6月30日 柔道の練習日
雨が降ってるにもかかわらず、H坂中学の駐車場で、カッパ着こんで自転車で練習しに来た中学生とばったり会った。
挨拶をされて会話。
「この雨の中、自転車で来たんか?」
「あっ、はい」
「お前偉いなあ。俺が中学の頃だったら絶対休んでるぞ」
うちの柔道教室は中学柔道部の連中が稽古に来ますが、皆真面目です。自分が中学・高校の頃は、隙あらば部活をサボろうとしてました(笑)。私に比べれば天と地の開きがあります。
摺りむいて赤くなってる左膝は、サポーターでがっちりカバーしているが、触るとやはり痛い(笑)。まあ骨折や靭帯などではないので、これ以上悪化する事はないであろう。
本日も一般部練習参加者は20名を超えてました。最近は人数が多くて活気がありますね。
さて本日も準備運動が終わって、寝技乱取りから入る。
最初3名を中学生相手。早々に先週教えていただいた亀の取り方を試してみました。
2度ほどやってみたのですが、1回は相手の腕を固める事を忘れて逃げられ(笑)、もう1回は逃げるのを必死で抑え込んだのですが、無理矢理抑え込んだので、何固めなのかわからんぐらいの変形であった。
最後にY崎先生と寝技乱取りでしたが、先日教えていただいた奥襟を取る方法で挑戦。Y崎先生は引っくり返してる最中に体をくるっと回転してきたので、無理矢理抑え込む体勢にもならんかった。上手い人は引っくり返してる最中でも反応して来る。
寝技乱取りでヘロヘロになりながらも、打ち込みでI瀬先生に内股でのベタ足を見ていただく。ベタ足こそならなかったが、そっちばかり意識してたら釣り手・引手が全然あかん。投げ込みをしようとしたら、相手の胸と大きく離れてしまう。
一つを考えると別の所が疎かになってしまう。こういう所はホント下手糞だなあと思ってしまう。
その後の乱取りでは、中学生5名、先生2名(N野先生・I瀬先生)と行う。
ここでもまた悪い欠点が出た。
先日、M口先生に「棒立ちは刈りやすい」という指摘を受けたのですが、本日も乱取り後半になると疲れて来てやはり棒立ち状態になり、N野先生に綺麗な背負いを喰らってしまいました。
「ほんのちょっと腰を落とし膝のクッションを効かすぐらいで、かなり違いますよ」
と膝の落とし方からの構えを細かく教えていただきました。
自分の欠点ばかりが気になって、凹んで練習が終わった。うーむ。
以下は個人のプライバシーに関する事なので、イニシャル無しでぼかして書きます。
練習後の黙想と挨拶が終わり解散すると、いつも親身になって教えて下さる某先生が、しきりに脇を押さえて顔を歪めている。
「先生、どうかされたんですか?」
「T岡さん、実は前回の練習で脇を痛めましてね。今日もまだ治っとらんのですわ」
「それって折れたかヒビが入ってるのでは?」
「いやいや、大した事ないと思います」
と言いながら苦しそうである。
私もアバラは何度かやった事あるんですが、普通に立ってるだけで痛いというのは、絶対ヒビか骨折だと思う。しかしまあよくその状態で乱取りされてたなあ。
「先生、ホント練習して大丈夫なんですか?」
「いやいやこれくらいで、弱音を吐いては(笑)」
先生、笑い顔が引きつっております。
更衣室では某先生のアバラが話題になった。
「アバラの怪我はせいぜいテーピングするだけ」
という話から、いつの間にか
「アバラごときで病院に行ったら負け」
という話になっておった。この人達はいったい何なんだ。
「この痛みに耐えながら、練習してる自分が凄く良いと思う」
「先生、それはマゾではないですか?」
「わははは、そうかもしれません」
増田俊也著「七帝柔道記」に、アバラを骨折してもそのまま練習を続ける主人公(作者)の姿が描かれておったが、同じ人がここにもいた(笑)。
雨の中濡れながら練習にくる中学生や、アバラを折っても練習する先生。合理的とはほど遠い人達ですが、こういうアナクロニズム(バーバリズム=野蛮主義とも言うんでしょうか)は大好きです。到底私は真似できませんが、その心根は真似したいしカッコいいと思う。
