本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

聞き屋さん

2010-02-28 09:49:15 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
「聞き屋」・・こんな名前だったと思いますが、沖縄にあるらしいです。
テレビで見ました。

沖縄の繁華街・・国際通りなのかな?・・の路上で看板を出し、無料で、悩みや愚痴などなどお客さんの話を聞く。

路上で向かい合って椅子に座り、話を聞く。
何人かの聞き役がいて、隣の席とも近く、プライバシーを考えているような風もなかったですが、お客さんは気にする風もなく話をする。
面白いなと気になりました。

無料でやっているということはボランティアなんでしょうが、ひょっとしたらお金を出しても聞いてもらいたい人は多いかも。

自分も仕事で上司や同僚に否定されたり、理解されなかったりすると、職場でうっかり愚痴をこぼしたりして、愚痴をこぼしたことに対して自己嫌悪に陥ります。

かといって、そのまま貯めこむと鬱々と思い悩んだりしているし。(所詮耐性がないのだろうけど。)

そんな時、まったく知らない方がひたすら話を聞いてくれるだけでも、しゃべっているうちに自分の間違いに気づいたり、単にしゃべるだけでも気分が切り替わるように思います。

仕事や家庭の悩みで心が壊れそうになって専門の病院に行きたいと思っても、話を聞いてくれなかったり、直ぐに精神安定の薬を出そうとするところもあるそうだよ・・なんて聞くと躊躇してしまいますし、

身体の具合がちょっとおかしいかなって病院に行くようには心の病院にはいけないところがあって、それで手遅れになって深刻な心の病につながってしまうような気もします。


昔は家族や友だちなど、親しい人に話せたことが、いまはみんな忙しくなったり、メールが発達して文字で伝えられると思ってしまって、直接話すことが少なくなってきました。

でも口を動かして声に出して、自分の気持ちを外に出すことが、頭の中に溜まった変なものを捨てる最良の方法かも知れないと思います。

私の街にも「聞き屋」が欲しいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まず地域を考える意味

2010-02-27 17:02:49 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
2月26日、素敵な方に会わせていただきました。

話を聞いているだけで、自分も動こうという気持ちになる方でした。

一緒に話をしているとこれから私たちが何をすべきかを考えること、そして行動することが重要なのだと確信が持てて、自分も動きさえすれば何かが変わるような気になりました。

その人のそばにいるだけで、自分も何かができる気になる。
自分の中に根拠のない自信がわきあがってきます。

なんかわからないけど・・こういう気持ちが実現できそうもないことを実現する原動力になるんですよね。

たぶんこの方に会うとみんなが感じると思うので、多くの方に会っていただいてみんなの気持ちを変えていただきたいですね。

ところで話をしていて、ああそうかと思うことがありました。

常々九州でものを考える時に、なぜ「日本」ではないのか、なぜ「世界」ではないのかと割り切れないものを感じていました。

世界が幸せでなければ、日本も幸せではない。日本が幸せでなければ地域(九州)も幸せではない。

では、紛争や貧困などもっと大きな問題に取り組むべきではないか。

世界にある問題からすると日本の中の問題が「コップの中の嵐」のような気がしていました。

しかし、「九州では、地域で何かをという発言がどこからも出てくる。しかし、東京では地域という発想はあまり聞かない」と言われるのを聞いて、

確かに世界中には早急に解決すべき大きな問題がたくさんあるけれど、自分が生活しているところで、(自分だけでなく)周りの人たちも一緒に幸せになるために、どうしたらいいかという発想がなければ、もっと大きなことなんて考えることなどできないのではないか。

大きな問題を解決することはとても大事だけれど、自分の周りのことさえ考えない人が深刻な紛争や貧困など想像できない。

あれこれ考える暇があったら、地域のことを考えたい自分の気持ちを大切にして、地域のために行動すべきじゃないか。

まず地域を幸せにできれば、地域の考え方を拡げていって、日本や世界になる。

この考え方が、世界を幸せにする近道なのかもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人材って何? 「ソーシャル・イノベーション」シンポジウム

2010-02-26 01:07:13 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
ソーシャルビジネス、ソーシャルエンタープライズ・・最近やたらソーシャルがもてはやされていて、それはそれでいいのだけれど・・

多様性ある方々が持つ雑多なニーズに対応することの困難を知っている自治体職員としては、「ソーシャル」に関心を持っている人が、どのくらいの気概でどう臨もうとされるのかと知りたくて、「ソーシャル」とつくものにやたら顔を出しています。

今回参加した「ソーシャル・イノベーション」シンポジウムもその一つです。

2月24日午後3時、フォーラム福岡と福岡大学商学部の主催。お休みをいただいて参加しました。

パネリスト5人にコーディネーター、そしてテーマは「人材」。「人材」???こんな大きなテーマで議論が出来るか?

