ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

ご報告。

2012-05-04 23:30:36 | 日記・雑記
どうもこんにちは。あきらです^^

最近まともに更新出来てちょっとほっとしているあきらです。
でもこれはGWだからなので、そのうちきっとまたゆるい更新に戻ります……^^;

さてさて、ご報告なのですが。
先日「スレイヤーズFANサーチ」様に登録させて頂きましたー!

新しいサーチサイトが出来て嬉しい限りですね♪
まともに更新出来てないのに登録して良いのかちょっと悩みましたが、
今回まともに数回更新出来たので登録してしまいました。

サーチサイトに登録させて頂いたということで、心機一転頑張ろうと思います。

ではでは、これからもこのブログをよろしくお願いいたします。


出会いは森の中で(19)(子世代)

2012-05-04 23:21:56 | 子世代妄想
前回の続きです(´ω`)

--------------------------


オレたちはその場で固まった。
背後からひしひしと殺気を感じて、冷や汗が一筋頬を伝う。

「あなたが!悪の権化ですね!?」
やおら大声を上げたフィルが突如現れた魔道士に向かい指を差した。

その方向に振り向けば、中肉中背、五十を過ぎたように見える男。フード付きのローブに怪しい杖をついて、その外見はどう見ても魔道士。
ギラギラと目を輝かせ、オレたちを見回す様子は、確かに正気には見えなかった。

ふと、横に居たレオナが何か小さく呟くのを聞いて、黙って後ろに下がる。
「おや、怖じ気づいたか?小僧」
がらがらとしゃがれた声で言われて、ムッとする。
──小僧って言うな!

『火炎球(ファイアー・ボール)!!!』
どがごぉぉんっ!

不意討ちである。
レオナが部屋の出口に立つ魔道士に向かって放ったのだ。
普通室内で使うもんではない...が。

突然のことに、魔道士は吹っ飛ばされて部屋の外に倒れた。
「ちっ...この小娘が!」

オレたちは慌てて部屋の外へ走る。狭い上に暗い部屋で、しかも一般人がいる中戦う事は出来ない。危なすぎる。
「ゼノン、ちょっとここで皆と待っててくれ!」
声をかけると、ゼノンは青い顔で頷いた。


無駄に広い建物内を駆け抜ける。
「おい、ルーナ!フィル!」
「なにっ!?」
出来るだけ戦いやすい広間へと走りながら、オレは前を走る二人に声をかけた。
「二手に別れてる間、何か見付けたものは?」
ひゅんっ!
どこからともなく襲い来る礫を軽く避けながら、ルーナが肩を竦めた。
「別れて結構すぐに爆発音が聞こえたから、あなたたちを探してたの。きっと合図だと思って」
「確かにそれは正解だが...」
あの魔道士はオレたちに攻撃はしてくるが、デーモンの召喚はして来ない。
...ということは、魔方陣使わないとデーモン召喚出来ないレベルの魔道士なのだ。
「どこかにそれらしい部屋とかあるはずだ...」
「それに!まだ捕らえられた人がいます!助けないとっ」
フィルが叫ぶ。
──その通りだ。

『炎霊滅鬼衝(ルーン・フレイア)!』
レオナが叫び、炎の槍が魔道士に向かって飛んでいく。
相手はそれを避けつつ、反撃に出た。
『振動弾(ダム・ブラス)!』
赤い光の弾がこちら目掛けて打ち出される。

オレは剣を構えながら、先ほどルーナに教えられた術をもう一度使った。
『魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)』
なるほどこれはなかなかに使い勝手が良い。──しかし、早くそのままに魔族を切り伏せる剣が欲しい。

赤い弾を切り伏せ、斬った「衝撃波」をやり過ごしながらオレは叫んだ。
「そろそろ教えてもらおうか!あんたの目的は何だ!?」

オレの言葉に魔道士は動きを止め、にやりと笑う。
「聞きたいか?」


続く

---------------------------

次回に続きます!