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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

こんなのメチャクチャやん!教科書新検定基準に反対する共同アピールに賛同を!

2014-01-03 21:04:26 | 教科書排斥問題

「君が代」強制も教科書統制も、ともに教育を国家のために行うという点で同根の問題です。子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会の伊賀さんからのアピールです。 是非、共同アピールに賛同してください。


近隣諸国条項を有名無実化し、政府による教科書統制を強化する検定基準の見直しに反対する共同アピールについて、現在、個人賛同126名、団体賛同33団体集まっています。賛同団体・個人は、大阪の会ブログに掲載し、随時更新していますのでご覧ください。

http://kyoukashoosaka.blog39.fc2.com/blog-entry-87.html

安倍政権は年末から「教育再生」=教育破壊の動きを一層加速させています。下村文科相は、2020年の東京オリンピックに向けて学習指導要領の前倒しの改定を行うことを表明しました。「外国後活動」=英語の小学校3年からの実施と5・6年での教科化、高校版道徳「公共」の検討、愛国心を強調する日本史の必修化など、安倍「教育再生」の集大成をしようとする改定です。また、2014年通常国会には、首長に教育行政の権限を集中し、教育の独立性を奪う教育委員会制度の改悪が狙われています。さらには、道徳の教科化の具体化として、2016年には道徳教科書の検定、2017年採択、2018年からの学校での実施を計画しています。それと平行して2014年4月からは、「心のノート」を全面改定した「わたしたちの道徳」を全学校に強制しようとしています。

今回の共同アピール運動は、このような全面的な安倍「教育再生」の動きに対抗する最初の取り組みになります。文科省が教科書検定基準を改定するまでに、まだまだアピール賛同団体・個人を集めていきたいと思います。是非、共同アピールへの賛同、SNS等での拡散でご協力をお願いします。

共同アピール呼びかけ

 12月20日、教科用図書検定審議会は、「教科書改革実行プラン」に基づいて教科書検定基準の「改定案」をまとめました。諮問後わずか1カ月、たった2回のスピード審議でした。今後下村文科相は、1月中旬までパブリックコメントを実施し、同月中に新基準を告示、 4月から始まる中学校教科書検定に適用する方針です。これほど重大な制度改悪を、極めて短期間の審議で進めようとしているのです。 今回の教科書検定基準等の改悪は、国会での議論が行われません。文科省の一通の「通知」によって徹底されます。市民の声が反映される余地が極めて限られています。
 そこで、早急に、教科書検定基準の改悪に反対する世論を強めていく必要があります。教科書問題に関わってきた諸団体や個人、安倍「教育再生」に危機感を持つ人々とともに、この動きの問題性を明らかにしていくために、この共同アピール運動を進めていきたいと考えました。是非とも共同アピールへの賛同団体・賛同人になってください。また、呼びかけ団体への名乗りも大歓迎です。そして、ぜひとも、共同アピールを国内だけでなくアジア等に広めていただき、教科書検定基準改悪反対の世論を盛り上げていくことに協力してください。よろしくお願いいたします。

共同アピール呼びかけ(12月27日現在)
  子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会
  えひめ教科書裁判を支える会
  教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま
  教科書ネットくまもと
  子どもたちに「戦争を肯定する教科書」を渡さない市民の会(愛知)
  アジアの平和と歴史教育連帯(韓国)

賛同団体・個人申し込み 
■大阪の会ブログからの場合(下記のアドレスから申し込んでください)
http://kyoukashoosaka.blog39.fc2.com/blog-entry-87.html

■インターネットの場合
 下記のフォームから団体名もしくは個人名、公表(インターネットを含む)の有無を記載の上、申し込んでください。
   PC・スマホ共用フォームURL http://ws.formzu.net/fgen/S43826437/
   スマホ専用フォームURL http://ws.formzu.net/sfgen/S43826437/
   携帯電話用フォームURL http://ws.formzu.net/mfgen/S43826437/

■FAXの場合 06(6797)6704

問い合わせやご意見等は「大阪の会」まで
  iga@mue.biglobe.ne.jp

締め切り 1月20日(月)

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近隣諸国条項を有名無実化し、政府による教科書統制を強化する
         検定基準の見直しに反対する共同アピール