結果、やはりの状態でした。

議論は拡散につぐ、拡散。

おまけに参加者との質疑の時間をメインに組み立てられていて、せっかくいい問題提起があっても次の質問で別の方向へ。

そして大方の発言はマスコミで言われていることの焼き直し。

また、やれ組織が悪いだの、ちゃんと人を活かしてくれないなどの環境が悪いから駄目、その環境を変えてもらわないと・・的な構造的問題だからそこが変わらないとどうにもならないよねって発言が出てくる始末。

いやいや評論家の発言を聞きに来たわけじゃなくって、我々はどうすればいいのかを知りたいんですけど・・

そもそもここに参加した人たちの言う「人材」って何なんでしょう?

パネラー及び参加者の多くが、人材=すごく優秀な人たちのことと考えているみたいで、やれ優秀な人材は東京に行ってしまうとか、大学でポスドクが活かされずにゴロゴロしているとか・・

でも、「人材」の議論をする前提として、何のために人材が必要なのかが考えるべきであって・・

地域の課題を解決するためには、地域のことを知っていて粘り強く交渉が出来る人
海外に出ていくためには、その国の言葉が喋れて、数字でモノが言えて・・など目的によって求める人材も違っているはず。

だからここで期待した議論は、

いま我々の地域がどこに進もうとしていて、そのためにどういう人材を必要としているのか。
各自が持つ能力を引き出すための目的や目標あるいは将来のあるべき姿を地域が示し切れていないのではないか。
この地域に必要な人材を集める、あるいはいま居る人の能力を引き出すためにはどうしたらいいのか、そのために自分が何をしたらいいのか。

なんてことだったんですけれど・・

結局、自分をきちんと人材と活かせていない組織や人材確保に悩んでいることの愚痴を聞きにいったようなもので、なんか時間損しちゃったで終わりました。


で、最後にコーディネーターの発言が・・

「時間になりましたので議論を打ち切ります。コメントはいたしません」・・総括が出来ないくらい混乱したことに対する「逃げ」ではなかったか?

「もやもやしたと思います。これを次回につなげたいと思います。」・・シリーズものでもこの場の人すべてが次回に参加するわけではありません。
この参加者に対し、結論あるいは方向性らしきものを示せなかったことを真摯に伝えるべきではなかったかと。

素人の自分でさえこれくらい感じましたんで、参加の研究者・専門家の方がどのように感じられたか興味があります。

最後に・・
会場で発言しようと思えばできたのに、あとになって自分のブログでグチグチ言っている自分って何って思いますけどね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しろうと的に気になる東京大学の玄田有史教授

2010-02-23 21:59:12 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
日経新聞の夕刊1面「拓くひと」←このタイトルでいいんですかね?紙面の文字をどこから読むのかよくわからないですが・・

本日は、玄田有史教授でした。

先生が取り組まれている「希望学」というものの話です。

玄田先生は、若者の雇用について雇用システムから実態を解明していったと新聞に書いてありますが、「仕事のなかの曖昧な不安」を読んで、その当時、雇用については堅苦しい本が多かったので、ほかのものとはちょっと違うなって感じました。

そうはいいながら何やら読みにくいなあとも。

今回も希望学の第一巻を買いましたが、またまた読みにくいなあと・・気にはなっているんですが、読み終われていません。

新聞にもありますが、「雇用や賃金よりも『希望を持てないこと』の方が大きな問題では」「「希望や信念はそれらを持つ人から周囲に広がる」ことも知った。」

・・・聞き取り調査から導かれたことですが、何やら論理的という言葉からは遠いような・・

何を言いたいかわからない状態になっていますが、

しろうとから見ると古さを感じてしまう雇用分野の研究で、また何か新しいことを見つけてくれるようなとても気になる研究者です・・ってことを言いたかったかな!