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雨が降ってるにもかかわらず、H坂中学の駐車場で、カッパ着こんで自転車で練習しに来た中学生とばったり会った。
挨拶をされて会話。
「この雨の中、自転車で来たんか?」
「あっ、はい」
「お前偉いなあ。俺が中学の頃だったら絶対休んでるぞ」
うちの柔道教室は中学柔道部の連中が稽古に来ますが、皆真面目です。自分が中学・高校の頃は、隙あらば部活をサボろうとしてました(笑)。私に比べれば天と地の開きがあります。
摺りむいて赤くなってる左膝は、サポーターでがっちりカバーしているが、触るとやはり痛い(笑)。まあ骨折や靭帯などではないので、これ以上悪化する事はないであろう。
本日も一般部練習参加者は20名を超えてました。最近は人数が多くて活気がありますね。
さて本日も準備運動が終わって、寝技乱取りから入る。
最初3名を中学生相手。早々に先週教えていただいた亀の取り方を試してみました。
2度ほどやってみたのですが、1回は相手の腕を固める事を忘れて逃げられ(笑)、もう1回は逃げるのを必死で抑え込んだのですが、無理矢理抑え込んだので、何固めなのかわからんぐらいの変形であった。
最後にY崎先生と寝技乱取りでしたが、先日教えていただいた奥襟を取る方法で挑戦。Y崎先生は引っくり返してる最中に体をくるっと回転してきたので、無理矢理抑え込む体勢にもならんかった。上手い人は引っくり返してる最中でも反応して来る。
寝技乱取りでヘロヘロになりながらも、打ち込みでI瀬先生に内股でのベタ足を見ていただく。ベタ足こそならなかったが、そっちばかり意識してたら釣り手・引手が全然あかん。投げ込みをしようとしたら、相手の胸と大きく離れてしまう。
一つを考えると別の所が疎かになってしまう。こういう所はホント下手糞だなあと思ってしまう。
その後の乱取りでは、中学生5名、先生2名(N野先生・I瀬先生)と行う。
ここでもまた悪い欠点が出た。
先日、M口先生に「棒立ちは刈りやすい」という指摘を受けたのですが、本日も乱取り後半になると疲れて来てやはり棒立ち状態になり、N野先生に綺麗な背負いを喰らってしまいました。
「ほんのちょっと腰を落とし膝のクッションを効かすぐらいで、かなり違いますよ」
と膝の落とし方からの構えを細かく教えていただきました。
自分の欠点ばかりが気になって、凹んで練習が終わった。うーむ。
以下は個人のプライバシーに関する事なので、イニシャル無しでぼかして書きます。
練習後の黙想と挨拶が終わり解散すると、いつも親身になって教えて下さる某先生が、しきりに脇を押さえて顔を歪めている。
「先生、どうかされたんですか?」
「T岡さん、実は前回の練習で脇を痛めましてね。今日もまだ治っとらんのですわ」
「それって折れたかヒビが入ってるのでは?」
「いやいや、大した事ないと思います」
と言いながら苦しそうである。
私もアバラは何度かやった事あるんですが、普通に立ってるだけで痛いというのは、絶対ヒビか骨折だと思う。しかしまあよくその状態で乱取りされてたなあ。
「先生、ホント練習して大丈夫なんですか?」
「いやいやこれくらいで、弱音を吐いては(笑)」
先生、笑い顔が引きつっております。
更衣室では某先生のアバラが話題になった。
「アバラの怪我はせいぜいテーピングするだけ」
という話から、いつの間にか
「アバラごときで病院に行ったら負け」
という話になっておった。この人達はいったい何なんだ。
「この痛みに耐えながら、練習してる自分が凄く良いと思う」
「先生、それはマゾではないですか?」
「わははは、そうかもしれません」
増田俊也著「七帝柔道記」に、アバラを骨折してもそのまま練習を続ける主人公(作者)の姿が描かれておったが、同じ人がここにもいた(笑)。
雨の中濡れながら練習にくる中学生や、アバラを折っても練習する先生。合理的とはほど遠い人達ですが、こういうアナクロニズム(バーバリズム=野蛮主義とも言うんでしょうか)は大好きです。到底私は真似できませんが、その心根は真似したいしカッコいいと思う。
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