夕景は久しぶりです。
春に行った北イタリア旅行からヴェネツィアを題材にして絵織りを作成しました。
初めての個展は『青い時間ーbluemoment』でした。
朝 陽が昇る一瞬、空は青くなります。
それは一瞬の出来事で、そこから太陽が顔を出すまで地平線が真っ赤になり、
その真っ赤が広がっていきます。
”その一瞬”が好きで、個展をしようと決めたとき、迷わずこの絵織りを選びました。
あの美しさを表現することは難しくて、何度も織り直しました。
作品の購入希望も多く、非売品にしていたのでお断りするのに大変でした。
太陽の動きを絵織りにするのは大変です。
それでもその美しさは表現者として無視できません。
次が≪クロアチア・ザダールの海の夕景≫でした。
ここは かのヒチコックも「世界一の夕景」と絶賛して映画に使ったそうです。
クロアチアを題材にした個展は2011年『美のクロアチア』として発表、
駐日クロアチア大使が観に来てくださって、≪ザダールの夕景≫を褒めてくださいました。
そして、これは買ってくださる方がいて、今は手元にありません。
さて、それ以来の夕景、今回はヴェネツィアの夕景です。
絵織り 38×31 額入り
織り上がっての感想は、やはり色が足りなかったナ です。
この景色の本当の美しさは目の中に焼き付いています。
眼の中をお見せできないのが残念です。
次はジャパニーズ・ブルーと白の2色でマフラーを織ります。
とくれば、東京オリンピック2020のエンブレム模様ですね。(笑)
これが終わったら、少しお休みをいただきます。
そのお休みが、私にたくさんの色の力をもたらしてくれますように。
個展は次回が最後です。
そのため、第1回個展から6回までの主な作品1品を この会場で披露するつもりです。