※今、必要なことは、私たち自身が「教育」を考えることです。そして声をあげることです。
一緒に考えてみませんか?未来の子どもたちのために。伊賀さんからの案内を掲載します。
子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会の学習会のご案内です。
極右の安倍内閣が誕生し、教育分野でも「教育再生実行会議」が立ち上がりました。
最初に具体化するのが、いじめ問題や体罰問題だと思われます。
橋下市長も、体罰・自殺問題以降、やりたい放題の教育介入を行っています。
橋下・維新の会や教育再生実行会議が進めようとしているいじめの厳罰化や
体罰問題を利用した教育介入には、子どもたちを一人の人格として尊重する姿勢は見られません。
どちらも、マスコミが大々的に取り上げていますが、
私たちは、こういう時期だからこそ、何が起こっていたのか冷静に捉え、
子どもたちの人権を基軸において討論していきたいと思っています。
是非、ご参加ください。
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「大津いじめ自殺」事件と子どもの権利を考える
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■日時 2月23日(土) 14:00 (開場13:30)
■場所 クレオ大阪中央 研修室(2)
(地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」下車、1・2番出口から北東へ徒歩約3分)
■講演 桜井智恵子さん
元川西市子どもの人権オンブズパーソン代表、
近著に「子どもの声を社会へ」(岩波新書)
■参加費:300円
■ブログ http://eduosk.cocolog-nifty.com/blog/
■呼びかけ
2011年10月に起こった大津市での中学生の自殺とその後の学校・教育委員会のずさんな対応を巡って、両親による裁判への訴えと第3者機関での調査、「いじめた子」へのバッシングと教育長襲撃事件、いじめの事件化と学校への警察の介入等、これまでにないことが起こっています。その後も、いじめが原因と思われる自殺が相次ぎ、いじめ問題が大津市に限った問題でなく深刻な社会問題であることを浮き彫りにしました。
衆議院選挙で圧勝した安倍自民党は「いじめ防止法」の制定に意欲を示し、いじめの厳罰化を進めようとしています。橋下市長も、教育委員会の廃止論、いじめた子の「更正プログラム」=出席停止と学校からの排除を方針化しようとしています。これらの方法で本当にいじめ問題は解決していくのでしょうか。
いじめは、2006年以降再顕在化し、複雑化・潜在化していると言われています。学校の中での子どもたちの関係は、学力テスト至上主義の中で「なかま」から「競争者」としての関係に変わってきています。教員も学力テストの結果に現れる成果を求めることにとらわれています。
大津の「いじめ自殺」事件は、子どもたちがどれだけストレスのかかる状況で生活しているのか、子どもたちの関係にどのような変化があるのか等、現在の子どもたちと向き合い、学校現場が「いじめ」にどう取り組んでいくか、再度厳しく問いかけています。自民党的・橋下的厳罰主義では、何ら解決しないことは明らかです。
まずは、子どもたちの声を誠実に聞き、子どもたちの中に今何が起こっているか理解しようとすることが必要です。今回の学習会では、川西市子どもオンブズパーソンの桜井さんをお招きして、一緒に考えていきたいと思っています。是非、ご参加ください。