 下村文科大臣は、11月15日「教科書改革実行プラン」を発表し、教科書編集から教科書検定基準、教科書採択まで、教科書制度を全面的に改悪しようとしています。12月20日、教科用図書検定審議会は諮問後わずか1カ月、たった2回のスピード審議で「改定案」を決めました。今後下村文科相は、1月中旬までパブリックコメントを実施し、同月中に新基準を告示、4月から始まる中学校教科書検定に適用する方針です。
 今回の教科書検定基準等の改定は、国会での議論が行われません。文科省の一通の「通知」によって徹底されます。これほど重大な制度改悪を、たった2ヶ月程度の密室審議で進めようとしているのです。

 「教科書改革実行プラン」は、自民党教育再生実行会議・教科書検定の在り方特別部会(以下、「自民党特別部会」)の「中間まとめ」をそのまま引き写した内容で、自民党と文科省が一体となって作成したものです。それに基づいて「教科書検定基準改定案」が策定されました。

①歴史を歪め、「近隣諸国条項」を有名無実化するものです。

 新検定基準には、「未確定な事象を記述する場合は特定の事柄を強調し過ぎない。通説的な見解がない数字などを記述する場合は、通説的見解がないことを明示する」ことが明記されています。これらは、自民党特別部会が「いまだに自虐史観に強くとらわれる」として排除を求めていた日本の侵略と加害の記述をターゲットにしていることは明らかです。これまで積み重ねられてきた歴史的検証や証言などを無視して「つくる会」系グループ等の主張を取り入れ、歴史を歪めようとしているのです。
文科省は、社会科教科書の検定基準のひとつに「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮」する「近隣諸国条項」を設けています。しかし今回の「改定案」は、事実上「近隣諸国条項」を撤廃するものであり、重大な検定基準の改悪です。

②日本政府の見解を厳格に記述する教科書をめざすものです。

 新検定基準には、「政府の統一見解や最高裁の判例がある場合はそれらに基づいた記述をする」することも追加されました。自民党特別部会は、「領土問題について、我が国が主張している立場が十分記述されていない」と主張しており、領土問題で日本政府の立場を厳格に書かせようとしていることは明らかです。
 また第1次安倍政権が「慰安婦の強制連行はなかった」とした閣議決定や戦後補償問題で「日韓基本条約で解決済み」とした政府見解、南京大虐殺(南京事件)の「被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難」とする見解、沖縄戦時の「集団自決」(強制集団死)への日本軍の強制を「断定できない」とする立場等、近現代史に関わる内容で政府見解が強制されることは明らかです。
 さらには福島原発事故の深刻な被害と被ばく、汚染水問題等を覆い隠し、「放射線は怖くない」「(原発は)基盤となる重要なベース電源」等を強調し、原発推進を全ての教科書に迫ることも目に見えています。2013年高校教科書採択で焦点化した実教日本史が、国旗・国歌法に関して「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」とした記述に対しても、職務命令を合憲とした最高裁判決を書かせることで封殺することを狙っています。
 政府の見解を無条件に子どもたちに押しつけるのは、もはや教育ではありません。

③「検定不合格」を盾に2006年教育基本法「愛国心条項」への従属を一層求めるものです。

 さらには、「教育基本法の目標等に照らして重大な欠陥がある場合を検定不合格要件」とするとしています。それを審査するために教科書出版社に、教育基本法第2条の目標にどれだけ準拠しているかを示す詳細な「対照表」の提出を強制しています。すでに文科省は、2009年の「教科書の改善について」で同様の「通知」を発していますが、今回はそれを教科書の構成・内容全体に広げ、強制力を強めるものとなっています。教育基本法第2条の「愛国心条項」には「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」が同時に明記されていますが、そのことは完全に無視されています。

 今回の教科書検定基準等の改悪は、教科書検定制度発足以降、教科書の在り方を根本的に変えるものです。私たちは、教科書検定基準の見直しに強く反対し、「改定案」の撤回を求めます。

                                                                    2013年12月


全国学テ大阪市学校別成績非公表を決断した校長~あなたはどう思いますか?①

2014-01-03 12:22:44 | 大阪の教育

大阪市教育委員会から学校別成績公表をしないと処分もあり得ると恫喝されながらも、「学校別成績公表は学校や地域のレッテル貼りを助長する」と、非公表を決断された校長のニュースに、多くの方が応援メッセージをを寄せてくださいました。シリーズでお届けしたいと思います。

あなたはどう思いますか?

