本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

来年の目標

2011-12-31 15:44:49 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
明日になって今年の目標を考えているかもしれないけれど、とりあえず今現在思いついた(思いついたというところが私っぽくていい)来年の目標。

(1)年末に職場の人と話をして、乗せられちゃった勉強会を作る。
専門職を育てていない我が組織において労働問題解決のための専門職人材を作るべく、組織の外で人材育成の仕組みを作る。
そのための勉強会を立ち上げる。
すぐ大風呂敷を拡げたがる私としては、企業、公的機関などなど、いま日本のすべての組織に必要とされているのは人材。その人材を守るために労働問題解決あるいは労働教育の分野で、企業や専門職の方々にも支援あるいは連携を図る価値があると思ってくれる公共職員の集団を集めていく。その仕組みを通じて、組織ではゼネラリスト育成らしきものをしている職員、一人ひとりの専門性を高めていく。
簡単に言うと組織は必要性を感じてないけど、本当は専門性高い職員が必要だから、組織がやってくれるのを待たずに自分たちでできないか試してみようというもの。
まあ、大きなことを言っているけど、年明け一番は意義を説明して、理解者を集めることかな。一歩一歩・・・

(2)NAKAKIRA(ナカキラ)。今年初めに本格的に取り組み始めて・・年末、まだ形にできてない???
自分に対して「何やってんだ」状態ですが、第一目標ホームページの枠だけはどうにか作れた(ご協力いただいた方々の力が大きいけど)。来年はこれをベースにきちんと活動を行っていきます。

(3)九州大学ビジネススクール修了生公共経営研究会(QAN-p)。来年は指導してくださっている先生が年間ほとんど不在になってしまうので、活動自体が中だるみしているし、そのまま終わってしまいそうで心配。せっかく立ち上げて細々でも活動してきたから、是非次につないでおきたい。

とりあえず3つ。みんなバラバラで、何欲張ってんだ、だからどれもできんだろうが!!と言われそうですが、自分の中ではどれもつながっています。
いまの日本の状況のなかで、自分かできることをしてみたいってことかな。

自分の力は限られているけれど、変えたいと思って何かをしていればそれを実現できる人が見つけてくれて、より大きなもの、より優れたものにしてくれる。そんな希望を持って、おバカは悪あがきします。

既に定年退職をした方が言っておられました。
一度仕事を離れ責任から解放されたから、余裕ができた。その余裕を社会のために役立つよう使いたい気持ちはある。しかし、もう長くない人生、穏やかに楽に過ごしたい気持ちもある。その2つの気持ちが自分の中に共存している。

・・・そんな気持ちの人たちに「あいつがやってんだったら、自分がやったほうがいい!!」って思わせてみたいな。。

ついでに、プレイベート:減量(ダイエットなんて綺麗な言葉で表現できるほど甘くない)、モノにならない外国語をモノにする、毎日を充実させるなんていうのがあるけれど、これは目標ではなくて、「タスク!!」今年こそ絶対やり遂げなくっちゃ・・

それから・・・ 家族みんなを大切にしようと思う・・・

以上!!今年のブログ終了です。

この一年、訪問してくださった方々に感謝申し上げます。

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職場の労働問題はどの解決方法を選ぶかが結構大事~~労働問題解決・・自治体最前線(2)

2011-12-30 18:14:49 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
次を書くつもりで、12月14日に労働問題解決・・自治体最前線(1)を書いておりましたが、

労働問題解決・・自治体最前線(1)

もう12月も終わりになりました。

それでは、前回予告(?)していたとおり、労働紛争解決システムについて、いまあるそれぞれのシステムについて東京都の方が比較をされておりましたので、それを参考にしつつ、考えていきます。


職場で働いている時にトラブルが発生した時、例えば給料を払ってくれないとか、パワハラを受けたとか、辞めてと言われたとか、その内容によって、どこに相談するかが、解決の大きな分かれ目になります。

お役所仕事と言われ、全部一か所でやればいいのにと言われそうですね。
確かに困ったことが起こって訳が分からなくなっている時に、ここに相談すればなんでも解決してくれるというところがあれば、心強いです。
しかし、労働の問題はとっても複雑で、各問題が起こってきた時代が違い法律が少しずつ整備されてきたため、たくさんの法律に分かれてしまっています。また問題の性格によっては、ばしっと白黒がつくもの(例えば給料の未払い)とグレーなところがあるもの(例えばパワハラなのか、指導なのか判断が難しいとか)があって、それぞれの組織(機関)が得意とするもの、苦手とするもの・・というかどちらかと言えば扱えないものがあります。

