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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

田中聡史さんを支えて

2013-01-21 21:39:22 | 東京の根津公子さんからのメール

※根津公子さんから、都教委包囲首都圏ネットワーク都教委要請行動の補足として以下のメールが送られてきました。

根津さんたちから田中聡史さんへ、東京「君が代」不起立の闘いは厳として受け継がれています。

 

下記要請書を提出し、都教委が田中聡史さんに対しこうした処分を出さないよう強く要請しました。

昨年田中さんに対して都教委が行った再発防止研修の回数(研修センターに呼び出して2回、都教委が学校に乗り込んでの研修が3回、校長による研修が週1回(これについては毎回はできず)で4月から8月までの5か月間に20回を超える研修を強行したことは、東京地裁の決定にも抵触するものであることを指摘しました。

対応部署の教育情報課課長は、私たちが質問を始めると、「質問には応じない」と居丈高に出ましたが、私たちが、「本来ならば直接担当所管に会って要請したいのだが、教育情報課が壁となっている現状だ。なのだから、教育情報課が、私たちの思いをどこまで理解し、受け止めているのかを確かめながら要請したい。そうでなければ、担当所管に伝えられるのかが私たちにはわからないし、質問には応じないという姿勢では、教育情報課課長という人と会って要請したことの意味がなくなる。課長は要請者の思いを受け止め、それを最大限担当所管に伝える、それがあなたの仕事ではないか」。そう話すと、理解をしたようで、質問にも答え、丁寧な対応になりました。

後日、回答が来ますので、また、報告をしますね。

都教委が昨年の1・16判決を使って、再発防止研修の内容回数を恐ろしく強化したことに、私たちは警戒しています。1・16判決は、「2,3年で重い処分にするのはやりすぎ」という判決であって、この先10年も20年もの不起立についていうものではないと思います。

 

提出した要請書は以下です。

2012年12月21

東京都教育委員会 教育長 比留間英人様

都教委包囲・首都圏ネット

連絡先

2012.3.8通知の「服務事故再発防止研修」強化で「君が代」不起立教員に対し、

重い懲戒処分や分限免職の発動をしないことを求める要請書

 

東京都教育委員会(以下、都教委という)は、2012年(平成24年)3月8日、最高裁1.16判決を援用し、従来、都教委が「君が代」斉唱時に不起立・不伴奏を行った教職員に対して行ってきた「服務事故再発防止研修」(以下、再発防止研修ともいう)の実施時期・回数及び内容を変更する旨の「通知」を発出し、その「通知」に沿って今年の再発防止研修を強行した。

私たちは従来行われてきた再発防止研修も十分問題と考えるが、今年からの再発防止研修は、一層問題があると考える。

このような研修の強行は、「正しい教育」をしようとする教職員がその信念を放棄することを目的とし、また、これに従わず、不起立を繰り返した場合、都教委は「不起立行為の前後における態度等」を不良と見なして「戒告を超える重い処分」を「選択する」のではないか、さらには、「教員としての資質に欠ける」として分限免職処分を行うのではないか、と危惧する。少なくとも現時点では、その恫喝にほかならず、転向をより露骨かつ執拗に強要するものである。

「通知」は、東京地裁の「繰り返し同一内容の研修を受けさせ、自己の非を認めさせようとするなど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであれば、そのような研修や研修命令は合理的に許容される範囲を超えるものとして違憲違法の問題を生じる可能性があるといわなければならない」(2004年7月23日決定)、「自己の思想・信条に反することはできないと表明する者に対して、なおも職務命令や研修自体について、その見解を表明させ、自己の非を認めさせようとするなど、その内心に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであるならば、これは、教職員の水準の維持向上のために実施される研修の本質を逸脱するものとして、教職員の権利を不当に侵害するものと判断される余地はある」(2005年7月15日決定)との決定に抵触することを、都教委が知らないわけはないであろう。

さて、昨年度の入学式から連続3回の不起立が現認され、戒告処分を受け続けてきた田中聡史さん(板橋特別支援学校教諭)に対し、都教委が再発防止研修の結果を使って「反省がない」とし、「戒告を超える重い処分」や分限免職を強行するのではないかと、私たちは心配する。東京だけでなく全国の市民が心配し、注視している。

私たちは、都教委が田中さんに対し、重い懲戒処分や分限免職を発動しないよう要請する。

私たちは戒告処分も違憲・違法と考えるが、重い懲戒処分や分限免職処分は、この間の最高裁判決でさえ、認めていないことを都教委には認識してもらいたい。

要請

1.「服務事故再発防止研修の実施について」(平成2438日 教育庁通知)を撤回し、併せて「君が代」不起立・不伴奏被処分者に対する服務事故再発防止研修の一切を止める

2.来春の卒業式・入学式での「君が代」不起立に対して処分をしないこと。とりわけ、処分の続く田中聡史さん(板橋特別支援学校)に対して、「戒告を超える重い処分」や分限免職処分をしないこと

3.「君が代」不起立処分の元凶である10・23通達を白紙撤回すること       以上    

 

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One for All ! All for one !(24)

2013-01-21 20:34:17 | 渡部通信
※渡部さんからのメールを転載します。

<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」
・「新芽(germinal)ML」の渡部です。

1月17日の都教委包囲首都圏ネットワークの都教委要請行動は、この間の都教委の対応に抗議しつつ、
都教委から送られてきたFAXにはとらわれず、終了しました。
(FAXには要請行動に対する様々な注文がつけられていたので、
12月21日はそれを巡り都教委とやり合うことになり、結局、1月17日に改めてやることになったわけです。)

