ハイキングの最終日です。
3日間は山のリゾート地「ガルミッシュパルテンキルヒェンに連泊でした。
この町もフレスコ画を描かれた家々が多く、美しい山のリゾート地です。
最後の夜、ディナーを頂いたビーヤレストラン。
とてもラッキーなことに、私たちは最後の日も晴天に恵まれました。
正直、この日だけは絶対晴れてほしかった私たち夫婦です。
40年前の9月9日、私たちはツークシュピッツェの山頂に立っていました。
もちろんロープウェイで!
その写真がこれです。なんとどこもかも雪、雪、雪!真っ白でな~にも見えません。
右上の写真は重装備をして外を歩くアルピニストに手を振っているところです。
右下の写真はアイプゼーの散策。雨でした。
でも今回は違いますよ~!リベンジです!
朝目覚めたらホテルからこんな堂々とした美しい岩山ツークシュピッツェが仰ぎ見えました。
最初の予定ではアイプゼーまで専用バスで行き、そこからEipsee-Seilbahn(ロープウェイ)で山頂まで。
ところがロープウェイは故障、この日は運行中止です。
<このロープウェイに乗る予定でした>
そこで急遽ガルミッシュ鉄道駅からZugspitzebahnと別のロープウェイへと乗り継ぎ山頂へ。
この鉄道には山をくりぬいた長いトンネルがあるので、途中の景色はあまり見られません。
<午後歩く予定のアイプゼー。車窓から>
折角の晴天ですのに、Eipsee-Seibahnに乗れなかったのは残念です。
前回はアイプ湖に車を止め、このロープウェイで山頂まで行きましたが、雪で何も見えませんでした。
お客も私たち家族だけ(笑)。もの好きですよね。これだけはリベンジ不可でした。
私たちの車両にひとりだけドイツ人のおばあさんが紛れ込みました。
東洋人ばかりで驚いたのか、いろいろ話かけてきます。もちろんドイツ語。
ツアーリーダーは英語しかできません。そこで私の出番。通じましたよ、私のドイツ語!
きっと居心地が悪かったのでしょうね。他の車両に移られましたけど。
鉄道の終点(Schneefernerhaus)ですでに2650m.
ここから眺めた山頂の建物です。
スイスでもオーストリアでもいつも思います。よくぞこんな高いところにこんな立派な展望台を造ったものだと。
そしてヨーロッパンの山には必ず山頂に教会があります。日本の山の祠のようなものでしょうか。
ここからGletscherbahnに乗り換え山頂へ(2962m)。
<ロープウェイの中からの画像>
<眼下に見えるはアイプ湖>
360度、視界を遮ることなく、どこを見ても美しい山々が連なります。
そういえばZugspitzeの意味ですが、ちょっぴり知ったかぶりをしていいですか?(苦笑)
Zugは「列車」とか「行列」いう意味、Spitzeは「山頂」という意味です。
ですから連なる峰々とでも言いましょうか。
スイス、オーストリアの雪を頂いた山々が見えますが、どこがどこやらは説明不可です、ごめんなさい(汗)。
実は本当の山頂はこの岩山。十字架の立っているところです。
しかしここに上がるにはロープと梯を使って岩をよじ登らなくては行けません。
ほとんどの観光客が展望テラスで展望を楽しみます。十分です、満腹ですね。
山頂での展望を楽しんだ後、アイプ湖まで再び戻り、湖一周ハイキングです。
アイプ湖は周囲約8,8キロ、深さ約35m、氷河の後退によってできた氷河湖です。
こちらも40年前は雨でしたので、リベンジです。
厳しく切り立った岩山と蒼く澄んだ湖面、黄葉紅葉のコントラストに目を奪われながら、
約2時間の心地よいハイキングです。なだらかな道で、家族連れ、老若男女で賑わっていました。
<この橋には見覚えがありました。上のアルバムに乗っている橋です>
名残を惜しみながら、これが秋色染まるドイツの最後のハイキングです。
さようなら、ドイツ!ありがとう、ドイツ!私にとって第二の故郷ともいえるドイツ!
思い出と交錯しながら楽しい楽しい旅でした。
「きっとまた来ます」と言いたいところですが、来れるかな~?
翌日早朝、アムステルダム経由で無事帰国しました。
長々とバイエルンアルプスハイキングの旅におつきあいくださり、ありがとうございます。
書きたいことの半分も書けず、載せたい写真の半分も載せられずでしたが、楽しんでいただけたでしょうか。
とりあえずこの辺りで旅行記のペンをいったん置くことに致します。
旅行ブログを綴るのに精いっぱいで、皆様のブログにも足跡を残すことができず失礼をしておりました。
これからボチボチお訪ねしたいと思っております。どうぞ宜しくお願いいたします。
さてさて今日から日本シリーズが始まります。
今から、もう私のボルテージは上がりっぱなし。
ソフトバンクファンでない方々、どうか私のために(?)広島カープの応援よろしくお願いいたします。