人見知りをする私としては、なるべく話をしないで済ませたいところですが、すてきっ!で思ったら、結構しゃべれる。不思議ですね~