それでは早速・・

まずは労働基準監督署、この機関の性格は行政手続と刑事手続きを行うところで、ここにいる労働基準監督官は司法警察官の職務を行っています。ですからかなり権限を持っていて、臨検とか尋問、帳簿や書類を提出させたりとか、究極は逮捕、捜査なんてことも行います。
権限を持っているということは権限を濫用しないために厳格にその権限を制限しているというところもあって、ここでは労働基準法を中心として扱える案件が限られています。
ですからここにパワハラの話で相談に行っても他のところに相談したほうがいいですという話になります。また解雇についても解雇の際の「解雇予告手当金が払われない」なんて話はいいですが、「辞めてくださいと言われました」といってもそれは「解雇なの?」「退職を求められたの?」。「あなたが辞めされられるかどうかの是非は判断できないよ」ってことにもなります。


次に行政機関でいうと厚生労働省の出先機関である労働局

まずは2001年にスタートした個別労働関係紛争解決促進法に基づき、総務部企画室というところで「あっせん」というものを行っています。
これは紛争調整委員会という弁護士と大学教員、社労士で構成される組織が、1チーム3人体制で労働者、使用者側に働きかけて問題解決を図るものです。しかし、委員会の構成を見るとわかるとおりお忙しい方々の委員会。実際は1人で対応します。また基本的には1回で終了することが多く、過半数は相手方(特に経営者側)が不参加で打ち切りが多くなっています。

それから「助言・指導」労働紛争調整官が口頭で助言。指導を文書で行うようですが、東京都の方のお話によると昨年は指導ゼロだそうです。また案件としては事実確認に基づいて一定の判断ができる事案を扱うようです。・・福岡であまり聞いたことがないので、伝文形ですみません。

もう一つ「総合労働相談」これは労働局が民間相談員を活用して行っていますが、これも東京都の方の資料によると社労士6割、人事担当経験者が3割だそうです。そうすると・・専門家といえどもすべての分野のエキスパートとは限らず、人事担当経験者というとかなり企業寄りの発言があったりで、労働者にとっては残念なアドバイスを受けないとも限りませんので、助言は助言として参考にできるところを参考にする程度に考えていた方がよいようです。

ついでに・・最初にあげました労働基準監督署にも「総合労働相談窓口」がありますが、基本これと一緒と考えていいものです。たまに労働基準監督署に「申告」に行ってくださいというとなぜか相談窓口に行って相談だけ受けて、何もしてもらえそうにないと思う方がおられます(設置の仕方が紛らわしいのがいけないですが)。労基署にも相談窓口があると頭の隅に置いていただくと申告に行って何やらアドバイスだけ受けて時間を損しちゃったなんて失敗は避けられます。

次に同じ労働局でも雇用均等室
ここでは、「雇用機会均等法」「育児介護休業法」「パート労働法」を扱っていて、紛争解決援助、調停(機会均等調停会議)、助言・指導・勧告を行っています。ですから、セクハラを受けたとか、育児休業を取ったら配置転換になったなんて相談はこちらが主管ということになります。
う~ん、確かにここが監督官庁とも言えるところなんですが、そうであるからこそ、対応が堅いイメージが・・あくまで私の感覚ですが、まず問題が発生したら、一般的な相談窓口で相談を受けて、ある程度どういう解決があるか理解した上で最終的に活用するのがいいんじゃないかなと思います。但し、最終的とはいいますが、ここに上がっている法律の問題って結構白黒がつけにくいところがあって、結局は裁判した方がいいですなんて助言を受ける可能性は高いだろうと思います。

そして自治体の労働相談窓口・・これは最後に書きます。

行政はここまでで次は民間の労働相談窓口

まずは労働団体・・いわゆる労働組合。いまは一人でもはいれる組合が各地域にありますので、ちょっと調べて組合に助けを求めるのも。非常に熱心に取り組んでくれます。但し、組合ができた背景がありますから自分にはちょっと合わないなというところもありますので、そこは入る前に十分リサーチしてください。複数組合の事務所を訪ねて行ってお話を聞いてみて、自分に合うところを選べばいいと思います。
それから注意すべきは「組合」だってこと。組合とは組合員が助け合って活動するもの。自分の問題が解決したら知らん顔を決め込む方もいるようですが、自分の当面の問題が片付いた後も加入を続け、キチンと組合費を払って活動を続けることが必要。そこは理解の上で助けを求めてください。問題解決の際は、組合に動いてもらいますので当然その費用が発生し、それを解決後求められますのでそこもちゃんと理解してください。
最近労働組合活動は低調と言われますが、圧倒的な力を持つ企業に対し、個人が集まって交渉していくというのは有効な方法だということは・・もう皆さん理解されている話ですね、すみません。