今回の要請行動の内容は、
昨年春の入学式でたった一人の不起立者になった田中聡史さんの処分(分限処分も含めて)をするな、というものでした。

その中で、参加した根津さんは、田中さんに昨年強制された「再発防止研修」(思想転向を求める)の不当性などについて抗議したということでした。

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体罰を自ら容認してきた大阪の橋下市長が、今度は大阪市立桜宮高校の教職員を全員異動させるとか来年度の入試は行わせないなどと言っています。

これに対し、「発言する保護者ネットワークfrom大阪」が、1月18日、大阪市長・大阪市教委それぞれに要請書を出しました。
・橋下市長あて:『さらに生徒を苦しめる言動を、中止してください』
・大阪市教委あて:『教育委員会は、冷静かつ慎重な判断をしてください』
というものです。以下のHPにそれが載っています。
http://hogosyanet.web.fc2.com/index.html

その中で橋下市長あての要請書の中には以下のような部分がありました。

「入試を中止する権限をもたない市長が、教育関係者や学校現場の意見も聞かないままに入試の中止を強く主張して妨害しようとするのは、
まさに体罰と同じく一方的かつ強圧的な手法であり、
真の合意形成や問題解決とは程遠いものです。」
つまり、橋下市長の体罰容認体質は全く変わっていないということです。
橋下市長が責任を感じるなら、
これまで「体罰容認」を繰り返してきた橋下市長こそが責任を取ってやめるべきなのです。

それなのに自らは責任を取ろうともせず、これまで同様、いやそれ以上に、
教職員や生徒たちに大きな責任・犠牲を押し付けるようなことを強権的にやろうとしているのです。彼は「体罰」どころか、場合によっては、
それよりもさらに酷いことをやろうとしているのです。
しかも、金のかかる市立高校を府立高校に移管したいというような本音(?)さえ見え隠れしています。
とんでもないことです!!

このような橋下の体質を許すわけには行きません。
橋下市長は責任をとってやめるべきです!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長くなりますが、アルジェリアの人質問題について感じたことを書いておきます。

今から110年あまり前の1900年といえば、資本主義が帝国主義段階に達した頃だと言われています。
その年、中国では義和団事件というものが起こりました。
それに対して8カ国(米、英、独、仏、露、伊、墺、日)連合軍が北京に入城し、義和団を鎮圧しました。

この事件は現在では「反帝国主義運動」として評価されています。

今回、アルジェリア(かつてのフランスの植民地)では、砂漠の真ん中で複数の先進資本主義国の資本が多数のアルジェリア人を働かせてガス田の開発をしていたことが分りました。

こうした背景を考えれば、今回の問題は資源・市場を求めて先進資本主義国(帝国主義国が他国に進出してきていることから、起きてきたものと考えられます。

今回の問題に対して、日米欧の先進資本主義国は、犯人たちを過激な「イスラミスト」として一方的全面体に悪者に仕立てていますが、果たしてそれでいいのでしょうか。

かつて「義和団」を狂信的な宗教集団と呼び、居留民の安全確保といって植民地の権益確保のために軍隊を出したのと、どれほどの違いがあるのでしょうか。

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板橋の会が2月2日に高嶋さんをお呼びして集会を予定しています。
2月2日(土)14:00~16:30
板橋区立グリーンホール2階 男女平等推進センター内会議室
東武東上線大山駅から徒歩4分、あるいは、三田線板橋区役所前駅から徒歩5分
  講演「学校をとりもどすために」~今日の教育の問題点~
  高嶋伸欣さん
 現場からの報告として、田中聡史さんの話があります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(10・23通達から10年!)『2・3総決起集会』
<日 時> 2013年2月3日(日) 13:30開会
<場 所> 杉並区阿佐ヶ谷 産業商工会館
(JR阿佐ヶ谷駅南口下車5分)
<主 催>都教委包囲首都圏ネットワーク
<内 容> 
・今までの闘いを振り返る総括的発言
・分限免職をさせない闘いの発言
・大阪からの発言 他
<スローガン>
(メイン) 
・10・23通達撤回! 
・「君が代」処分撤回!
(サブ)
・校長による学校運営の独裁をやめさせ、教職員の協力と協同を回復しよう!
・教職員の団結で業績評価をとめ、賃金差別を廃止しよう!
・非正規雇用拡大反対、雇用差別をやめろ!
・貧困による差別に反対し、いじめをなくそう!
・競争をあおる学力テストを廃止しよう!
・教科書採択は現場の声に従え!
・排外主義をあおり、戦争につながる愛国心教育を廃止しよう!
<主催>都教委包囲首都圏ネットワーク
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この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
(その後の総選挙結果がどう影響するかも気になりますが)

「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」では、
9月21日の「朝日新聞」でも大きく紹介された
≪国旗に一礼しない村長≫(長野県中川村村長・曽我逸郎)さんを迎えて集会を開くことになりました。
<日時> 2013年1月26日(土)午後1時30分 
<場所> 国分寺労政会館 第5会議室
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログの新アドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
ttp://homepage3.nifty.com/hinokimi

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