5月23日、府立高校教員井前弘幸さんは、弁護士同伴で、府教委「事情聴取」に赴きました。そして弁護士も含めて3時間、事情聴取時の弁護士立会を要請しました。しかし、応対した教職員人事課金森課長補佐は、それを受け入れる立場にあることは認めながらも、頑として弁護士立会を認めようとしませんでした。
このままいけば、府教委は、またしても井前さんに「職務命令」を発出するおそれがあります。いや、最悪、井前さんからの事情聴取なしで、つまり当該に法的に保障されている弁明の権利をも奪ったまま処分発令さえ行なうことも危惧されます。下記は、当該の井前さんからの報告とお願いです。
井前弘幸さんからの報告とお願い
昨日の5月23日、「事情聴取」のために、弁護士と共に府庁に出向きました。50名以上の支援の方々が府庁別館前で抗議行動を行う中で、大阪府公館(旧知事公館)内で、午後1時から4時15分まで、府教委側は、教職員人事課(金森課長補佐、松好主査)及び高等学校課(植木教務総括)と校長、こちら側は小谷弁護士と私で、弁護士立会のもとでの「事情聴取」を実施するよう話し合いを行いました。
しかし、人事課の裁量で弁護士の立会を可できることを認めながら、弁護士の立会を最後まで認めず、最終的に金森課長補佐が話し合いを打ち切り、公館からの退去を命じました。金森氏は、最後に、「これで3回目の職務命令違反ですからね。」と捨て台詞を吐きましたが、こちらはそれを否定しました。「来ているじゃないか!」!!
今後、府教委側が再再度の「事情聴取」出頭命令を出すか、この状況のまま「懲戒処分」を確定しようとするのか不明です。今後、さらに皆さんからのご意見やご忠告もいただきながら、弁護士とも相談しつつ、引き続き行動していきたいと思います。
府教委への抗議の継続と共に、「処分」強行の場合はすぐに次の行動を起こすことになると思います。どうかご協力とご意見をお願いいたします。
みなさんへ、
事情聴取時の弁護士立会拒否の問題は、井前弘幸さん個人の問題を既に超えています。これは憲法ですべての人々に保障された人権の問題です。当面のこととして、井前さんに発出された「事情聴取」職務命令書の取消しと「不起立」処分を行うな、との要請を下記に届けようではありませんか。よろしくお願いします。
抗議要請先
大阪府教委
教職員人事課管理・公務災害グループ
電話:06-6944-6896 Fax:06-6944-6897
高等学校課教務グループ
電話:06-6946-2387 Fax:06-6944-6888