グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

中原教育長!事情聴取に弁護士の立ち合いを認めないなんて、おかしいです!

2014-05-20 20:30:02 | 中原教育長下の大阪の教育

大阪府立高校教員井前弘幸さんに対する、これまでにない事情聴取を職務命令によって行おうとする教員委員会の遣り方に、5月19日、50名以上が教育委員会前に集まり抗議を行いました。結果、教育委員会は、明日(22日)までに集会決議への回答と話し合う場をもつことへの検討結果についての回答をすることを約束しました。私たちは、教育委員会の公正かつ公平な回答を待ちます。

さて、下記は、井前弘幸さんが、5月7日、同僚の教職員に配布したプリントの内容です。ご本人の了承を得て掲載します。

 

同僚のみなさまへ

月8日入学式「国歌斉唱」時の不起立と経過について(ご報告とお願い)

井前弘幸(数学科)

 

異動してきたばかりの4月1日の職員会議でいきなり入学式要項を批判し、8日の入学式では役割分担にしたがって入場し、「国歌斉唱」の号令と同時に着席しました。そして、不起立の現認報告が校長によって府教委にあげられ、今、「事情聴取」と「職務命令違反確認」のための出頭を府教委から求められています。

来た早々、⚪︎⚪︎高校のことを何も分かっていない者が、いきなりなんやねんと思われているかもしれません。私自身、そのようなそしりを受けても当然だろうという思いを持ちながら日々過ごしています。

しかし、大阪府「国旗国歌強制条例」(2011年6月)と教育長通達(2012年1月)以降も、前任校では以前と同様の対応をしてきましたし、私には、異動を理由に、これ以外の行動をとる余地はありませんでした。

なぜ「そこまでこだわるのか」について、この紙面一枚で言い尽くすことはできません。ただ、「国のために一命を賭して戦うこと」を唯一の正義として「特攻機」乗りに志願し、生きて敗戦を迎えた父の「教育」への無念を聞いた息子として、また単に一人の教員として、戦前のように、教育を国家・行政が自由に動かせる時代を取り戻そうとする者たちの介入を止めなければならないと考えるからです。「評価・育成システム」と給与反映も、教育の行政支配の一環であると考えて、2006年から2011年まで裁判で争ってきました。「なぜ」について、今後、別の形で継続してお伝えでき、それをお読みいただけるならば幸いです。

 

 入学式の不起立について、5月1日に、府立支援学校の教員1名への処分が発令されました。しかし、私に対しては、別の形で「職務命令」がエスカレートされています。

理由は、3つあります。第一に、中原教育長が自身の「口元チェック」指示に落としどころをつけるために、3月25日の教育委員会議及び4月3日の校長会で、「不起立者が少数になったため、起立斉唱をチェックする特別な体制が不要になった。今後、この問題は通常の校長によるマネジメントに委ねる。」との発言が影響している点です。本校校長は、この中原訓話を受けて、4月7日の職員会議において、校長が「文書を新たに配布することはしませんが、平成24年1月17日の教育長通達の通り、入学式においては、式場内の教職員は起立し斉唱するようお願いします」とのみ伝えました。しかし、不起立者がでるや、府教委は態度を豹変させ、「府教委マニュアル」の通りに、式場の内か外かを明示した「役割分担書」の配布と「職務命令であり、違反した場合の職務上の責任を問われます」と明言しなかったこと、「起立する」と明言しない私に対して個別の職務命令を発しなかったことは、「校長として不適切な行為」と糾弾し始めました。

 第二に、この3月の卒業式では、3年生の担任に対する事前の「起立」確認を行い、「起立」を明言しない3年担任を式場に入れない職務命令を発したり、その職務命令をたてに「起立」を迫る校長が幾人も確認されたことです。生徒よりも「起立」が大事だということです。式場外の命令を受けた3年担任複数から、弁護士会への人権救済申立の動きなどが生まれています。

 第三に、私は、「事情聴取」に弁護士または教職員組合執行部の立ち会いを要求しています。府教委は、「事情聴取」は「大阪府職員基本条例第26条2項」に規定する「意見の陳述」に該当する「弁明の機会」(権利)であることを認めています。しかし、府教委は、「事情聴取」を「処分を受ける側」に処分を受け入れさせる確認の場に留めるために、弁護士等の立ち会いを絶対に認めないという態度を変えていません。

