猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ついでに横浜案内

2006年08月29日 23時09分27秒 | アルバム
ハイハイ。
やってまいりました、週末日記の続き。

いや、続きといいましても、なんとな~く
『ついで』
という感じなんですが。

日曜のこと。
昨日のログにも書きましたように、我々は格闘技・パンクラス観戦ののち、そこから車でホワイトコーンを受け取りに、リアルジャイアンの家まで伺ったわけで.....。

ついでにその途上。
珍しく横浜の夜を少しカメラにおさめてみました。

ハイ。
まずはね。
ホワイトコーンを頂くのに手ぶらもなんだってことで、ジャイアン宅へお土産を買おうと目論むものの、時間はすでに夜の9時過ぎ。
あんまり遅くなっても申し訳ないし、近場で何か買おうと......。
中華街へ行きました。 
                            善隣門

中華街の一本裏手のバーで長年働いたゴンザと、ある時期。
酔っ払ってこの辺を年中ウロウロしていた私。
この時間の中華街はある意味新鮮です。
写真を撮ったのも初めてです(笑)

最近はね。
残念なことに、写真左の部分にあたる角には大きなスクリーンが出来、右角にあたる部分に変な洋風カフェが出来て、著しく中華街の雰囲気を壊していて。
これの設置にあたっては、中華街の住民から大きな反対があったとかって話しなんですが、今はまだそのまま。
あの門をくぐれば、そこは満艦飾のネオンきらめく中華街が延々と続きます。

私とゴンザはこの後。
大珍楼(たいちんろう)でマンゴープリンやココナッツプリンの手土産を買ったんですが、この通りをず~っと抜けて一本裏手の暗い路地に入ると、ゴンザと私が出会った、ゴンザの旧職場に辿り着きます。
今はもう、そのお店も場所を移してしまい、周辺にある暗かった駐車場や廃墟となったホテルもマンションになってしまったけど。

で、再び車に乗り込み、今度は山手を抜けて、リアルジャイアンの家へ。
港の見える丘公園を横目に見ながら、住宅街を抜ければ.....
外国人の多い居住区ならではの、こんな看板もあります。 

そして.....
その先には、本来は静かなこのあたりの住民を悩ませている、夜景を眺める車の群れ。
皆さんのお目当ては、この夜景です。
 
かなりぼやけちゃったけど、本当はベイブリッジが一望できるの。

そしてさらに、暗くて細いワシン坂を下り。


本牧へ抜けると.....。 

かつて。
『おかサーファー』なんて人種が現れるほどサーファーが一世を風靡した時代。
人々が押しかけた『アロハカフェ』
ここは近年一旦閉店したのだけど、ファンからの熱い要望で復活したバー。
私と同年代、もしくは少し年上の方には、「懐かしい~」と目頭を熱くする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここは私にとっても思い出深い場所。

今から23年前。
家出中の私は、当時色々なことを私に教えてくれた、とても素敵な大学生とここへ来たのでした。
私にとっての、生まれて初めての花束を贈ってくれたのもこの人だったなぁ。

......っと。
ああ、いかんいかん。
思い出に浸っている場合ではない。

この後。
ホワイトコーンを頂いた我々は、家路を辿るわけですが.....。

これだけじゃなんだか写真が寂しいので、ちょっと蔵出し。 開港記念会館

 開港記念会館にあるジャックの塔
                           

                           
      そして、税関にあるクイーンの塔

今までも書いたかもしれないけど、この開港記念会館も私にとっては思い出深い建物。
いったいいくつの夜を、ここを通って、酔った足どりで山下町から関内へと、もしくは関内から山下町へと気分よく歩いたことか(笑)
何度見ても美しい建物です。

とまあ。
そんなわけで。
blogを始めたことで、あらためて写真に撮ってみようと思った地元の写真。

いかがでしたか?

でもね.....
本当の横浜の魅力は、こんな..... 

貨物の線路やうらぶれた倉庫。
怪しい通りにあると私は思っているの。

最近じゃそういった場所もどんどんなくなっていっているけど。

寂しいなぁ。               


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6 コメント

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結構見慣れているのに… (ツマ)
2006-08-30 17:49:44
先月まで海の近くで働いていたこともあり、毎日目にしていたものもありますが、

新鮮ですね~。

なんで改めて写真で見るとこんなに新鮮なんでしょう。



健全で家族連れでもカップルでも楽しめる今の赤レンガ倉庫もそれなりに好きですが、“ここって入ったら怒られるかな”とどきどきしながら“あぶない刑事ごっこ(単に倉庫の脇をひた走るだけ)”をした頃の赤レンガがとても懐かしいです。
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そうなんですよ~。 (erima)
2006-08-30 18:55:49
ツマ様



そうそう!いつもは何の気なしに通っているんですけど、本当に改めてカメラにおさめるとすごく新鮮で。

しかも、カメラを持つことで今まで「あれ?こんなのここにあったっけ?」っていう、普段は気にもとめなかった細かなモノにまで気づいて、また面白いんですね~。

今度はね。野毛とかあの辺りを撮ってみるのも面白いかなって思ってます。



ところで「あぶない刑事ごっこ」。

笑いました~♪単に倉庫の脇をひた走るだけっていうところが最高!