とにかくわかっていないなりに、その行動、研究の方向性がとても気になっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道州制が遠ざかっていく・・

2010-02-21 10:25:38 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
本日2010年2月21日付、西日本新聞の一面特集記事「特報2010-道州制、変わる位置付け」を読んで、やっぱりとがっかりしてしまいました。

ちょっと冒頭部分を引用させていただくと

『鳩山政権は「道州制」に消極的だ。自民・公明両党の政権が地方分権を国主導のトップダウン型で進めようとしたのに対し、鳩山政権の「地域主権改革」は市町村を重視するボトムアップ型。・・・』

鳩山政権が地域主権改革に取り組むということで期待していたんですが、流れを見るとどうも違うようなとも思っていたんで、この記事を読んでやはりと思います。

いま地域は、地域のあり方を自分たちが決めて、自分たちの責任でそれを実現することを求めています。

いまは国が一律に決めることが多すぎて、地域が何かやろうとしても規制に阻まれなかなか実現できない。

だから地域に権限を移して欲しい。

地域のグランドデザインを描く作業を地方にさせて欲しいということなのですが、グランドデザインを描くのであれば、経済圏や生活圏が広がっていますから、ある程度大きな規模で一つになって取り組んでいく必要があります。またある程度の規模がないとそれをやる力もない。

ですから地域に権限をといった時にまず程度の規模のところに権限を移すことが優先されるべきであり、市町村からのボトムアップではないと思うのです。

この問題はいままでやっていた国・自治体の事務の権限をどう分けるかという問題ではないから、

住民の緊急の課題に対応している基礎自治体である市町村が行う「自分たちのことは自分たちでやる」ということと地域で主権を持ってということはちょっと違うことのように思うのです。

自分たちで制度を決めていく=権限を持つということは非常に重要でやりがいがあることだと思います。

ですから長年政権与党や霞が関が離さなかった。

それでうまく行くならそれでもいいかもしれないけれど、解決すべき課題がますます多様で困難になっていくのに、それを手当てできる財政が悪くなっている状況では、国は地域のことは地域に任せ国でないとできないことに特化し、地方は地方で自分たちの責任で地域運営をしていかなれけばならない状態になっています。

やっと政権に就いた民主党が国を動かすことの面白さを知った時に、その権限を縮小する道州制を実現できるほどの国を想う政党なのか?

本気で道州制に取り組めるかどうかで政党の愛国度がわかるような気がします。

しかし、自分自身のことさえ潔くよくできない方々が、国を考えてあえて決断するなんてこと・・できないでしょうね。

ところで、この記事には続きがあります。

大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山、徳島、鳥取が「関西広域連合」を立ち上げ、一部事務を共同化するそうです。

国が進めないならできるところから・・「国が動かないから、地方は何もできない。」でもない。

もう待ったができない状況の中で、意欲のある地域はどんどん新しいことをやっていくのかもしれませんね。

国がやってくれないから、何も変わらないという言い訳ももうできなくなります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうすぐ春ですね、もう少し頑張れば、次が見えます!

2010-02-20 21:21:00 | 日記(日々の出来事)
庭の雑草が目立ち始めたので、草取りをしました。
庭の様子に春を感じます。
この時期に草取りをしておけば、本格的に温かくなってちょっと楽かななんて思って作業をします。

作業をしている時間は暇なのでいろんなことを考えます。

まずはやはりどんな生き物も自然の摂理に従って生きているということ。

人間も賢くなったとはいえ、生き物ですから自分が生きるべくして生きている。

辛いことがあっても本能の声に耳をすませば、強く生きることをが出来るのかなと思います。

性格が合わない上司に巡り合いちょっと苦しい思いをしていて、苦しいこととその感情に耐えられなくなる自分に情けなくなったり、仕事でなかなか思い通りのポジションを貰えなかったりして、貰えないこととそのことに対してうじうじしている自分がいやになったり・・


つくづく小物だとおもうけど、でも・・雑草を見るとそんな自分でも生を受けた以上、キチンと生きないといけないなあと思います。

そうしてしっかり考えると何のためにそう思っているの?って考えられるようになります。

自分がやりたいことは何なのか、自分が出来ることは何なのか。

自分を否定する上司がいてもできることはたくさんある。

ゆるぎない専門性を培っていたら、ちゃんと認められたはず。

自分がやりたくないことをやるポジションが欲しいのか?

欲しいものを手に入れるために嫌なことにも我慢してきたか?