 これらの理由から、「事情聴取」の1回1回もすべて「職務命令」とし、三度目の職務命令違反をしたとして、重い処分を行うという脅しをかけています。

 今後、友人や同僚の皆さんからのご意見やご忠告もいただきながら、弁護士とも相談しながら、場合によっては人事委員会への不服申立など法的な対応も考えていきたいと思っています。

ご協力をお願いすることもあると思います。どうか、ご意見やご批判をお願いします。

 

********************************************

教委職人第1284号

平成26年4月30日

大阪府立○○高等学校

教諭 井前 弘幸 殿

大阪府教育委員会

 

事情聴取の実施について

 

貴職は、平成26年4月8日(火)に行われた大阪府立○○高等学校の入学式において、国歌斉唱時に起立して斉唱するよう教育長及び校長から職務命令を受けていたにもかかわらず、当該職務命令に違反して、国歌斉唱時に起立して斉唱しなかった。

このことについて、大阪府教育委員会は事実確認を行うため、校長を通じ、貴職に対して事情聴取に出席するよう命じた。貴職は弁護士の同席を求め、それが認められなければ出席を拒否する旨回答した。事情聴取に弁護士の同席を認めないことを、同委員会が、校長を通じ示したところ、貴職は事情聴取に出席しなかった。事情聴取への弁護士の同席は、円滑な事情聴取の進行に支障があると考えられ、また、これを認めなければならない法的義務はない。

貴職が、校長から事情聴取に出席するよう職務命令を受けたにもかかわらず出席しなかったことは、先の職務命令違反と併せ、2回の職務命令違反行為を構成する。

ついては、上記2回の職務命令違反行為について事情聴取を実施するので、下記の日程調整期間内で出席可能な日時をすべて平成26年5月9日(金)までに校長に申し出た上で、決められた目時の事情聴取に出席すること。

期日までに申出がない場合は、事情聴取に応じない旨意思表示をしたものとみなされ、3度目の職務命令違反行為となる。

 

 

1 日程調整期間  平成26年5月13日(火)から平成26年5月26日(月)まで

 

2 所 要 時 間  約2時間

 

3 場    所  大阪府庁内会議室(大阪市中央区大手前)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/19井前さんへの職務命令攻撃撤回抗議行動の報告

2014-05-20 20:15:46 | 大阪ネット

昨日、(5月19日)、私たちは、大阪府教育委員会に対し、府立高校教員井前弘幸さんへの職務命令撤回抗議行動を行ないました。大阪ネット事務局長山田光一さんの報告を掲載します。

5/19抗議行動の報告
 
 昨日、約50名で府教委・人事課への5/17集会決議の提出と井前さんへの職務命令撤回の回答を求める抗議行動を行いました。
 
 朝9時の提出通告の電話に対して、当初、人事課・管理公務災害グループの責任者の金森・補佐出張とのことで、代わって電話に出た松好主査は直接受け取るとの返事。しかしその後、「金森とも連絡をとり、ZAZAのブログをみたところ、抗議行動のことや集会決議の内容もわかったが、回答の担当の部署は高校課にもまたがっている(教育長の通達撤回の件)ので、広報議事グループで割り振ってもらうことになる。武下主査から受け取る」という趣旨の電話が松好からあった。その後武下主査からの電話のやりとりの結果、部屋もないのでまず17時に別館前で提出することは了解。
 
 17時に支援の市民・教員の集合の中で、決議文を読み上げ、手渡した後人事課の応対を要求して、5階まで移動し課の部屋に代表が入室しようとすると、仕事の妨げになるからと数名で入口をふさぐ。多くの市民がかけつける中で押し問答が続くが、中から金森補佐が出てきて話は外でするとしたので、別館の裏出入り口へ。松好主査も同行、また周りには10名位の職員と警備員も含めて、50名が囲んでのやりとりに。
 