それからNPO団体・・要件を満たせばNPOは設立できますので、組織によっては何だ?というところもあるかもしれませんが、基本組織を立ち上げても問題解決を図ろうという非常に熱心でボランタリー精神に溢れている方々。専門知識を持った方々が集まっているところも多いと思います。但し、それが地方にどれくらいあるかはわかりません。私のリサーチ不足だと思いますが、福岡で名前が思い浮かぶところはありません。

そして弁護士団体・・東京都資料によると「法的対応に詳しいが、法手続き以外は他を紹介することになる」とあります。また弁護士が行う無料相談とかありますが、「労働」というテーマがついていないと労働分野に詳しくない弁護士に当たることもあり、ちょっと違う助言が出てくることもあります。

行政・民間ときて、次は司法的な解決策
裁判になります。裁判は詳しくないので、裁判を起こそうと思う場合はまずは弁護士さんに相談してください。
まあ裁判までやろうという段階になると本人がインターネットなどでかなり調べている場合が多いようです。

それから裁判所で行うものとして労働審判。2006年4月にスタートしたものですが、簡易な手続きで短時間に終わるということがあり、2007年1,494件から2010年3,375件(25.9%増)と知名度が上がるに従い激増です。但し、以前に受けたこの制度に関する研修会でそろそろ問題が出てきているという話もありました。

ついでに行政内部不服審査手続き
労災保険については、労働基準監督署。雇用保険については職業安定所(いわゆるハローワーク)。健康保険は健康保険組合・けんぽ協会。厚生年金については日本年金機構ということです。これも東京都担当者資料から抜粋引用しました。

そして最後は自治体の労働相談窓口、PR的感じたらご勘弁を・・でも結構活用できますよ。

個別労働関係紛争解決促進法20条にかろうじて根拠を置いておりますが、私たちが企業さんとお話をするときは、「何の権限もありませんが・・」で始まります。何の権限もないから、相談者が取りうる解決策すべてを検討し、その時点のベストを提案する。
権限のある官庁があってそっちで解決した方がいいと思えば、そちらを紹介する。
あくまでご協力をお願いするという形で企業さんへ話を聞きに行く。
「あっせん」という方法を取り、効果を上げています。
企業と話をする際に、あらゆる分野の行政を行っている自治体の強みがあるから結構実現する。企業と自治体はいろんなところで接点がありますから、たとえ部署が違っていても普通の企業さんであれば100%話を聞いてくれる。行政機関であれば、悪いようにはしないだろうという信用もありますよね。・・逆に言えば我々のことを門前払いにするってことは、かなり悪質な企業さんの可能性もあって、そうなると解決が難しいなと我々担当者も暗くなってしまいます。

自治体の労働相談について、素直に問題点を言えば、職員によって対応に違いがでてしまうこと。もちろん複雑な案件になって複数回の相談になれば相談員間で協議してより良い解決策を見つけられますが、最初の対応でちょっと説明が不足したり、嫌な感じを受けてしまったら、それで終わり(これはどの機関も変わらないことかもしれませんね)。
また自治体は説明したとおりいろんな分野があり、そこを人事異動で動いているので、労働基準監督署や労働局に比べると専門性が・・そこは各職員すごく努力はしていますけれど・・。

それから都道府県によって取り組み方に違いがあって、いろんな相談機関があるからもう県がする時代じゃないなんてところも。
今回東京都の資料を活用させていただきましたが、東京都はそれこそ専門家集団。また大都会東京。扱う件数も内容も半端ではありませんので、東京都の場合は是非都にご相談を・・そして福岡でも県内4か所の労働者支援事務所に相談してほしいと思っています。
それでは、超長くなってしまいましたが、ここまで我慢して読んでくださったこと感謝いたします。

なお、この記事に関しては、労働相談担当2年目の私が、独断と偏見を入れつつ書かせていただきました。東京都のご担当者がお話で使われた資料を引用・参考にしているところもありますが、あくまで私の解釈が入ったものとご理解ください。
間違い、勘違いがあるかと思いますので、参考程度にご活用くださいませ。

最後に、労働問題が起こってしまったら、それはしっかり自分に起こったこととして受け止め、まずは「自分で」解決しようと努力すること。
「給料払ってくれません。」・・「あなたはそれを会社に請求しましたか?払えと言いましたか?」・・「・・・」

「ちゃんと働いているのに給料払わんのですか?」・・まずは会社へのあなたのその一言から始まります!!