本質を忘れていたなあと思えます。

私どもの組織は不祥事に揺れています。

上に気に入られることを優先したがために、大切なことを見失ってしまった人たち

。あるいは黒を黒と言えない環境を創り出してしまった組織。

言い訳をしてはいけないことですが、人間の弱さが招いたものですね。


なぜ人は人の上に立ちたがるか・・それは人間が動物である証拠のような気もします。

自分が優れた遺伝子を持ち、最も優れたものであることを誇示する。

野生動物を追ったドキュメンタリーで良く見る光景のような気がします。

しかし、人間が人間であるためにはそれを超えて尊厳ある生き方をすること。

死を覚悟で明治への改革を進めた人たち。祖国を守るために片道切符を選んだ人たち。

自分もその国の人間だと思い、誇りを持って生きてみたいなあと思ったりします。

新しい季節が始まります。

いくつになってもまた新しいことが待っています。

何が大切なのか常に考え、本質を見失わないように過ごしてたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だらり日記

2010-02-17 23:31:49 | 日記(日々の出来事)
4月1日の人事異動まであと、約1月半。
メンバーチェンジを願ってカウントダウン中。

新年度を迎えるため、今年度の店じまい中・・結構面倒&重要

だらだら読んでいる本でマーク・・「あなたが私に事業計画を提示できるくらいなら、すでに遅すぎる」ビル・ゲイツの言葉ですが、事業計画を書けるくらい具体的な事業はもう既存のもの。
本当に新しい事業は先が見えなくて計画なんてかけない。
大きな企業の方で、計画は自分が・・なんて言う方が多くてイラっとくるんで、100拍手くらいあげたい発言。

最近習い始めた超入門外国語。

おもしろい・・終わった時はちょいと興奮状態。お腹がすいている時間帯だけど空腹なんて感じない。

家に帰ったら一人だった。それで二匹の猫と遊ぶ。

これだっというものを見失って放浪中。チャンスの女神の前髪を・・やっぱりつかみ損ねた感じがします。

自分が本当にしたいことって何?

本当に自分はそれをやりたがっているのか?

ぐずぐず考えていないで行動したいけど・・

現場を見る人になる、単純な作業を嫌わない。
地味な中に本質は隠れている。と思う。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息苦しい2月が続く

2010-02-14 20:36:49 | 日記(日々の出来事)
今日は、公共経営研究会の勉強会でした。
順番のプレゼンが終わってほっかりしています。

髪も切ってさっぱりです。

仕事も仕事のあともちょっとプレッシャーの一週間が終わったと思ったら、また色々と「厳しいな~」と感じそうな一週間が始ります。

手帳を見てみると2月は最後までそんな気分が続きそうで、はたまよく考えると3月も色々ありそうで、新年度が始める4月まで気が張り詰めていそうです。

今日の公共経営のテーマは介護と雇用でしたが、特に介護保険の財政見通しを考えながら、参加者全員、日本の財政状況にさらに危機感を持ちました。

最近、誰も財政再建の話をしなくなった(政治の中で)。

民主党は大きな政府志向で、今後財政再建が重要課題として直ぐに浮上することはないだろうという先生のつぶやきは怖かったですね。

そして、破たんは「来た!!」と認識されることがない・・じわじわと生活が苦しくなり、気がついてみると財政が完全に破たんしていた・・なんてつぶやきも。

どうなるだろうと思いつつ、近いうちかもしれないなあと既に破たんを受け入れつつある自分がいるのは、さらに怖い気がします。・・どうにかしなくっちゃっという気もなくなっている?

そう言えば今日はバレンタインデーでした。もう少し明るい話をした方がよかったかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブルーセーター」ジャックリーン・ノヴォグラッツ著

2010-02-11 21:08:23 | 本・雑誌、読書
1月にある女性にお会いしてお話をし、しなやかさに魅かれその方のブログを時々読んでいますが、そこで取り上げられていた本です。
著者は開発途上国で事業を起こす現地の方々に投資をする非営利組織のアキュメン・ファンドのCEOです。

途上国のインフラ建設に対する経済援助はそのインフラを維持するお金や技術がないから、無駄になっている事例が多いというのは聞いたことがありました。
そのため現地で事業をする人たちに投資する方が多くなっているという話も聞いていました。
しかし、それもうまくいっていない事例が多いということが書かれています。
各国それぞれの生活習慣やお金・労働に対する価値観があり、先進国と同じ発想で援助をしても活かされないし、場合によって不正や犯罪の温床になるようです。
援助をしたことで事態が深刻になる事例もあるとも書かれています。