 金森補佐の応答の主要部分は、
①これまで事情聴取拒否に対しては文書での職務命令までは出していなかったが、新年度からはそれではいけないということで、発出した。金森個人の判断ではなく、そのことはきちんと組織として決定・決済も受けている。校長には職務命令である旨の通知文も発出している。この場では公文書を示すわけにはいけないが、情報公開してくれればわかる。
②弁護士の立ち会いについては、法的に規定もなくどこかで認めた例もない。弁護士が横で発言をすると支障が出るので認められない。
③これまでの最高裁(例えば門真3中)でも職務命令・事情聴取は合法と認められており、したがって人権侵害だとはされていないしそのつもりもない。等々というもの。
 
 これに対して以下のようなやりとりをした。
①については、少なくとも26年度以前とは扱いが違っていることは認めているので、そのことについての説明が必要であること。またそのことによって公平性が損なわれるような事態が生じることはあってはならないこと、等については話し合う場をもつことをみとめるべき。
②についてはむしろ立ち会わせないことの法的根拠が示せないことが問題で、本人の弁明の場として保証するという意味からすれば、本人の要望にこたえるべき、少なくとも弁護士と話し合う義務がある。
③本人が府教委や校長に一人で対峙することからくる圧力や公正性への不安を感じるならそれを緩和する措置をとることが一切されないならそれが人権侵害となる危険性をもつ。等々。
 
 19時近くまで続き、最終的に、22日までに、集会決議への回答と話し合う場をもつことへの検討結果についての回答をすることを確認し終えました。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5.17:入れ墨調査拒否処分撤回~大阪市交通局安田さんから

2014-05-20 11:27:35 | 2014.5.17集会

私たちの運動は、学校における「君が代」強制反対がメインというか、いわば入口です。この入口から入り、さまざまな抵抗運動、つまり声をあげる人々とつながっていきます。入口は、それぞれの仕事や生活や運動から違うかもしれませんが、つながりあっていくことによって、次第に、私たちの暮らしや仕事を脅かすものの正体が同じであることが見えてきます。

5.17集会では、これまでも連帯しともに声をあげて来た「入れ墨調査拒否処分撤回裁判」原告の安田さんからメッセージをいただきました。橋下市長による公務労働者迫害のようすがとてもよくわかります。それと共に労働者の誇りと気迫をもってそれに対峙していく様子も伝わってきます。ぜひ、ご覧ください。

 

公務と言う職務の中で市民に訴え続ける

 私は、大阪市交通局自動車部で働いております。安田です。

 自動車運転手として平成3年に当局に採用され、平成24年10月迄、市内路線バスを運転する業務についておりました。現在は交通局自動車部運輸課に、自動車運転手でありながら、事務的仕事をする部門に配属されております。

 こちらに配属になった原因と言うのは、大阪市の職員に対する入れ墨調査で、回答拒否を行い、戒告処分をされ、処分を不当として提訴したところからでした。

 本来、ここには、昇進試験を受け希望して来るのが普通ですが、提訴を取り下げない限り、バスの運転はさせないと言う粋なお計らいで。こちらに居てる訳です。

 本日講演いただいた小谷先生には最初からお世話になっております。私の訴訟は、7月2日に証人審問が行われる事になり、私を行きたくも無い事務所に押し込んだ交通局局長が被告として証言を致します。興味の有る方は是非共、傍聴にご参加下さい。

 北陸の小さな私鉄で、お金をケチったばかりに無様な事故を連発し、廃線にした経営陣の元副社長です。是非その目でご確認ください。

 

 私が未だ運転手として、現場に居た最後の一年間は、橋下市長による公務員バッシングの最中で有りました。

 市長選挙で不正があったとして嘘の名簿を市会で発表し、労働組合活動の制限や管理運営の専決事項の設定。職員倫理条例の制定。職場の環境を圧迫し、挙げ句の果てには受け入れがたい大幅な賃金カット。 

 マスコミを巻き込み事実でない事迄有ったかの様に喚き散らし、ビビった組合の委員長がペコペコとバッタさながらのパフォーマンスで日本中に恥を曝し、と悲しむネタには困らぬ状態で有りました。 

 その中でも、最初に有った政治活動アンケート調査が、考えられないほど酷い職務命令でありました。このとき私は、最初の回答拒否を致しました。

 もし職場の仲間に回答拒否を呼びかけてたら、煽動した者として処分される可能性がありましたので黙っていましたが、回答拒否者は交通局では一人だけとなり、組合からも回答要請される始末で情けない限りでした。が、弁護士野村修也が負けを認めて廃棄処分になりました。

