猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ささやかだけど。

2005年12月02日 02時10分51秒 | ガーデニング
我が家の狭いベランダにも、
もうすぐ世界中のどんな場所とも等しく、クリスマスがやってくる。
その日を、どこで過ごすか、
誰と過ごすか、
またはクリスマスを知らない場所で過ごそうとも、
それは等しく皆の上に訪れる。

例えば厳かに。
例えば騒がしく。
例えば気付かないまま。
例えば戦争のさなかで。
例えば.....例えば.....

誰かがうつむいて歩いている時。
気付くとはなしに、この光に気付いてくれればいい。
家路を急ぐ人の足が、ほんの少しだけ、軽やかになればいい。
頬を切るような寒さの中で、
ほんの少しだけ、暖かな色を感じてもらえたら。

ささやかだけど、明かりを灯して.....
狭いベランダの、緑を、そこに、映す。

もうすぐ.....。
どんな場所にも等しく、
クリスマスがやってくるから。

缶詰争奪戦

2005年12月02日 01時46分09秒 | 今日のお弁当
我が家では、魚を使用した缶詰を開ける際、よくよくの覚悟でそれに及ぶ必要がある。なぜなら、うちのミステリーハンターちゃあこが、虎視眈々とその瞬間を狙っているからである。彼女は、ゴンザの好物である、イワシの缶詰や、サバ缶、サンマ缶などを形で判別し、そのおすそ分けに預かろうと、あらゆる手段を講じて彼の死角に回り込むし、特に、塩分を多量に含む、缶詰の汁は大好物で、一瞬でも目を離すことがあれば、それは瞬く間に舐め尽くされてしまう。
しかし、それはまた、ゴンザとちゃあこのいいコミュニケーションにもなっているようで、ゴンザは缶詰を開けるとき必ず、「ちゃあこ、一緒に食べようぜ」と声をかけるし、ちゃあこもそれを当然のように、トコトコ後をついてゆき.....。魚の缶詰にそれほど興味を持たない私とちびくんは、遠巻きにその様子を眺めている、というわけで。

で、今日のお弁当。

<イワシ缶の柳川風><カブとホワイトアスパラのトマトスープ煮><セロリときゅうりの香りサラダ>

<イワシ缶の柳川風>
*ゴボウの皮をこそぎ落とし、笹がきにして水にさらしておく。イワシの缶詰(醤油味)をフライパンに汁ごと開け、身を適度な大きさにばらしたら、ゴボウと、水、醤油をそれぞれ少々加える。ここでコンロの火を点け、フライパンの中身を加熱してゆく。ゴボウに火が通ったら、溶き卵を流し込み、全体を綴じて、好みの固さに仕上げる。仕上げにたっぷりの七味唐辛子をかける。
<カブとホワイトアスパラのトマトスープ煮>
*カブ(大)は1/8にカット、ホワイトアスパラ(フレッシュ)は丁寧に皮をむいておく。カブの葉、にんにくの芽は、5センチ長さに切る。鍋にすべての野菜を入れ、材料に半分かかるくらいの水を注ぐ。そこへトマトソース(下記参照)、塩、コショウを入れて、コンロの火を点け、材料が柔らかくなるまで煮る。
トマトソースの作り方
・フライパンにオリーブオイル、みじん切りのにんにく、鷹の爪を入れて香りを出し、玉ねぎみじん切りをよく炒めたら、ホールトマトを手で潰しながら加え、塩、コショウ、白ワイン、タイム、バジル等で味を調える(まとめて作り冷凍)
<セロリときゅうりの香りサラダ>
*セロリは皮をむき、1センチ角に切る。きゅうりは板ずりし、水で洗い流してから、縦半分に切り、さらに乱切りにしておく。ハム(今回はスライス)は16等分に切っておく。ボールにすべての材料を入れ、塩、酢、マヨネーズ、パセリみじん切り、ピンクペッパーを加えて混ぜ合わせる。

イワシ缶の柳川風は、たった1個の缶詰が立派なおかずに化ける便利技。シンプルに仕上げて七味をピリッと効かせても美味しいが、汁気を多くして豆腐を加えても良さそう。
カブは煮る時間が少なくてもすぐに柔らかくなる、冬には大活躍の食材。漬け物にして、サラダにして歯ごたえを楽しむのもよし、煮込んでとろける甘さを味わうのもよし、という、二つの側面を持つのも嬉しい。
セロリの強い匂いは、マヨネーズでまろやかに、ピンクペッパーやパセリの香りで柔らかに。ハムの塩気とうま味でさらに食べやすく。
まっ、私もゴンザも匂いの強い野菜は大好きだから、誤魔化す必要は全然ないんだけどね。