地域が貧困から抜け出すために発展するには、現地で現地の人が事業を立ち上げていくのが正解なのですが、支援をする場合は、お金を渡すだけでなくその地域にあった方法で事業の立ち上げを見守ることが必要のようです。
そのためには経験ある方が現地に張り付いて事業がある程度安定するまで指導をすることが大切で、お金もさることながら、現地に腰を落ち着けてくれる熱意をもった人材が必要です。

それは、先進国なら相当なお金を稼げる人が、生活環境が悪い途上国に住んで辛抱強く現地の人を指導することであり、人材を見つけることが非常に困難だと思われます。

グローバル化が進んで自国だけうまくいっていればいい時代は終わりました。
途上国の問題は先進国にも重大な影響を及ぼしますから、もっと当事者意識を持たなければいけないでしょう。

しかし、この本を読んでも自分の周りを見るのに精いっぱいでまだまだ遠い世界のように感じてしまいます。

ところでこの本の中で私が日頃感じていることが語られていました。
良いことではないのですが、自分がまさに今感じていたことですので、そのまま引用してみます。

著者がアメリカにもどってロックフェラー財団の方とフィランソロピスト(篤志家)について話をしているところです。

『「中流階級、労働者階級が社会にどう解けこんでいるかを考えることだ。社会を動かす知的エリート・・・アナリストや数値データを扱う人間、それに記号や技術を操る人間たち・・・は、持たざる人々への共感を持っていないことが多い。持っていたとしても、最貧層に焦点をあて、下層中流層にはあてない。でも社会変革には、この層こそ決定的に重要だ」
今日の世界では、エリート層は、ますます国境を越えて互いの関係を歓迎するようになる一方、自国の低所得層とはあまり関係を持とうとしない。どうすれば、地元とも、また真にグローバルにも連携する共同体同士の結びつきを創り出せるかが、この世代の重大な課題の一つだ。』

指導者がいて、その方が優秀であることがまずは重要ですが、そういう資質を持った方は多くありません。
社会を動かそうと思ったら、多数派である中下流の人たちに理解され、そこを動かさないと駄目だと思っています。

いまの日本でもこのままではいけないと行動する方がかなり出てきていますが、中下流、いわゆる普通に生活している人を動かせていない(はなから相手にしていない)のではないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福岡市今泉「ひめ」

2010-02-09 00:18:03 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
タッチの差で間に合ったと思ったのですが、アップの日付を見たら、9日になっていました。

ということで続きを・・

昨日は中央区今泉の「ひめ」というお店に行きました。

カテゴリーは「お気に入り」になっていますが、昨日2回目で、お気に入りと呼ばせていただくには、気が引けます。
それくらいお気に入りとして利用されている方がたくさんいるだろうと思うお店。


地図を持っていてもなかなかたどりつけないお店・・一般的に「隠れ家」的と言うようです。

多彩な器に各地の野菜とお魚。

素材を活かしたお料理に皆さん大満足で、お店を選んだ私も、まるで自分が褒められているように大満足。

料理の話なのに写真がありませんが、ゆっくりと食事ができるお店でした。

お仕事の話があると誘われたのですが、このお料理の前で話が切り出しにくかった模様。

しばらく持ち越しになりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうすぐ明日

2010-02-09 00:00:10 | 日記(日々の出来事)
毎日書いているわけじゃないので、あわてる必要はないけれど

取り急ぎ

本日福岡市中央区今泉 「ひめ」で夕食。

皆さん方の大満足の声を聞き、最終バスをつかまえるため、今泉から昭和通りまで走る走る!

無事帰宅。福岡市内でもはずれですから・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葛飾北斎とその娘

2010-02-07 16:35:39 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
「おんな北斎 天才浮世絵師は二人いた!」を見ました。
二人の絵にかける情熱は尋常じゃないですね。

西洋も憧れた浮世絵を生み出した画家は、江戸時代の質素な生活の中でひたすら絵のことだけを考えて北斎は90歳になるまで、その娘応為はずっとその父親について絵を描き続けたんですね。

テレビの画像からでも伝わる繊細な線、華やかな色彩を見て、直ぐにでも実物を見たくなりました。

ところで70代、80代に優れた作品を残してる北斎。
天才と普通の人でレベルは違うのかもしれませんが、60歳辺りで引退してあとは余生という考え方は、可能性を閉ざしているのかもしれませんね。

かつてはかなり若いころをピークに衰えると考えられていた脳もいまはいくつになっても成長を続けるという研究もありますし、やりたいことをずっと続けて日々進化しつづける気持ちが大事ですね。