 大阪市交通局労働組合は負けてたけど、私は勝ったのです。

 この時の年度末には750人居てたバスの運転手が、あっという間に550人に迄減りました。その後、辞めた彼等は民間の路線バスには殆ど雇われていません。バスの運転手として雇ったのは、委託先である元大阪交通運輸振興株式会社であり、非正規労働者になって、もう一度市バスの路線に、より酷い労働条件で戻る事だったのです。

 交通局長は現場に来た時のミーティングで、これは本当のリストラではないと言いましたが、彼はもっと過酷なリストラをするぞと言う、脅しの意味で言っていたのでしょう。金に釣られて雇われた人間は、命の重さを知りません。早期退職どころか生きるのを辞めた死亡退職者も四人以上含まれてる事実は隠せません。これは人命のリストラ以外の何者でもありませんでした。

 自殺者が増えるシーズンは、以前関市長が民営化を進めようとして、コンサルタントと称する禿鷹みたいな奴らを、大阪市に招いた時にもありました。彼等こそが、労働者や生活弱者に対する権利の剥奪をもくろむ新自由主義の狗です。同じメンバーを橋下は大阪市に招き入れました。前回、大阪市の財務をとことん知り尽くした禿鷹は、今度はもっと念入りに労働者だけではなく、公営企業体とその組織に対し略奪を進めているのです。

 

 政治活動アンケートはなんとかやりすごしましたが、橋下はマスコミの誤報を元に、新たなアンケート調査を実施致しました。入れ墨調査です。

 私達現場の人間は、毎日の様にお客様に見られて働いているのですから、入れ墨をお客様に見せびらかす等とは全く縁のない話であります。例え、入れ墨が入っていたとしても、それを見せたがる様な人は、過去にも現在にも一人も居なかったのです。普段からの私どもの仕事を、あまりにも馬鹿にした揚げ足取りだけの調査命令にも、私は不服従を貫きました。

 こうして、当局の言いなりにはならないスタンスは、周囲の同僚達の共感を呼び、ふがいない労働組合に変わって、自分達の力で目の前の問題を解決する気持ちを作って行けたと思っております。

 先ずその結果として、私達の承認も得ず、しかも何の抵抗もせずに20%の賃金カットを受け入れた大阪市交通局労働組合自動車部部長を、民主的な選挙で、圧倒的な大差をつけて引き摺り下ろしました。大交本部はこの事実を認めたがらず、部長に次ぐ執行委員の選出にも我々の気持ちとは全く乖離した人間を押し出しました。この者は政治活動アンケートの原因となる様な不甲斐ない典型的な大交組合幹部でありましたが、またまた圧倒的な大差550人中の450人の投票により、葬り去られたのです。以降早期退職に応ずる者は殆ど居なくなり、未だ持って500人以上が厳しい情勢の中でも健在です。私達は公営交通事業と命運をともにする団結した労働者であります。

 

 橋下市長や維新の会が進めようとする公営交通民営化が、我々の雇用を奪う事は当然。私達は一度は分限解雇されると言う事です。労働者の整理解雇には4つの要件が必要と言うハードルは、公務員にはありません。事業が無くなれば職を失うそれだけです。失業保険もありません。

 世間一般では非常に保護されている様に見える公務員と言う労働者は、意外と守られていないのです。我々を守るのは誰か、それは労働組合だけではないでしょうか?

 それでは私達の大阪市交通局労働組合はどのように雇用を守るのか、この組織の答えは民営化して雇用を守ると言っております。今の雇用は守れませんと言っています。

 地下鉄の職員は世間知らずの方が多くて、民間ではどんな働き方してるとか比べてみる感覚が殆どないみたいですが、私達バス労働者は民間で元から働いていたので、世間の空気は未だ読めます。藤本局長が市会での質問に答え、解雇された我々の行き先を、「せいぜいタクシーの運転手で充分」と言ったり、退職後の求職活動先でも雇われ無い様にわれわれの謂れ無き悪評を流し、職にあぶれたら、安く買いたたいて委託先で雇用すると言うやり方でも良く分かります。バスの運転手が正規の社員になる事が我慢ならないと言う事なのです。

