世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

私の新婚時代~再掲載です

2020年11月12日 | 日常の生活

前回の記事にはたくさんの応援とコメントを頂き、ありがとうございます。

読者の皆様に50年目の結婚記念日、金婚式を祝っていただいているようで本当に嬉しかったです。

これからも仲良くお互い助け合って寄り添い、できる限り長く一緒にいられるよう、

健康に気を付けながら生きていきたいと思っています。

 

前回記事の続きと申しましょうか。私たちの新婚時代をここに再度ご紹介します。

古いブログ友達はすでにお読みになった記事かと思いますが、新しいブログ友だちもできました。

そこで2010年4月、以前のブログ「プラチナのように輝いて」で

「私の新婚時代」というタイトルで当時のことをブログに綴った記事をここにコピーいたします。

お読みいただければ幸いです。きっと同世代の方々には共感していただけるのではないかと思います。

私の新婚時代

2010年04月29日 | 家族
 
「ゲゲゲの女房」を見ていると、ふと40年前の 新婚時代 を思い出す。

あれ程ひどいものではなかったが、私達の新居も2K、6畳と4畳半の和室に1畳程度の台所。

トタン屋根の平屋の借家で、雨が降ると雨音が煩くて眠れなかった!

それでもなにひとつ文句も言わず、初々しく働いていた自分が懐かしい!


場所は今や東京のベッドタウンとして目覚しい変貌を遂げた 埼玉県越谷市

会社の規約で転勤以外は社宅入居が許されず、当時六本木に通勤していた彼の交通の便を考え、

日比谷線直通東武伊勢崎線沿線の越谷を新生活のスタート場所に選んだ。


が、広島から上京してきた私でさえ、当時の越谷はとてつもない田舎に思えた。

道路脇でモンペをずり下げ、用をたすご婦人に目玉が飛び出すほどびっくりしたこともある。

その借家のすぐ裏は原っぱ、そして脇には用水路。これまた食用ガエルがゲロゲロと賑やかなこと。
また夜な夜なそれを捕獲しに懐中電灯片手に何者かがやってきて、怖かったこと!

原っぱには勝手気ままに皆が車を駐車。

暗闇の中、車のライトで我家が浮かび上がる。まるで脚光を浴びる舞台女優のよう!(笑)

新居にはクーラーも瞬間湯沸かし器もなかった。

越谷は当時冬場になると水道管が凍りつくほど寒かった。

1年目慣れない水仕事に手はあかぎれで痛々しいほど腫れあがり、血がにじんだ。

慌てて夫が瞬間湯沸かし器を取り付けてくれた。嬉しかったな~。

結婚した翌年の夏、長女を身ごもっていた私は臨月、汗だくだったが何とか暑い夏を乗り切り無事出産。

しかしその翌年クーラーのない生活に長女はアセモだらけ、私は二人目の子をお腹にフーフー言っていた。

そこでやっとクーラーが登場!その快適さには涙が出るほどの喜びだった。

電話もなかった。当時は住宅急増に回線が間に合わず、7年待ち。とうとう都内に引っ越すまで電話はつかなかった。

急用は電報!という時代だった。

お風呂とトイレは一応ついてはいたが、勿論ボットン便所。結構いろいろなものを落とした(笑)
ズボンのポケットに入れていたお財布を落としたことがあり、網で拾い、お金を洗って乾かしたりもした。

   
  昭和47年長女10ヶ月、私妊娠6ヶ月                 長女2歳パパのお手伝い


そんな越谷での生活も2年半、夫の移動で都内の社宅に入居できることになった。

世田谷の閑静な住宅地にある社宅、ようやく文化的な生活ができるようになった私達。
(越谷の家賃と借りた駐車場月額が同額には驚愕した!)

これが憧れの東京の生活なんだと、感激したのを昨日のことのように覚えている。


今の若者には考えられない私達の新婚時代だ!

それでもあまり不自由とも思わず、その場その場で環境に順応し一生懸命生きてきた。

人と人との繋がりも温かく、未来に希望が持て、エネルギッシュに前へ前へと進んでいた。

今日は 4月29日 「昭和の日」! 

昭和を懐かしみ、思い出に浸る自分に、歳を感じる今日この頃。


 
 
こんなことを10年前のブログに綴っています。
きっと私のブログをお読みいただいている皆様も似たり寄ったりの新婚時代であったでしょう。
今の孫たち世代には想像もつかない生活かもしれませんね。
あれから半世紀50年が経ち、日本も世界も大きく変わりました。
まだまだ進歩を遂げていく地球なのでしょうか?そして・・・・
50年前、世界がこんな恐ろしいウィルスに脅かされるなんて誰が想像したでしょうか。
一日も早く穏やかな世界がやってきますように!
 
 
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コメント (4)
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