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湯布院に行きました・・お宿「開花亭」

2011-12-25 10:37:11 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感

天皇誕生日23日とクリスマスイブ24日を使って、湯布院に行ってきました。

九州に住んでいる私の感覚では、湯布院はあまりにも有名になり過ぎ、どこか遠い存在になったような気がしています。
観光地にありがちなお店も増えて、遠い昔の鄙びた雰囲気もなくなったというのが、前回数年前に訪れた時の印象でした。

でも、一時期のブームが去って、その後どのような風情になっているだろうかと、今回の訪問にちょっと期待がありました。

今回は雪が心配だったので、「ゆふいんの森」号でゆっくり出かけてきました。

電車からどっと人が降りて、家族連れや若いカップルの姿が多く、ついたとたんに観光地らしい雰囲気を感じたのですが、通りはいくぶん人が少なく、ゆっくりと歩けました。
地元の方に聞くと「今日(23日)は、少ないですね」と言われてまして、特別だったのかなと思いますが、ゆっくりしたい私にはとても有難かったです。

何回か来たところですから、特に積極的に見て回る場所もなく(もちろんどこにでもある土産物店には関心なく)、雪でうっすら白くなった由布岳を撮影しつつ、美術館に寄ったり、金鱗湖を眺めたり・・
車で来ていなかったので、ひたすら歩き。お昼ご飯を食べてから、宿に着くまで、約3時間ぶらぶらと歩きました。
人を避けて脇道に入り、ほとんど人のいない田舎道を一面拡がる田んぼを見ながら、てくてく歩きました。

Photo

訪れる人の少ない美術館で、館内を一人占め、金鱗湖では人の流れを見送りつつ、ぼんやりと湖面を眺めて

お宿は「開花亭」というところを夫が選んでおりまして、何の下調べもなく、到着

湯布院「開花亭」ホームページ

とても大きな木材を使って建てられた離れ、各部屋の内風呂と露天風呂は、贅沢ですが、最近はどこでもよくあるもの。
(贅沢を贅沢と感じられないのは寂しいですね・・)
各旅館がなにかしら新しいサービスを提供されている中で、お部屋の中は最小限のアメニティ。
ちょっと物足りなさを感じましたが、どこに行ってもテッシュが置いてあったり、化粧水や乳液があったりするのって、なければなくてもいいのかな・・

お部屋が2部屋あるので、到着した時にお布団は既に準備されていて、手間を省いているのかなとも思いましたが、旅館の方の出入りがないのも、のんびり過ごせていいかな。

写真はホームページにいっぱい載っているんですが、いちおう私の写真も・・

いろいろ書いていますが、食事がとっても良かった。生のお魚がとっても新鮮、それぞれのお料理がとても工夫をされているけれど、素材の味を活かしていて、奇をてらっていない。素人の評価であてにならないと思われるかもしれませんが、久々の感動でした。
温泉旅行ってお風呂はもちろんだけれど、食事も大事だなあって、当たり前の感動をしました。
(これは2011年12月23日の感想です。・・いいなと思ったお店が次に行った時に残念な状態になっていることが多いので、何時感じたことなのかは大事なので一応日付を入れて・・)

あんまり旅行できる機会がないものですから、なかなかリピートできませんが、また行きたいお宿だと思いました。
いつもながら、滞在重視のアクティビティなしの旅行でしたが、リフレッシュさせていただきました。

お庭の手入れも行き届いていました。

寒い朝でしたので、たまった水に氷が張っていました。

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「医療労働専門専門員を新設」という記事を見つけました

2011-12-17 13:44:12 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
業界紙「労働新聞」(2011年12月5日)で厚生労働省が平成24年度に各都道府県の労働局に「医療労働専門相談員」を新設するという記事を見ました。

記事によると「夜勤を含む交代制により厳しい勤務環境にある医療労働者の「雇用の質」の向上に向けた取組みに着手する。」そうです。

具体的には、「医療労働専門コンサルタントを新たに養成・配置して個々の病院の実情に即した助言。支援・啓発活動に当たる方針」ということで「(コンサルタントに対し)診療報酬体系の仕組みや病院特有の労務管理について研修を行い、勤務形態の多様化など労務管理改善の具体的アドバイスができるようにする」そうです。

記事に、「看護師長等の経験に依存した労働時間管理からの脱却、育児との両立の困難さを要因とする離職の防止、質・量の両面における人材確保や継続的なキャリア形成支援の強化-などが課題とされている。」とあります。