(アロハカフェもあのドラマには登場しましたね)

でもね~、あの辺は本当にあの「入っちゃいけない」感と、それを思わせる暗さがよかったんですよねー。

今の赤レンガは綺麗ですけど、あの味わいは消えてしまった。

私も、今は「BankART 1929」とか名前を変えた旧第一銀行の建物の、以前の、あの柱部分だけが廃墟のように、暗い中浮き出ている感じがすごく好きでした。

小綺麗になるのだけがいいことではないような気がする今日この頃ですー。
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横浜ってのは (GONCYA)
2006-08-30 21:02:26
やっぱり、「日本」って感じがしないんだよなあ、やっぱ。

特に、オレが住んでいる田舎町のような「正しい日本の姿」っていう雰囲気はないな。

以前行った函館なんかも横浜と良く似た雰囲気だったけど、やっぱ外国船の寄港地ってのも影響してんのかな。



でもさ、私はこういう雰囲気好きだけどね。

ちょっと退廃的で、暗闇の色もどことなく怪しげで。

こういう街で知り合った男女ってのは、何が起こってもかしくない気がする。

ま、相棒と侍従のようにね(笑)。



中村雅俊の「恋人も濡れる街角」ってあったろう。

あの歌がオレは大好きでさあ。

女なのにカラオケで熱唱だよ。

そうイメージどおりの写真だったよ、今日のは。

いや~、いいモノ見せてもらったね。



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今の横浜 (erima)
2006-08-31 01:10:33
GONCYA様



かつての横浜は、もっともっと怪しくて日本という感じのない場所だった。

今は家具屋ばかり並んだ本牧も、もろに雑多な感じがしてなぁ。バーもいっぱいあった。

クリスマスが近い夜になると、山手の住宅街なんかの屋根には聖母マリアの人形がボーっと浮かんでいたり、厳かな感じがして、それはそれは異国情緒が漂っていてなぁ...。本当に独自の文化があったんだ。

しかしここ数年で大きく状況が変わって、マンションだらけ。古きよき店もみんな暖簾をたたんだ。

売春宿は一掃され、倉庫は追いやられ、数ある歌の中にあった横浜はもう、ほとんど残っていない。

みなとみらいの開発から何かが変わっていったんだ。



しかしなぁ。こんな風に、今でも、ちょっとだけ「横浜」を垣間見れる場所も残ってる。

本当は横浜って閉鎖的で田舎だから、地元の人間はみんな自分たちの愛する場所が変わっていってしまうことを恐れているんだが、やっぱり金の力には勝てないんだなぁ。俺はそれが残念でならないよ。



相棒もいつか。

「横浜」が残っているうちに遊びにくるといい。

怪しい小路を抜けて、国籍不明の店員が対応してくれる洋食屋でオムライスでも食おう。背後には冷蔵庫みたいに古くて大きいクーラーがバタバタ風を送ってる店に。夜になったら何度も通ったはずの道を迷いそうになりながら、小さなバーへ飲みに行こう。

待ってるぜ。
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久しぶりに (ばく)
2006-08-31 16:25:32
数々のとっても素敵な写真に吸い込まれてしまいました。

今月、20年ぶりくらいで横浜を、母とちび娘と訪問して、とっても懐かしんで来たばかりだったんです。

水上バスに乗って山下公園に行って中華街で気温35度の中、熱いフカヒレラーメンを食べて、(あせびしょ)、私達にとっては初めてのみなとみらい線にのって、観覧車に乗って....。新しい所と、古い横浜と、昔の大好きだった彼との思い出と、いまの自分といろいろ感慨深かったです。

あやしい倉庫街、私もすきだなあ。あの、ひなびたリアリティーが。

しかし、Grand Hotelがちびっこくなってしまって、おどろきました。
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おかえりなさ~い♪ (erima)
2006-09-01 00:18:34
ばく様



なんとっ!横浜にもいらしたんですね~。ああ、知っていたら、こっそり中華街の門の陰で涙を流しつつ(なぜ!?・笑)お姿を拝見したのに~。

次にいらっしゃる時は、絶対絶対教えてくださいね!



20年ぶりの横浜。かな~り大きく変わっていた場所が多かったのではないでしょうか。

個人的には「大好きだった彼との思い出」の部分もか~な~り、気になりますが(笑)その場所に立って、過ぎてきた時間を思い起こすと、きっと色々なことが鮮やかに蘇るでしょうね。

最近。あのあやしい倉庫街は、一部が期間限定で芸術家の卵たちへの住居として貸し出されているそうですが...。

これから横浜はどうなってゆくのかなぁ。

今は高層ビルやマンションに埋もれていく一方のNew Grand Hotelには、古きよき横浜の代表として頑張って欲しいです!

あ。フカヒレラーメンはうまうまでしたか?(笑)
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