 NHKの報道でもありましたが、今、バス運転手の人材の枯渇が大変問題になっております。あまりにも長い拘束時間とそれに見合わぬ賃金。休養も取れずに人命を預かるリスクの高さ。そして何か有った時には本人だけの責任とする使い捨て、健康を崩したり仕事に対する希望もなくなったりで、定着率の悪さは群を抜いております。人的資源である我々を浪費し、安全に対するコストを削った結果が此処にあります。公務員労働者である私達でさえ、勤務と勤務の間隔は8時間、これは晩の10時に終わっても翌朝6時には仕事をしていると言う事です。勿論公休出勤は当たりまえの事なんです。

 それでも、20年以上に渉って交通労働者としてやって来れたのは、まだ、我々の法で守られた労働者の権利を行使出来ていたからです。私は大交の執行委員に民間の労働条件に対しどうしてもっと働きかけないのか?自分たちだけの権利ではないぞと言い続けて来ましたが、彼はあんたの様な理念で組合が出来るかと聞く耳さえ持たなかった。

 理念なき組合が危機に瀕した時に、今ある危機に何の対処もしないのは世の常です。幸い大交自動車部だけは、分裂する事も無く互いに助け合ってやって行こうとしております。民営化等は私どもが決めるのではなくて、市会が決めるもの。やれるものならやってみろと言う事です。最近は少し風向きも変わりました。

 

 民営化は市会でも通らず、政策としての市民に対する公営交通のサービスダウンはとどまる事がありません。私が働く場所でもありとあらゆる市民の不満が集中しております。今あるサービスダウンは公営でしているからだと。政策上の責任を橋下は公営交通に押し付けております。

 バス事業を社会インフラとしてコストを掛けるべきではないと言い。民営化したところで、補助が無ければ成り立たぬのに、そのお金をどこから捻出するのか? 単年度黒字を出したと言ってはいますが、これは資産を売り払ったり、掛けるべきコストを掛けなかったり、我々の人件費を極端にカットしているからだけで、事業上の収支と言える部分は無いのです。たこが自分の脚を食って生き延びてる様なものです。勿論相応の補助金はありません。企業としての緩慢な自死状態への誘導です。ここ迄企業としての体力を失えば回復出来ないところ迄来つつあると思います。わざと傷め続けているのです。市民の財産をです。新自由主義者達は破壊だけしかできないのです。

 我々労働者を管理する立場にありながら、公務員として市民に奉仕する気もなく、この様な政策を粛々と進める人達について、このような人々が何の疑問も持たずに、このまま進める度に。働く者の生活も命も蔑ろされ、挙げ句の果てにはサービスダウンどころか市民の財産もお客様の命迄奪いかねないと言うこの悪循環。加担したのは、彼等であるのです。旧国鉄の今を見ても分かります。労働者は切り捨て、経営側の自分たちは保身に走り、硬直した組織だけが残ったのが今です。

 私達はあくまで公務と言う職務の中で市民に訴え続けるべきだと思います。

 その職務能力を世に還元する為には、今の場所で先ずは闘うべきです。そして、バスの運転と言う仕事に携わる全ての労働者に参加出来る組織を今作るべきだと思います。企業や政府に踊らされるのではなく、自分たちの職能を自分たちで守り育てなければなりません。安全もそうして毎日毎日積み上げて行くものです。

 教職員の皆様は、子供達一人一人の未来を育んで行く、未来永劫に続く私達の営みを、まさに体現されている方々だと思います。

日の丸に頭を下げずとも、君が代を嫌々歌わずとも、立派に生きて行けますよ。

本当に大事なものは自分で見つけて行くんですよ。と、言われている様に私には聞こえて来ます。

 教職員の皆様は人の命を育む仕事。私達バス労働者が、仕事の中で一番求めている安全は、人の命を守るもの。決して、誰かの為に屈服したり、ひれ伏したりして、成し遂げられるものではございません。そこに立ち、とどまる者にのみ成し遂げられるものです。ともに闘いましょう。

 7月2日は私の裁判の日ですが、夕方6時半からこの場所で、この二年以上を橋下と闘って来た労働者達の、話し合い集まる場所にしたいと思います。是非ともご参加よろしくお願い致します。有り難うございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする