世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

新たな気持ちで

2019年06月26日 | 日常の生活

梅雨の晴れ間、久しぶりに早朝ウォーキングに出かけました。

いつもと変わらぬ風景と爽やかな空気、颯爽と歩くお年寄りに元気をもらった私です。


昨日告別式に参列し、友と最後のお別れをしました。

すでに4年前にアルツハイマー型認知症との宣告を受けていたことをKくん(息子と中高同級生)から聞き、

申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

というのも私たち友人が彼女から直接それを告げられたのは2年前だったと思います。

それまで少しも変わらない彼女の言動にそんな病に侵されているとは全く気付かなかったのです。

いつも物静かで何事ものんびり、ゆったりした性格の友だったからかもしれません。

会うたびに「ボケたくないわね~」が口癖となっていた私たち!

彼女はその言葉をどんな気持ちで聞いていらしたのかしら。さぞ辛かったでしょうね。

本当にごめんなさい。

自らの病を受け入れ、それでも愚痴ひとつ言うことなく、籠ることなく積極的に人と接し、

優しく明るく穏やかに過ごしていらした彼女に頭が下がります。

脳出血で倒れ、手術、リハビリを経て、一時は退院されたそうですが、食べることが困難となり、

再度入院、そのまま帰らぬ人となってしまいました。

斎場には沢山のお写真が飾られていました。新婚時代の可愛い可愛い彼女、素敵な旦那様!

今までの彼女の愛され愛した幸せな人生を垣間見るようで心が和みました。

寂しがり屋の彼女でしたが、大好きなご主人の元へ旅立たれたのだと思うと、辛さが和らぎます。


今年に入り同世代の友を二人も見送りました。同級生の母上の死を息子に知らせると、

「俺もそんな年齢になったのだな~。お母さんも健康に気を付けて」とメールが来ました。

そうなんです!親ではなく私も友を失う年齢になったのだと思うと複雑な心境です。

彼女への私の最後の言葉は「貴女の分まで元気に長生きするからね、ご主人に宜しく」でした。

 

ここ数日、思いがいろいろ、心が沈みがちの日々でした。

が、今日から新たな気持ちで再スタート、元気に過ごしたいと思います。



 




コメント (14)
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