連日、暑いのに、まるで釜焚きばあさんのように寸胴鍋に何度も火を入れて染め材の抽出をしています。
今日は、また特別暑い日で、どうかなりそうでした。
ザクロを染めました。
ザクロは夫が旅行先のキルギスで、どうしても手に入れることができなかったもので、
これを偶然 浅草の染め材店で手に入れました。どこの国のものかはわかりませんが。
ピンボケです
実と皮です。
上二つが真綿リングで、下がカベ糸です。
色は夫が買ってきてくれたキルギスのザクロ染めストールと同じ色です。
が、私はこれを丁子(チョウジ)と段染めにしようと思いました。
カベ糸1綛と真綿リング1綛を段染めにします。
丁子はこれです。
薬用にも使われるこの丁子は形がTの字のようです。
ウイスキーのお湯割りにも使いますね。体が温まります。
ですが、染め用のものは飲む用としては使えません。あくまで染め材としてしか使えません。
ついでに、真っ赤に染まったインド茜のミョウバン媒染のものも段染めにしちゃいます。
丁子に染めない部分はがんじがらめにフン縛ってしまいます。
色の出た部分だけ、丁子の茶色に染めます。
ところが・・・です。
丁子の色が明らかなのは、インド茜のの平巻シルクだけ、カベ糸がかすかに染まり、
真綿リングに至っては「は?」という感じで乾きました。
真綿リングは、段染めにしたものと してないものはどちらも同じ色です。ということは
この真綿リングは、こういう作業には向いていないと知りました。はぁぁ~ん
ま、これはこれでいい色なんで。。。
染めの釜焚きばあさんは、まだ続きます。あと2つです。