そうですね・・労働相談をしていても、医療や福祉の現場の相談が増えていると感じています。
新聞に書いてある課題をもっと生々しく書くと、人の命に関わる仕事をされているお医者さま、看護師の皆さんが、忙しい業務の中で他の職員に対して配慮ができるかというとなかなか難しく、

そこで人間関係の摩擦が起こったりとか、
人が足りない中で無理な長時間労働をしてしまうとか、
個人経営になると労務管理がきちんとされておらず、結果として職員さんが不利益を被っていたりとか・・

私たちから見ると医療技術の提供者と経営の責任者を分けて、経営を専門家に任せて労務管理もやってもらえばと思うのですが、過去の慣習から難しいところもあるんですかね・・

とにかく医療や福祉の分野は今後ますます高齢化が進む中にあって、充実を求められるところでしょうから、そこで働く人の環境をきちんと整えることは割と優先度の高い問題ではないでしょうか。

厚生労働省が機能する制度を作ってくれることを期待します。

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労働問題解決・・自治体最前線(1)

2011-12-14 08:36:14 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
先週の土曜日に労働相談の携わる都府県の方々のお話を聞いてきました。
東京都、大阪府、大分県のお話を伺いました。
とかく仕事をしてないと評価いただいている公務員ですが、目の前に課題に真剣に取り組んでいる姿にウソはなく、周りの評価を気にせず、いつもながらですが自分にできることをやっていこうと思わせていただきました。

と前置きはここまでにして、まずは東京都の方がお話になった労働相談の位置づけの変化から

労働問題の解決というとかつては労働組合に加入し、経営者側に集団で対峙していくという姿でした。しかし、1970年代に3割だった組織率が80年代になると2割台に落ち、かつ70年~80年代に1割台だった非正規労働者の割合が、90年代2割台、2000年代3割台と増え、労働組合が正社員の雇用の確保に重点を置いたことにより、非正規職員が集団的労働紛争の対象から置き去りにされた形になりました。(→「労働組合が正社員の・・」以降は私の補足説明です。 そんなことはない! 労働組合は非正規労働者にもちゃんと対応していると言われるかもしれませんが・・)

そのため、1990年代には、組合未加入の人たちや対象とされなかった人たちが個別に争う方法、個別労働紛争に関心が高まっていきます。

そして2000年代に個別労働紛争への立法的、行政的、司法的な対応が具体化していきます。

そして現在、職場で何か問題が起こった際には、労働組合に相談するよりもなにがしか相談機関がないかとインターネットを検索し、例えば県の相談機関に巡り合うという方が多いようです。

まず位置付けの変化を見たところで、次は労働紛争解決システムについて書けたらいいなと思っております。では次回!


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最近、面白くて先を読めない本との巡り合いが多い

2011-12-11 16:52:01 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
読みたい本、読まなければいけない本はたくさんあるのに、最近読む量が減っています。
それでも読みたい本がどんどん出てきて、大渋滞を起こしています。

私が本を読む際に、「これはいい!」と思う本の読み方として、
途中で止めたくないと思って最後まで一気に読んでしまうものと

ページをめくるたびにキーワードのようなものを見つけて

ハッとする→ 一時読むのを止める → キーワードから自分の仕事や活動に結び付く発想がどんどん出てくる
→ 発想が拡がって頭がいっぱいになる → 読み進めなくなり、頭に浮かんだことを反芻しつつ、本を閉じる

という状態になる本があります。

最近は、後者の本が多くなって読む量が少なくなっています。

でも、いまの自分に必要な本に巡りあっていることだから、読める量は気にしなくていいのかなと思います。

また、本の内容は自分の仕事や活動に直接関係ありそうに見えないものが、仕事や活動のヒントにつながるということは、それだけ仕事や活動のことが頭の中で活性化していて、新しい情報を欲しがっているのかなと思っています。

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仕事で求められるモノが変わっているから・・

2011-12-09 00:59:45 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
数日前に他の部署の若手からおかしな話を我が部署にふられ、「それはおかしいでしょ。これ係長わかっている?」とちょっときつめに意見したら、「係長に相談したんですが・・」と言い訳をしつつ、その後いまに至るまで連絡なし。