全国学テ大阪市学校別成績 公表せぬ校長の決断

(2013.12.28朝日新聞夕刊より)↓

http://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/52562c8e97b96c44c6f8aaeae486c143

大阪ネット事務局松田幹雄さんから、12月31日に関電前で書いてもらったメッセージのまとめが届きました。

全国学力テスト結果公表拒否校長への応援メッセージ

(2013.12.31関電前)

30年も前ですが、不登校の私でした。学力は生徒本人のためのものです。競争させるためのものであっては、学問の喜びがなくなります。今は私は科学者ですが、人と比較すると、人はウソをつき始めます。良く見せかけるために。正直な人を正直でなくさせるものです。校長先生がんばってください。(Y) 

教育とは何よりも「人格の成長」です。他者との関係性の中でこそ成長があります。競争は分裂や分断をもたらし、関係性を破壊します。子どもたちを想う教育者としての校長先生の判断はすばらしい。子どもたちも感じるところがあるのではないでしょうか。これも教育だと思います。(M)

学校の代表者として、子どもを守っておられる校長先生が、自らの身をかけて子どもを守ろうとする姿は、必ず子どもたちの心にひびきます。このような方がリーダーであれば、きっとすばらしい教育実践ができるでしょう。心から応援しています。(K)

力強い決断、尊敬します!!ありがとうございます。子どもの未来のために共にがんばりましょう。(O)

入れ墨調査を拒否して不当に処分された大阪市職員の処分撤回をすすめています。橋下市長への市民の不満の声を直接感じています。橋下・維新の会はすでに市民から拒絶されています。(M)

 

ひとつひとつの大阪市の施策が、子どもたち、市民をふみつけ、切りすてるものだと思います。それに抗う姿に励まされます。(K)

 

教育とは、子どもの成長を助け、生きる力をつけさせるもの。学力テストは本人の理解を深める以外の目的・効果をもたらすならば、悪い影響しかもたらさないと思います。子どもたちの未来を心配する人たちが心を痛める状況に怒りを覚えます。(Y)

上の方ではなく、子どもの方をむいて教育を!校長先生を応援しています。(T)

 

肌感覚で、「やっぱり橋下おかしい!!」と思っている仲間はいます!!私の友達も「おかしい!!」と話しています。応援しています。(M)

 

橋下・維新は終わった。子どもたちの未来を奪う競争教育も「日の丸・君が代」での処分も入れ墨処分も誰も望んでいません。立場を表明することは勇気が必要です。でも、立ちあがれば皆一緒!応援します。がんばりましょう。(Y)

 

朝日新聞の記事、読みました。子ども達に無用な圧力をかけまいとするお考えを応援します。校長先生の中では少数派でも同じ考えを持つ人は大阪にいっぱいいると思います。頑張りましょう。応援します。(M)

 

「おかしいことをおかしいと言えない世の中はおかしい」校長先生の「おかしい」という発信がこの大阪に広がっていくことを信じ応援します!!これからもがんばって信念を通してくださいね。(N)

 

どこでもそうですが、周りの人とちがうことを主張するのは勇気がいるt思います。でも、自分の思いを最後までつらぬいてください!!同じ思いをもっている人はたくさんいるから、と私は思います。(K)

 

管理職が率先して声をあげていく、そのことが学校現場に風を通す。民主主義を根づかせることになります。応援しております。ともに頑張りましょう。(I)

 

正しいことはいつの時代も試練だが、正しいことは正しい。

 

脅しに屈しない、気骨ある判断。もし何か処分されることがあれば共に闘おう。私たちが味方だ。(Y)

 

近代社会のもっとも高貴なもの、基本的人権を守る。それ以上大切なことはない。他人を手段として用いるのではなく、目的とする。隣人を自分と同じように愛する、これ以上大切なことはない。愛こそ全て。(I)

 

橋下市政・大阪市教委の理不尽な成績公表に屈しない学校長の姿勢はまさに真の教育者です。応援しています。

 

記事を見てビックリしました。心の中では今の大阪の教育はおかしいと思っておられる校長先生もいらっしゃるでしょうが、あのように堂々と子ども達の人権を守るため立ち上がる校長先生がいらっしゃるのは大阪市の一教員として大きな希望です。(T)

 

勇気ある高い志を持った校長先生。あなたは、本当に子どもたちのことを考えて行動された真の教育者だと思います。(I)

 

自分の意志を大切にしていくこと、自分を大事に生きていくこと、その姿は子ども達にも勇気を与えてくれます。私たち市民にも!!応援します。(M)

 

子ども達のことを本当によくわかっている現場の声を市長に届けましょう。応援しています。がんばってください。(T)

 

勇気ある言葉、対応に応援します。お互いに頑張りあいましょう。(N)

 

教育に競争を持ち込むのは絶対に反対です。子どもたちの可能性や人権を踏みにじるような橋下のやり方は絶対に許してはなりません。校長の勇気ある決断に心よりエールを送ります。(M)