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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

上半身曲がってましたね? これが教育行政のすることか!?

2014-05-01 22:48:31 | 全国から

昨日、東京都教育委員会が都立高校教員に減給10分の1 6か月処分というあまりにも不当な処分が発出されたことをお伝えしました。当該の井黒さんからの報告をご本人の了解を得て掲載します。

新入生を迎え新たな1年が始まるときに呼び出され「上半身曲がってましたね?」とは。これが教育行政のすることでしょうか。挙句の果てには、報復的な減給6か月処分!とは。「君が代」起立斉唱がそんなに大事なことですか。 

東京で高校教員をしている井黒です。

少々長くなりますが、私の現状をお伝えします。

現高校に赴任して5年目。教員生活で初めて学年途中から担任団に入りました。

担任をするなら1年から3年までの3年間お付き合いするのが生徒への礼儀と考えていましたが、昨今の学校現場では途中で穴が開くことが多く、そこへ入りました。生徒も教員もなかなかやりづらいものですが、何とか卒業まで見送ることが出来ました。次もまた学年途中から…。校長に「入学式から卒業式まで担任をしたい」という希望を伝え、現校長はそれを実現してくれました。不起立で何度も処分を受けている私を担任にするには、相当の圧力がかかったようです。それでも任命してくれた校長に恩義を感じ、校長が心配していた卒業式では、不起立しなかったものの直立不動ではいられず上半身を伏せて40秒間過ごしました。

卒業式直後は派遣役人も同席の上、「今日の卒業式は無事に済んだ」との本庁宛FAXを送ったそうですが、その後、都教委から「井黒の件、報告をあげろ」と電話がかかり、事故報告書が上げられました。私は都教委に呼ばれて事情聴取を受けましたが、「立て立ていうから立ったじゃないか。それ以上どうしろというのだ」「気分が悪いから上半身伏せた」「この国はお腹が痛くて重要任務を放り出す首相もいる。気分が悪くて上半身曲がって何が悪い」「忙しいんだ。呼び出すのはやめてくれ。話が聞きたければ学校へ来い」「お願いだから仕事の邪魔をするのはやめてくれ」「私のことなど放っておいてくれ。それよりセクハラ主幹や、横領講師の件をちゃんと対処しろ」などなど言いたいことを想う存分言ってきた。校長も私を弁護してくれて、卒業式は何ら処分なしで終わった。

4月からは念願の1年生担任。さっそく入学式。校長曰く「入学式でも同じことするなら今度は処分も…」というのが都教委の考えらしい。それならいっそ不起立か?とも考えたが、私を弁護する校長を巻き込まずに済めば…と卒業式同様上半身を曲げて40秒我慢した。前もって校長には「副校長に『井黒さん立って下さい』と3回言わせるのはやめてくれ」と頼み、校長も副校長にそのような指示を出したようだ。困った副校長は都教委に相談したのか、副校長の現認行為に立ち会うからしっかるやれ!と、指導部N指導主事が入学式当日、式での都教委挨拶の役人とは別に私を監視しに来た。同僚の話によれば、さらに他にも若い役人が2人来ていたらしい。ほっといてくれればいいのに、私を刺激しイライラさせた都教委役人2人が、入学式後に帰る姿と鉢合わせになった。ムカついている私は、都教委の対応に文句が言いたくて呼び止めたが、名も名乗らずいつものような不誠意な態度。「話があるから帰るな! 待ってろ! 逃げるなよ!」と事務室前で声を荒げて一旦は教室へ。

