猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

どっちが怖いかなあ~?

2005年12月06日 21時58分21秒 | ぶ~すか言ってやる!
少しばかり古い話になるが、これは書かなければ、と思っていた話題をひとつ。

過日、韓国で、日本で、中国産キムチに混入した、寄生虫の卵が大きな問題となった。
それをきっかけに、韓国では虫下しがものすごい勢いで売れたそうだが、また、韓国産のキムチにも寄生虫の卵が混入しているのが見つかり、最終的には、中国と韓国の非難合戦のような形になったのも記憶に新しい。
日本はといえば、割と冷静に対処をしたようで、実際キムチを売っている業者の方には多少の被害が出たかもしれないが、我が家の隣のキムチ屋さんも、何ら変わることなく、フツーに営業していたところを見ても、消費者は自分で何が安全なのか判断しつつ買い物をしていたのだろう。
牛肉の偽装とか、雪印の問題があったにしても、日本人は「国産」に対して、あまり疑うことをしないような気もするし.....。

で、そのキムチ問題が噴出した時、今やコンビニにもオリジナルキムチを置いている某焼肉チェーンが
「うちのはこんなに衛生的に作ってまっせ」
と、TVでアピールしていた内容がちょっと引っかかって、のこの話題。
食べるという行為にとって、人の体にとって、何が一番怖いんだろ?
そう思ってしまったから.....。

その焼肉チェーンでは、韓国にキムチ工場を持っているのだが、徹底的な衛生管理のもとに、商品を製造しているということだった。
白菜は五回洗浄し、うち一回は<消毒液>に漬けて、さらにそれをすすぐという工程も含めて、だ。
実際、VTRでは噴射された水にカット済みの白菜が洗われる様子、また、<消毒液>に浸される様子も映されていて、なるほどその衛生管理は徹底しているように、私の目にもはっきり見てとれた。
しかし.....ちょっと待て。
徹底的な衛生管理はいいけれど、その<消毒液>とやらは安全なのか?

私たちが現在口にする加工品に、何となく化学薬品の香りを感じ取った人は少なくないだろう。
化学調味料は当たり前のように使われ、食品添加物も着色料も同様だ。
私も含め、なるべく添加物のないものを探し求める人間もいるが、現実として、外食や買い食いをすれば同じ事。
私たちの口に、体に、化学薬品が入っていかない日はないぐらい、この国には添加物が溢れている。
アメリカ人のように青いケーキを食べるわけではないから、普通にしていると気付かないかもしれないが、白い食品にも漂白剤が使われているし、着色料ではなく発色剤が使われているものもある。

はて。
よ~く考えてみれば、化学薬品と寄生虫の卵、どっちが怖いのだろう.....?

もちろん、寄生虫の卵など、口にしないほうがいいのは当たり前だが、ある先生に言わせれば、
「現代人のおなかはすでに寄生虫だらけ」
だそうだ。
特に若い女性には、おなかに寄生虫をどっさり抱えている人が多いそうで。
というのも、元々日本人には野菜を生食する習慣がなかったものが、サラダというものをたくさん食するようになり、それでも農薬使用のものを食べているうちは良かったが、有機農法野菜の流行で、寄生虫持ちも圧倒的に増えた、と。

化学薬品と寄生虫。
う~ん、どっちが怖いかなぁ?
なんとなく私は化学薬品のほうが怖い気がするんだけど。

この夏。
アゲハ蝶を育てた時に、無事に旅立っていったナミアゲハとは別に、幼虫の時点で死んでしまったキアゲハがいたことを、ここに書いたことがあった。
それは、
「市販のパセリでも洗って与えれば大丈夫」
と書いてあった、ネットの情報を鵜呑みにした私の愚かさから起こったのだが、実際、市販のパセリを口にした幼虫達は次々と死んでゆき、結局は、彼らの犠牲の上に、私は農薬の恐ろしさに改めて気づいたという、幼虫たちには大変申し訳ない結果となってしまった。
そう、あんなに大きな幼虫が死んでしまう農薬を、私たちもまた、毎日口にしていたのだ.....。
本当に、どっちが怖いんだろう?

