旅行2日目
世界遺産白神山地を訪れました。8:50 弘前駅前を路線バスで出発。
白神山地は皆さんもよくご存知、青森県と秋田県にまたがる1000m級の山地で、
1993年日本で初めてユネスコ世界遺産に登録されました。
世界的規模で広がるブナの原生林が手つかずで残されており、訪れるハイカーの心を癒してくれます。
ブナ林はかって日本各地に存在していたようですが、用材として伐採されたブナ林が多く、
白神山地は奥まった地であったことと、急峻であったことが幸いし、生き残ったようです。
<スタート地点近くの紅葉>
白神山地を訪れるのは2度目で15年前、50代の頃、やはりAさんと二人で愛車で来ています。
私はまだ山に目覚める前のただの観光客でしたが、それでも若かったのですね~。
険しい、危険と言われ、今回は回避した暗門の滝の最後まで歩き、復路はブナ林を抜けて戻っています。
当時は決して大変な道とは思わなかったのですが、訪れてビックリ!
暗門の滝歩道を歩くのには、ヘルメット着用と通行届の提出が義務付けられていました。
15年前はそんな必要はありませんでした。きっと大きな事故でもあったのでしょう。
15年前とは少し状況が変わってしまったのかもしれません。災害の多い近年ですから。
それに長雨の続いたこの日は最も迫力のある一番奥の第一の滝へは通行禁止。
そこで二手に分かれた岐路をブナ林散策路の方へ向かい森林浴をしながらのんびり歩くことにしました。
<雨が降ったり止んだり、時折陽が射したりの変わりやすいお天気でした>
しかし雨の多い昨今、枯れ葉は湿り滑りやすく決して楽な道ではありませんでした。
歩いたのは下記のコースとなります。途中何組かのガイドツアーに出会うだけの静かな散策。
私たちも現地のガイドツアーに参加することも考えましたが、ずっとマスク装着は苦しい。
折角の森林浴、思い切り新鮮な空気を吸いたいとAさんと二人だけで歩くことに。
途中渓谷に降りる道との分岐点にさしかかり、とりあえず渓谷まで降りてみようということになりました。
渓谷に降りる分岐路にはこんな立て看板がありました>
渓谷から上がってくるハイカーはやはり全員ヘルメットを被っています。
若い二人ずれの男女に滝までの道の様子を尋ねてみましたが、
私たちの年齢を察してか、滝まで向かうことは進めませんでした。ヘルメットも装着していませんから。
渓谷の様子だけ眺めてカメラに収め、元来た道を引き返すことにしました。
<右側の道をずっと奥へ歩いていくと第三の滝、第二の滝まで行かれます>
が、やっぱり最初から滝を目指すべきだったかな~と帰宅した今でも思っています。
だってアップされた滝への遊歩道の写真を見る限り、西沢渓谷と同じような道ですもの。
私とAさんなら歩けた!と思っているんですが、どうでしょうか?
復路では一時スコールのような激しい雨にあいましたが、久しぶりのハイキングに、
コロナ禍であることも忘れ、心は晴れ晴れとした一日でした。