最近続編がベストセラーになっているようですが・・
遅ればせながら読んでみました。
題名のとおりアメリカの貧困が書かれていますが、思考停止に陥るくらい悲惨な事例が書かれた本でした。
グローバリゼーションの中で、製品やサービスの低価格化競争が進み、そのために最大のコストである賃金がカットされていく。
利益を追求しなければならない企業は、賃金を受け取る労働者の生活がどうなるかを考える余裕もなくなっています。
利益追求ばかりに走る企業は社会的責任なんてまったく考えておらず、いかにうまいシステムを使って安い労働力を集めるかに関心があります。
企業の暴走の対しては、政府の規制が労働者を守るはずなのですが、発言力の強い大企業の方を向いた政策が多くなっています。
政府で働くものが国民を守るという使命を捨ててしまっているようにも感じます。
お金持ちになることに価値をおいている人が世の中の大多数を占める限り、いまの流れを変える方法はないように思えます。
世の中のシステムを変える力を持つ政治家や経済界のリーダーがお金以外のところに、本当の価値があることを理解しない限りどうしようもないように感じます。
本当の豊かさとは何なのか。
他人の痛みをわかる心や何のために生きているのかを考える余裕が欠けているように思います。
ところで、もちろんこの本に書かれていることは現象のほんの一部だろうとも思います。
真実なんでしょうが自分は真実を確かめるすべを持ってませんし、この本を全面的に受け入れるのはちょっと違和感も感じます。
遅ればせながら読んでみました。
題名のとおりアメリカの貧困が書かれていますが、思考停止に陥るくらい悲惨な事例が書かれた本でした。
グローバリゼーションの中で、製品やサービスの低価格化競争が進み、そのために最大のコストである賃金がカットされていく。
利益を追求しなければならない企業は、賃金を受け取る労働者の生活がどうなるかを考える余裕もなくなっています。
利益追求ばかりに走る企業は社会的責任なんてまったく考えておらず、いかにうまいシステムを使って安い労働力を集めるかに関心があります。
企業の暴走の対しては、政府の規制が労働者を守るはずなのですが、発言力の強い大企業の方を向いた政策が多くなっています。
政府で働くものが国民を守るという使命を捨ててしまっているようにも感じます。
お金持ちになることに価値をおいている人が世の中の大多数を占める限り、いまの流れを変える方法はないように思えます。
世の中のシステムを変える力を持つ政治家や経済界のリーダーがお金以外のところに、本当の価値があることを理解しない限りどうしようもないように感じます。
本当の豊かさとは何なのか。
他人の痛みをわかる心や何のために生きているのかを考える余裕が欠けているように思います。
ところで、もちろんこの本に書かれていることは現象のほんの一部だろうとも思います。
真実なんでしょうが自分は真実を確かめるすべを持ってませんし、この本を全面的に受け入れるのはちょっと違和感も感じます。