なんて書いてしまうと、農家のかたには営業妨害に、綺麗好きの方には脅しになってしまうけれど。
ま、フォローに言わせてもらえば、寄生虫はアレルギー体質を改善してくれるそうだし、ハムなんかに使われているコチニールなんて着色料は、虫から作られてるくらいだからね~。

あ.....あれ?
これでハムも食べれなくなっちゃった?
ごめ~ん!(笑)

インドネツアって?

2005年12月06日 01時00分16秒 | 今日のお弁当
近年の日本では、世界中の、ありとあらゆる食材が手に入るようになってきた。
15年前ならナショナルマーケットや紀伊国屋、ユニオンや明治屋に行かなければ手に入らなかったものも、普通にスーパーに置かれているし、昔より格段に安い値段で手に入る。グルメブームと共に、家庭での食事も多国籍になり、以前は名前すら知らなかったような調味料が常備されている家も珍しくなくなって、現在は各国に日本向けの商品を作る業者もいるのだろう。おかげで、食品表示ラベルにある変な日本語なども、時折ネット上で話題になったり、実際お目にかかったりで、私たちを二重に楽しませてくれているわけだが、今回は我が家に「インドネツア産」の調味料がやってきた(笑)

で、今日のお弁当。

<鶏肉のゴボウ巻き><セロリとニンジンの甘酢炒め><サラダマカロニのサンバルソース> です。

<鶏肉のゴボウ巻き>
*鳥の胸肉を二枚におろす。ゴボウは皮をこそぎ落とし、胸肉の幅に合わせて適度な長さ、太さに切って酢水にさらす。ゴボウを芯にして鶏肉を巻き、巻き終わりを楊枝で留めて、その面を下にして鍋に入れる。肉の半分が隠れるほどの水を注ぎ、醤油、砂糖、みりん、にんにくスライスを加えて、煮込む。煮汁に照りが出て、適度に煮詰まったら火を止め、鶏肉ゴボウ巻きを取り出し、食べやすい大きさの輪切りにする。
<セロリとニンジンの甘酢炒め>
*セロリとニンジンは皮をむき、斜め切りにする。酢、塩、砂糖を合わせ、甘酢を作っておく。熱したフライパンにゴマ油をひき、鷹の爪、ニンジン、セロリを手早く炒める。仕上げに甘酢を回しかけ、手早く混ぜながら炒めあげる。
<サラダマカロニのサンバルソース>
*サラダマカロニは表示の通り茹でておく。フライパンにオリーブオイルをひき、ミックスベジタブル、マカロニを炒めてゆく。塩、ケチャップ、サンバルソースを加え、炒め合わせる。

鶏肉ゴボウ巻きは、たぶんタコ糸でぐるぐる巻きにするのが理想なのだろうが、我が家にはないので、楊枝で代用。巻き終わりを下にして煮始めることで、楊枝がなくとも、ある程度は型崩れが防げる。形が決まってからは、ひっくり返しても大丈夫なので、煮込む過程で適度に裏返して。
セロリはきゅうりとあわせて炒めてもいいようだが、その際は体を温める効果があるしょうがを入れたほうがいいかも。今回はニンジンを合わせたので入れなかったが、きゅうりは体を冷やすから.....ね。
輸入食材店で手に入る「サンバルソース」はインドネシアのチリソースだが、とても辛いので使用量に気をつけて!

ちなみに、今日のタイトルになっている『インドネツア』は、サンバルソースの原産国として表示されていた国名。
「シ」と「ツ」
そりゃあ、日本人以外にはあんまり見分けがつかないわな~、考えてみれば。ま、このあいだは正真正銘日本人しか働いていない近所のスーパーの、ワンタンが置いてあるコーナーに「ワンワン」って書いてあったけど~(笑)