新入生の保護者対応を終えて戻ると、役人はサッサと帰った後でした。その際、役人の腕をつかんだりしましたが、入学式の翌日午後、新入生対応があるのに再度強引に呼び出されて事情聴取された際、上半身曲がってましたね? などなどバカらしい問答の後、事務室前で都教委役人の腕を掴みましたね? 等々関係ないことまで確認されたので、「それは入学式とは関係ないことだ。答えない。」と黙秘。事情聴取のA氏と話してても責任ある回答が得られないので、29階の指導部N指導主事を訪ねて行った。しかし、本人不在。周囲の役人に所在を確かめたり、戻ったら井黒に電話させてくれ! と頼んだり…。しかし対応は不誠実極まりなく、腹が立った私は部屋の奥の指導部課長に攻め寄った。「N氏の上司なら、伝言を頼む。『戻ったら井黒に電話を!』と」しかし、「必要と判断したら伝える」とまたまた不誠意極まりない態度。そこでフロア全体に響き渡る声で「Nはどこだ。出てこい」等と怒鳴ってるところに、校長がやってきて「学校へ戻りましょう」と(1510頃) 仕方なく私は都庁から自宅へ帰った。5時過ぎ校長から電話が入って「今どこか?」と聞かれ、「帰宅途中の駅だ」と答えた。

後日、校長に呼ばれて、「あの日は学校へ寄らずに、直接自宅に帰ったのか?」という質問と、「事務室前で大声出したことに対して臨時保護者会を開く」との2点を言われた。1点目は学校へ戻れば勤務時間内に戻れる時間であったが、ばかばかしくて戻る気にならなかった。これは無断早退ということで、校長名の文書注意を受け取った。しかし順序が逆だが、文書注意を受け取った日の午後、三度都教委に呼び出され、無断早退の事情聴取をされた。もう呆れ返って一切黙秘。最後に、「お願いだからほっといてくれ! 何人もで監視に来たりしなければ入学式も無事に問題なく終わったはず。呼び止めることも怒鳴ることもなかったはず。」「事情聴取に呼びつけなければ、わざわざ29階指導部まで文句を言いに来る暇もなかったはず」 すべては都教委がちょっかい出してきたことによる出来事だ。責任は都教委にある。と言って事情聴取を終え、勤務時間を過ぎたことを確認した後、再度29階指導部N氏を訪ねる。しかし再度席にはいない。そして穏やかに課長を問い詰める。周囲の役人どもが集まってきて、もう帰れだの、仕事の邪魔だの、ふざけんな!と思いながら、一緒に29階まで来た校長とエレベーターへ。校長は結局新宿駅までついてきた。なんでも、前回の指導部訪問の後、「井黒がどこかで待ち伏せしてるんじゃないか、怖い」と思ったらしく、校長に井黒がちゃんと電車に乗って帰ったのを見届けて報告させたんじゃないか?(あくまで私の推理)ということでした。お前たちに「怖い」なんて言われたくない(怒怒怒)

その後、24日の都教委第7回定例会…。処分案件2件のうちの1件は田中さんだとして、もう1件は何なのか? ほかに事情聴取されたというのを聞かないとなれば、それは私(井黒)のことかも知れません。

今のところ、何ら処分の連絡も何もありませんが、何かあったらすぐ私に連絡してくれると校長は言っています。君が代の際、この私が立ったんです。それ以上どうしろというのか!? ほっときゃいいものを刺激を与えて怒らせて「ホラ、大声出したじゃないか!」「ホラ、無断早退したじゃないか!」などと言って、校長注意文書の発行や、臨時保護者会の開催などなど、細かいことを重ね合わせて、井黒は悪い奴…というストーリーを作り上げて処分ということでしょうか???

私は立派な教員じゃないかも知れませんが、誰からも非難を受けるような仕事もしてないし、決して恥ずかしい仕事はしていません。もしも処分するのなら、直ちに人事委員会に不服申し立てをし、「役人は偉いんだ」「教員は都教委の言うことを聞くもんだ」「校長は雇われ店長のようなもの、イエスマンなのだ」などなど全く勘違いも甚だしい連中の目を覚まさせたい! と強く思う今日この頃です。

最後まで長々とお付き合いいただき、有難うございました。

コメント
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