平成24年5月13日、京都の「加悦SL広場」へ車で往復1000㌔の旅。
その前にも訪れて確か2度目でした。
目的はあそこに動態保存されていた4号機関車、古いSLの撮影です。
私が2001年から日常の風景の一部としてビデオカメラで撮り続けた長野電鉄木島線。
その中で木島線開業時に使われたSLが京都で保存されていると知りました。
知ったときはまだ愛好家の手で修復作業中。
修復が完成して展示されたと知り、小型ビデオカメラを持って日帰りの車旅。
そのとき撮った映像はイマイチで再びの長旅。
今度はそれなりに撮れてあの作品に組み込みました。
映像による長編叙事詩「線路端の猫戯子」。
2002年4月1日廃止された長野電鉄木島線と10年後に廃止された屋代線を骨格に様々な要素を組み込んだ作品です。
木島線は大正14年開業ですが、工事から4号機関車が使われ、翌年の電化まで走りました。
その後紆余曲折を経て加悦SL広場が安住の地、のはずでした。
それが2020年3月31日で閉園と知って唖然!。
作品の中に組み込んだそのシーケンスを見ると感無量です。
では書き出した静止画を紹介しましょう。このシーケンスの全カットです。
ここから本編に戻ります。ロケ地は木島線赤岩駅の北、夜間瀬川沿いの線路です。雄の雉が線路を渡って行きました。
加悦SL広場で撮った4号機関車はインサートとしては生きたと思います。
あの長編は知り得た情報を元に木島線と屋代線に関わる映像を各地で撮影、21世紀初頭の世相を立体的に校正しました。
骨格は廃止される鉄道路線で、それがテーマに見えますが鉄道は時系列で組み立てる材料に過ぎません。
木島線を追い始めてから23年。
自身は人並みの出来事があっただけですが、この間世界も日本も大きく変化しました。
でも決して人間は進歩はしていないとつくづく思います。