明治時代の重箱。
とある、アンティークショップで、思わず衝動買い。
たぶん一生後悔しない。
樹の瘤に見たてて、チラと螺鈿を光らせるセンス。
地味に見える部分の細工の細かさ、余白の美。
かつての日本人の美意識には、壮絶なものがあると思う。
アールヌーヴォーの作家たちが、何を目指したか、わかる。
...気がする(笑)
美しさと可愛らしさ、そして少しのユーモア。
きっと、たくさんのものを、愛おしんでいたんだなぁ。
『見えないところ』にこだわる心も。
新しいものもいいけれど、古いものにも、もっと目が向いてもいいのにな、日本。
大事に使われていたのでしょうね~。
これからもerimaさんちで使われて歴史を重ねていい味だしていきそうです。
この重箱。
少し小さめサイズで、そこもまたいい感じなんですが、
どんな風に使われていたのか。
我が家での使い道も早く見つけてあげなければと思います。
漆器って長持ちで美しく、本当に素晴らしいですね。
こういうものを使いながら生きていた人々の美意識は、
現代人とはまったく違うものだったのかもしれないですね。
取り戻せたらいいなぁ。