上の写真は、黒山三滝の下車駅である、東上線の越生駅の写真である。
上の写真は、天狗滝近くの沢の写真2点と、天狗滝手前の無名の滝の写真である。
上の写真は天狗滝で、上から順に、滝の落ち口、滝の上部、滝壺である。
上は天狗滝の上から撮った写真である。
上の写真は女滝を撮った2点である。女滝の上の方に男滝が少し見えている。
上の写真は男滝の写真4点である。
上の写真は、途中の山里の風景である。
「竜の口渓谷・太白山」
竜の口渓谷は仙台城の南側にあり、長さ3km深さ70mに及ぶ渓谷である。この渓谷は化石の宝庫で採取に訪れる人もいたが、今は崩落も多く度々立ち入り禁止になっている。50年前は、崩落地一か所を除けば、他に荒れた個所は無く、比較的容易に通ることができた。なお、竜の口渓谷近辺の地形は現在と同じではない。
当時、この渓谷を遡行した時に撮ったと思われる写真のプリントが今も残っている。ただ、元のフィルムを紛失しているため撮影順が分からず、撮影地も分からないものがある。下記の4点の写真は竜の口渓谷の下流部の写真と思われ、上から順に、渓谷入口の橋、入口付近の道、入口近くの青葉山側の絶壁、崩落地の写真である。竜の口渓谷は、入口から暫くの間は明瞭な道が続くが、渓谷が右に折れると道も細くなり、その少し先で落石が積み重なり倒木も重なった崩落地に出る。4番目の写真の撮影地は不明だが、この崩落地の上流側から撮ったのではないかと思われる。
渓谷をさらに進むと八木山橋が見えてくる。八木山橋を過ぎると、進むにつれ谷幅が狭まっていく。やがて、右側から支流が流れ込んでくる。谷幅はさらに狭まり、屈曲する谷が続くが、そのうち、両側の崖が低くなり、谷は沢へと変わっていく。さらに進むと谷から解放されて空が広がるようになり、源流部の尾根筋が見えてくる。沢から離れ左に踏み跡を上がれば八木山から来る道に合する。
下に示す8点の写真のうち、1番目は八木山橋を下流から撮ったものである。橋の手前の左側から滝が流れ込んでいた筈だが、この写真ではよく分からない。2番目は撮影場所不詳だが谷の幅から八木山橋のやや上流と思われる。3番目の写真も撮影地不詳だが、八木山橋の上流のように思われる。4番目は右側から合流してくる支流である。5番目の撮影地も不明だが、支流の合流点近くの谷と思われる。6番目の岩塔は、合流点近くの狭い谷でよく見られる形の岩塔である。7番目の位置も不明だが支流の合流点より上流の狭い谷と思われる。8番目は崖が低くなっているので、この渓谷の上流部の写真であろう。
太白山に行くには、竜の口渓谷を経由せずに八木山を通って歩いていく方が遥かに楽である。この道を進むと、竜の口渓谷の源流部の尾根に出るが、この辺の地形が50年前と今では大きく異なっている。現在の太白区と青葉区の境界線を進むのが当時のルートで、亜炭の坑道の崩落現場に出る。その位置は、現在の東北工大のグラウンドの近くと思われる。下の写真は、その崩落現場で、遠くに見える三角形の山は太白山である。なお、亜炭は燃料としてのほか、仙台土産の埋木細工の材料としても使用されたが、現在は採掘されていない。
ここから北へ尾根道を進むと、212.8mの三角点に出る。確か櫓のようなものもあったと思う。この三角点の位置は青葉台バス停の近辺と思われるが、三角点自体はすでに廃止されている。なお、現在の地形図では北側のゴルフ場付近に203.2mの三角点が設けられているが、この三角点も既に廃止されているらしい。さらに北に進むと、旧青葉山ゴルフ場(現在は廃止)の造成工事が進められていた。下の2点の写真は、オープン間際のゴルフ場を撮ったものであろう。
ゴルフ場まで行かずに、三角点の少し先を左に折れ、鈎取山(金剛沢治山の森)に入って佐保山に抜けるのが、当時の太白山へのルートである。鈎取山一帯はかなり複雑な地形だが、それでも歩いていくうちに佐保山の集落の上に出る。下の写真は、集落の上から見た太白山である。太白山は標高321m。高い山ではないが、正規分布型の特徴ある山容を持ち、また伝説に彩られた山でもある。
当時は東北自動車道もなく、佐保山はまだ山村の雰囲気がただよっていた。鉄線が張られた急坂を上ると、岩石累々とした太白山の山頂に出る。周囲は雑木が茂っていて、思っていた程の展望は得られなかったが、木の間から下界を眺めることは出来た。