※以前にもお知らせしましたが、近づいてきましたので、再度お知らせします。
この度、Tネット(教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク)では、
初めての学習会を開催することになりました。
テーマは、「市民的不服従の権利」です。
集団的同調圧力の強い日本社会では、君が代不起立の問題にとどまらず、あらゆる問題が
「ルール」という名のもとに圧殺されてしまうように思います。
少数者の権利を守る為にも、市民的権利としての「不服従」は、
いま、最も求められている法的かつ運動上の理論であると考えます。
是非、多くの方々のご参加をお願いします。
Tネット学習会
~「市民的不服従の権利」を学ぶ~
講師 高作正博さん(関西大学法学部教授)
◆1月14日(月・休日) 午後6時から8時半
◆エルおおさか701(7階) 京阪・谷町線天満橋下車
http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html
◆参加費¥500
今春の大阪公立学校卒業式・入学式では、条例によって「起立斉唱」を義務づけられながら、そして校長から職務命令を受けながら、多くの教員が、君が代「不起立」という形で異議申し立てを行いました。
日本社会においては、理由を問わずルールは守るべきとの考え方が強く、ルールに違反したものは制裁を科すべきとの声もまた大きいように思います。橋下徹(当時大阪府知事)は、「君が代」不起立は、ルールの問題だと断言しました。しかし、私たちは、これは憲法上の問題、憲法で保障されているところの思想・良心・信教、そして、教育の自由にかかわる問題だと考えています。
「悪法も法なり」―どれほど不当なことであっても条例や命令、つまりルールには従うべきだという主流的な秩序に対して、自らの思想や良心に従って「不服従」を貫くことは、市民としての権利であることを主張します。
今回、高作正博さんを講師にお迎えして、市民的不服従の権利について、学習会を開催します。君が代不起立の問題ばかりではありません。
右傾化が言われる日本社会において、いま、一人ひとりの市民が、あらゆる場面において、自らの良心に従い不服従を貫くことが、社会を変革していくことにつながるのではないでしょうか。
どうかふるってご参加ください。