なかったことにしようと思っているなと解釈していますが・・

そもそも係長なんなのよ!とちょっと係長にはてなを出しつつ、昔の上司はしっかりしてたよな~と遠い目になったんですが、

いや待てよ、そもそも我が組織、昔の方がよかったのかな?っと考えて、

結果、仕事の質が変わったから、こうなったんだろうと結論を出しました。

昔は上の組織から言ってくることを単純にこなしていればよかった。

単純な調査だったり書類作成だったり。

それがいまや担当者一人ひとりが考えて、判断、実行していかなければならないものが増えてきた。

ですから、担当者の資質によってお客様が受けるサービスの質も残念ながら違ってしまうってことも。

つまり、求められる仕事の質によって組織も変わるべきところ、人材育成なんて思いつかないし、そもそも予算もなし。
従って組織的には昔のまま。(もちろん個人的努力で、いい仕事している人もたくさんいますよ。)

組織内で右を見ても左を見ても「オイオイ」ってことばかり。
いくらお金やノウハウがないといっても、そろそろ人づくりをしっかり考えないといけないんじゃないかな。

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アントレプレナーシップ・セミナー1・2特別講義(開講記念シンポジウム)に参加

2011-12-08 05:23:03 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
12月4日、九州大学のアントレプレナーシップ・セミナー1・2特別講義に参加しました。アントレプレナーシップに関する大学の現在の講義内容を知りたかったことと九州大学の全学共通科目に指定されていて、現役大学生が参加することから、今の大学生がアントレプレナーシップ、起業についてどのように考えているのか興味があって参加しました。
そのほか、オイシックス株式会社の高島宏平社長が登壇されるというのもあったのですが・・

会場の質疑を聞いていて、参加者の多くが大学3年生であったようで、ちょうど就職活動が始まったばかりで起業というよりは、目の前の就職が気になるようで、多くの質疑時間が就職活動セミナーになってしまったような感じで、社会人の自分はちょっと残念な感じでした。
しかし、いまの大学生、九州大学の学生だからなのかもしれませんが、質疑から優秀さがにじみ出て、何にも考えてなかった自分の頃(比較の対象がおかしいのかもしれませんが・・)と比べ格段の違いを感じました。
それでも社会人中心のビジネススクールから比べるとやはり視点は狭くならざるを得ず、今回はビジネススクール学生、修了生の参加が少なかったようですが、せっかく同じ九州大学として存在しているのだから、もっと一緒にやればお互い、特に大学生にとって得るものがあるだろうと感じました。

講演の構成は、株式会社ミスミ、俵輝道氏とオイシックス株式会社高島宏平氏の基調講演及びその後、お二人+地元経営者+大学生2人のパネルディスカッションでした。
俵さんの講演でもいろいろキーワードを拾いましたが、インフルエンザで39度の熱がありながら講演を行われた高島社長のスケールの大き過ぎる、そしてハチャメチャ感のある講演の方についていくつかの発言を箇条書きで書いてみます。

○ 企業活動で世の中の役に立ちたいと話された後で、(使命感のようなものではなくて)「世の中の役に立っている自分が好き」だから。
○ 会社立ち上げ当初、ぜんぜん注文が入らなかったけれども、「失敗するという発想なし」
○ 福島原発の事故で食の安全に関心が強くなっていることやTPPについて、「世の中の変化はチャンスとしか見えない」
○ 「落ち込んでいてもお金は増えない。(降りかかってくる)問題は選べないが、解く態度は選べる。必要のない落ち込みは止める」
○ 「意思決定をするのが楽しい」
○ 「未来ではなく、いまが(自分の)ピークと考え、いま何をすべきかを考える。」
○ 「やりたいことを(選ぶのではなく)全部やる」
○ 「夢中になっていれば成功である」

そのほか、超前向きな発言の連続で、聞いているこちら側もいますぐにでも何かをやりたいと思ってしまう高揚感いっぱいの講演でした。
これを聞いて、現役の大学生は起業をしたいと思ったか? 
それともやっぱり起業で成功する人はちょっと違う、自分は無理と思ったか?

このセミナーとその後12月7日に主に大学生が集まるだろうと予想して参加した報告会、このセミナーの参加の目的は最初に書きましたが、そのほかに自分の活動の中で大学生の力を借りたいと考えておりまして、それが可能かどうかを見極めたいという思いもありました。

結果、2つの会を通じて、たった2つに参加しただけではまだ何とも言えませんが、いまの大学生はプレゼンや理解力は凄いけれど、新しいことを一緒に考えて実行していくとなると、自分で考えてどんどん提案して、躊躇せずに動く必要があると感じました。でも、そこのところは社会人として経験のある者が的確なアドバイスをして、足りないところを補いながらやっていく、もっと言うと指導方法(というとおこがなしいですが)を見つけてから協力をお願いすれば、助けてもらうこちら側だけでなく、大学生にもプラスになる関係が作れるように感じました。


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人はなぜ他人を育てたくなるか

2011-12-06 01:02:38 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
土曜・日曜日とフォーラム、セミナーに参加し、久々に頭を使いました。
余韻が残っていて、まだ頭が動いている状態です。

どちらでも人材育成、人を育てるという話がでました。

以前、美形+聡明な女性3人と飲み会をした時に、人は優秀な子孫を残すためだけに行動しているという話になって、
それだけとは考えたくないと言う私は、3対1の守勢に回り、「常識です!!」と揺るがない美しき勝ち誇った3つの顔の前にそうなのかなあ~~と言葉をのんだのですが・・

同じ次元でなぜ人は他人を育てたくなるかを考えてみました。

それは・・・
やがて自分が動けなくなる日のために、そんな自分を守ってくれる人を育てている。
すなわち人を育てるのは、人間の本能である。

ですから自分のことだけを考えている人は、自分を自分で守るという面からは本能に近い行動のように見えるけれども
人間は、動けなくなる=即、死ではない動物なので、実は人類という動物の行動としては間違っている。

タイトルの割にはちょっとばっかじゃない的発想ですが、

朝の通勤の際に風景をぼっと眺めながら思いついて、自分では気に入ったので、SNSではなくてマイブログに書いてみました。


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「体制維新-大阪都」橋下徹、堺屋太一著

2011-12-05 03:02:22 | 本・雑誌、読書
いまどきのものに飛びつくねえ~と言われたくないのですが、読んでみました。
橋下大阪市長の大阪都構想は、これから時間が評価をしますし、都構想を知らない者が言えることはありませんが、

この本については、自治体を知っている自分はすごく共感しました。

政令市を持つ道府県は、政令市と道府県が同じようなことをやっていて、行政で働くものでも何故それを政令市がやるのか、道府県がやる

のかわからなくて、二重行政じゃないと感じることが正直頻繁にあります。

ですから、「強い広域自治体」と「やさしい基礎自治体」、世界の都市間競争に打ち勝つための自治体ときめ細かい住民サービスをおこなう自治体という整理はとてもすっきりします。
東京都を例に説明されていますが、都庁が広域行政を担い空港や道路、産業政策等の司令塔となり、
二十三区の特別区が基礎自治体として地域の事情にあった住民サービスを行う。

少子高齢化が進めば、税収は落ち込み福祉的が予算は増えていき、自治体の予算は厳しくなっていくでしょうから、無駄はなるべく省いていく。ここ九州でも九州ぐらいの規模の広域自治体が九州の進むべき道を決め、各基礎自治体が住民サービスをきめ細やかにやるというのがいいんじゃないかと思います。

それから、大阪府知事や大阪市長(いわゆる首長)と自治体の職員、「行政マン」という書き方をしていますが、その役割の違い。
首長は統治機構や体制の問題点など大きな話をする。行政マンは首長の方針に従って詳細に制度設計をする。
首長は選挙で選ばれた人ですから、その地域の将来進むべき方向性を責任を持って決めていく。その方向が間違っていれば、次の選挙で住民に評価される。職業として公務員をやっているものは、専門性を活かして首長の求める制度・政策の細かい作り込みをする。
それが本来首長、あるいは国でも首相や大臣が決めるべきことを行政マンが決めていて、逆に行政マンが作った方がいい、細かな制度設計や施策の細部について首相・大臣・首長が行政マンを使い切れずに、方向性は間違っていないのに細部の作り込みができずに失敗してしまう。すごく残念なことだと思います。

そのほか、いろいろそうだなというところがありますが、省略して・・

平松前大阪市長の批判が多くて少し気になりましたが、これから変わっていくかもしれない大阪について、マスコミ報道だけでなく当事者である知事(いまは市長ですが)が書いたものをもう少し読んでみたいと思っています。
自民党、民主党ともに地方分権を謳いつつ、結局巨大な権力を離せないんだなと地方が諦めるくらいまったく動いていない地方分権について、大阪が動くことで日本の他地域でも再び地方分権の方向へ進むんじゃないかととても期待しています。もはや他力本願しかない!!
地域分権が進むと地域間で競争が生まれます。
停滞感が漂ういまの日本、地域どうしが切磋琢磨することでしか、元気は取り戻せないんじゃないかなって思っていますので、大阪のこれからがすごく気になります。

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いよいよ「副業」のような活動開始・・になるか?

2011-12-03 12:59:44 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
昨日、ナカキラという活動のホームページ作成の打ち合わせをしました。

本業の他に何らかの活動をしたいと思ったのは、もう2,3年前のこと。そして、具体的にやってみたいと理解をしてくださる方に相談したのはちょうど1年くらい前。それが1年経ってまだ最初の段階で足踏みをしていますが、もうしっかりと本格的なスタートラインが見えています。

タイトルには、副業と書きましたが、自分の収入はありませんし、活動自体も当分収入はないでしょうから、副業と言えるかどうかは疑問です。また、副業は本業とまったく違うことをするのではなく、本業で今まで感じてきたことでやれなかったこと、やってみたいことをやってみたいと考えており、本業とつながったものだと思っています。
それにすごくお金を使ったり、時間を割いたりして、背伸びをするわけではないし・・

ということで・・

すべての組織ではないでしょうが、日本の中で組織内部が硬直化していて、うまく機能してないんじゃないかと感じていて、我が組織もその中の一つで、組織の中で待っていても自分が考えていることは試させてももらえないでしょう。
まあそれは自分がそれを試させてもらえるほど組織の中で認められなかったという自分の問題もあるかもしれないという客観的な見方もあるでしょう。

それから・・

本業の方もきちんとやっているつもりですが、組織の中で同様の仕事をしていて「この人だけにはかなわない」っていう人が必ずいて、副業をするのなら、「この人だけにかなわない」と言われるその道のプロ中のプロになるくらい、きちんと仕事をしてから・・というのもあるかもしれないとも思うのですが・・

短い人生、納得できない気持ちのままより、やりたいことをやって、その結果を見てみないことには、なんか損した感じがしますんで・・。

組織人であっても各人の個性が重要視される時代に入ったと思っています。

上から命ぜられるままに仕事をするのではなく、自分は何をすべきかと考え仕事をしていきたいと思ってます!!

取りとめもなく、いろいろ書きましたが、副業のような活動開始です!!
・・・何回も同じこと言っているような気がします。今後こそ本当に「開始」になりますように・・

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地元中小企業で働く

2011-12-02 05:14:38 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
もう一昨日になってしまいましたが、11月30日に北九州の新規高卒就職面談会のお手伝いに行ってきました。
現段階の内定率は昨年度よりはいいとのことですが、まだまだ厳しい状況に変わりはなく、もう新年度が見えてきたこの時期、参加された皆さん、真剣に企業さんの説明を聞いていました。
この面談会をお手伝いするのは、昨年に続き2度目ですが、ちょっとした時間にハローワークの方からいろいろな情報が聞き出せ、副次的な収穫があります。

今年は求人を開拓する際のコツ、就職後のケアなどについて、お話が伺えました。

まず、求人開拓について・・ご担当者はいろいろ工夫をされておりますが、それを聞いて感じたのは、『「コツ」はない。』ということ。
ひたすら企業を訪問して求人をもらってくる。足を使って知り合いになり、その後は事あるごとに訪問する。もちろん仕事のじゃまをしないように・・そして「人事担当者」=中小企業の場合、採用の決定権がほとんど社長にあるようですから「社長」 と本音で話せる関係を作って、建前と本音をきちんと聞いた上で、求人をもらって、そこが欲しがっている人を探してくる。
中小企業は採用に手間ひまをかけられないから、少数求人の場合は、ハローワークや情報誌などを使わずにツテを使って人を探す。

そういう話を聞くと企業も求職者も本気で探さないといい人は捉まらないし、いい企業は見つからないんだろうと思います。
逆に言えば、本気で探せば、マッチングのプロに巡り合って、きちんと人・会社が見つかるような気もします。

それから、就職させて終わりではないって話。これはご担当者の熱意によるようですが・・・
就職が決まって終わりではなく、その後数年、その会社で働いているかどうかを小まめに会社を回って確認する。
就職をした方は、就職させて終わりではなく、何回も来てくれる、自分のことを覚えてくれているって思うと簡単にその仕事を辞められない。つまらないと思っていた仕事も熟練すると面白くなる。そこまでフォローすることが大切なんですね~。

さて、必死で面談を受けた高校生、一人でも多く内定が出るように祈っています。

最後にご担当の方が繰り返し話されたことを・・・

大企業の大きな組織の中で働く働き方もあるけれど、中小企業で社長の顔を見ながら働く。
がんばってれば、経営陣に加わるチャンスだってかなり高い。

大企業に入ってもリストラのリスクがある昨今、経営が不安定なのでは?なんて入る前から不安がらずに中小企業で働いてみてはどうでしょうか。


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