但し「老害」と言われないように、若い者のことに口出しせずに北斎と同じようにただただ自分の道だけを究める気持ちも忘れてはいけないでしょうけど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

語学レッスンのチカラ

2010-02-06 08:10:25 | 日記(日々の出来事)

昨日は感情的になってしまい落ち込んでいました。

相手もそこまでのことかと思ったことでしょう。

しかし語学のレッスンだったので、そのまま帰って布団にもぐりこみたい気持ちを押さえてレッスンへ

メンバー3人とイギリス人先生。相変わらずの落ちこぼれぶりでしたが、少しだけ気持ちが晴れました。

メンバーの2人は30代の男性&女性ですが、どちらもとっても素敵な方。

やさしくてバランス感覚あって、そしてお仕事でも活躍されています。

良い方々と巡り合っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しゃかりきになることを止めようと思う・・

2010-02-06 07:24:18 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
何か熱にうかされたように、頑張らなくちゃと考えてきた。

自分がお世話になった世の中に少しでも役に立って、生かしてもらった環境を少しでも元の状態にしてこの世を去れればと思っていた。

次の世代が困らないようにとも・・

でもそんなこと誰も思っていないなあと・・

やたら世界や日本の危機感をあおる方って結局、自分が売れることが目的?
批判をして、あるいは評価をして、ちょっとだけ提案してそれから??何も動かないじゃない。

地域のためっていう人も人脈作ることに一生懸命で、結局自分のステータスを上げることしか考えていない。
自分は優秀で普通の人は何もやっていない。だから切り捨て!
・・・結局自分だけがかわいい。

上ばかりをみて、ごますりみたいな仕事しかしていない人はましていわんや。

世の中のためになどという発想は、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズみたいな一人で世界を変えるものを生み出す人たちのもの。

普通の人間は毎日をただ過ごすことを考えておけばいいのかもしれない。

みんなが少しだけがんばって、下向き矢印を水平に、そして上向きに変えれられると思ってきたけど
・・いまの日本で難しいことですね。

日本が悪くなってもテロが頻発したり、大勢が飢餓で死ぬなんて国になる可能性はないかもしれない。
もしそうなったとしてもその環境で生きればいい。
人間はどんなところでも生きていけるから。

しゃかりきになって周りを巻き込んで迷惑かけたり、自分自身がきつくなるのは、もう止めにしよう。

本当に何かがしたいなら、自分だけで静かに進めよう。。

・・きっとそうかもしれない。。

一人黙々と努力をした人だけが自分とそして周りの方を幸せにできるのかもしれない。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「裸でも生きる2」山口絵理子著

2010-02-05 02:06:21 | 本・雑誌、読書
「裸でも生きる」を読んで止まらず、2を読んでいます。
もっぱら外出時の公共交通機関の中やちょっとした待ち時間を使っていますがもう読み終わりそうです。(残念)
涙腺が弱くなる年ですので、バスの中でうるっときてまずいと思ったりしてます。
こんなに魅かれるのは、魅かれる要素をたくさん備えているから。

・何事も自分で徹底的に考えておられること。

年寄りくさく言えば、「お若いのに感心」です。
いまどきの方々、本やメディアから得た知識のくせにいかにも自分が考えた見たって思っていて、たまたま成功体験があるとそこから先を考えない。
たとえばその成功って本当に成功なの?別の視点から見たらそれって意味あんの?って言いたくなってしまう。
・・若者だけじゃないですね、自分にもそんなところがないとは言えない?

・すべての方を尊敬する気持ちをお持ちのこと。

お金や知識が人格を決めないことを十分に分かっておられる方だと思います。
この本を読んで、先進国であろうと途上国であろうとみんなあるがままの現実を真剣に生きていることにあらためて気がつきます。
みんなそれぞれの価値観を持っているから、それを理解せずに、自分の価値観を押し付けてはいけないと思います。

・他人の事はあんまり気にされていないこと。

他からの評価はあまり気にしておられないし、逆に他人への妬み、愚痴がぜんぜんない。

成功を手に入れて「私はあなた方とは違うのよ」と言う(思っている)方が多い中にあって、あくまでも謙虚で、常に次を見ておられる方。
娘ほどの年齢の方なのに教えられることがいっぱいで、人間が成長するって、単に年齢を重ねるだけじゃなくて、どんな状況でも逃げずに真剣に向き合い、どうあるべきかを徹底的に考えてそこから何かを手に入れることかなって・・この方の生き方を見て思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする