「恥を知る」というのは、日本で古来より重んじられて来た文化です。日本人はいつから「恥を知る」ことを忘れてしまったのでしょうか。あれほどのパワハラが認定されたにもかかわらず、それでも職を辞さない中原教育長は恥知らずというよりほかありません。子どもにどの面さげて教育を語れるというのでしょうか!
大阪の会Iさんによる報告です。
大阪府議会では、中原教育長のパワハラ発言について辞職を要求する声が強まっていますが、中原教育長や松井知事は、いまだに続投の姿勢です。しかし、このようなパワハラ発言が許されてもいいのでしょうか。第三者委員会の調査報告書から中原教育長のパワハラを明らかにします。
2月23日、中原教育長のパワハラ行為について第三者委員会の調査報告書が公表されました。その中では、今回の事件の発端となった中原教育長による立川教育委員への言動を「パワハラと認定されても決して不合理とはいえないもの」とし、大阪府教委職員4名に対しては明確にパワハラと認定し、中には「精神的攻撃という点でパワハラとして違法と評価しうる行為」の認定もありました。
調査報告書を読めば、中原教育長がいかに卑劣で強圧的なパワハラをしており、これほどひどい人権侵害が行われていたのかと、驚愕します。
中原教育長は、職員のヒアリングに対してことごとく反論し、自己弁護に終始していますが、
第三者委員会は中原教育長の反論をしりぞけました。中原教育長の反論には、全く反省していないことがありありとでています。
■それでも中原教育長は教育長職に居座ろうとしています。即刻、教育長職から解任するように教育委員会に求めてください。
要請先
大阪府教育委員会 教務総務企画課
電話:06-6944-8041
Fax:06-6944-6884
メール
https://www.shinsei.pref.osaka.lg.jp/ers/input.do?tetudukiid=2008100167
■調査報告書の中から中原教育長のパワハラを訴える職員のヒアリング内容を抜粋して紹介します。
<大阪府教委職員Aさんへのヒアリング内容(調査報告書からの引用)>
平成25年6月4日の夕刻,各中学校において絶対評価により作成される内申書の府立高校の入試における取扱いについて,府下全中学校を対象に統一テスト(チャレンジテスト)を導入することに関し,担当部署において協議を行ったが,協議の場で、A氏が教育長に対し,統一テストを年間複数回実施することは教育現場として困難であるし,府の予算の関係からしても困難であるという趣旨の発言をしたところ,この発言に対して教育長は突然立腹し,予算の関係で無理とはどういうことか,予算編成について何もわかっていないのに教育長である自分に対して偉そうな意見を言うな,○○(A氏の役職)ごときになにゆえ自分が予算のことで反論されないといけないのか,自分の方が経験あるのになめた口をきくものではないなどといった趣旨の発言をし,叱責した。
そして,翌日5日の9時半頃(始業時刻),教育長は,教育長が執務する教育総務企画課のフロアにA氏を呼び出して,総勢約40人が執務するフロアのほぼ中央にある会議テーブル付近において,同フロアの全員に聞こえる可能性があることを認識しつつ,むしろそのことを積極的に認容して,冒頭に「みんなに聞いてもらいます。」と発言した上で,A氏に向かって,前日にA氏がした上記の発言について下記の趣旨の発言を行った。
なお,教育長とA氏が対置した場所のすぐ傍に2名の職員が立ち会っていた。
記
「みんなに聞いてもらいます。」
「あなたの職員としての不適切な態度からまず詰めて,松井知事のところに行きましょう。あなた予算について何もわかってない。無理ですといったでしょう。」
「組合の代表みたいな人が何で〇〇(A氏の役職)をやってるのですか。」
「人を刺しに来るときは,刺され返されることを考えてからやらないと。」
「そういう人が一匹いれば同じようなものが何匹もいる。」
「僕が,何でそんな〇〇(A氏の役職)に,2億なんか動かせないよと言われなきゃいけないの。」
「先生によくいるんですよ,こういう人,自分で責任をとらないんですよ。」
「名前を出して,全部責任をとってもらいますよ。」
「次にこういうことがあったら,教育センターで研修してもらったらいい。」
この間の教育長の発言時間は約20~30分間であった。その間,A氏は,前日の会議の場での発言の趣旨ないし真意について,教育長が問題視する趣旨とは異なることを説明しようとしたが,教育長は,即座にたたみかけて発言を遮り,A氏の説明を聞こうとしなかった。また,周囲にいた関係者が取りなそうとしても全く取り合おうとしなかった。
前記のとおり,教育長が発言していた場所は,教育総務企画課フロアのほぼ中央付近で,在室する全員から見通され,かつ全員に声が届く場所であり,始業時刻であったこともあって,教育総務企画課総勢約40人のほぼ全員が当該フロアに在室し,教育長の発言をまさに眼前で見聞きしていたのである。加えて,同フロアには,当時,教育長の指示を受けて教職員人事担当の職員2名も在室し,上記のやりとりを聞いていた。
■ここに紹介する内容だけでなく、是非とも全文も読んでください。
調査報告書(PDFで96ページあります。大阪府教委HPより)
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/5181/00180630/k1.pdf