2023/03/14(火曜日) 晴れ
電子工作が大好きなオイらはマイコン(ESP02とかESP32)を動かして
遊んでいます。
最近はESP32に気温、湿度、気圧センサーBME280を取り付けて
「なんちゃって小型気象台」を作りました。
測定結果はWiFi接続されたパソコンのブラウザーに表示されます。
ブラウザーに表示されるデーターはブラウザー(クライアント)からリクエスト
しないと更新されません。 それに長時間の観測になることもあるので、マイコン
単独で観測できるようにしたいと思っています。
マイコン単独で観測するには観測開始時刻とかセンサーからデーターを読みだす
間隔などを設定する必要があります。
それらの数値をマイコンに取り込むためのテンキーを工作しました。
材料はあり合わせのものを使用しました。
テンキーにする押し釦スイッチは小さなタクトスイッチを使いました。
スイッチのON、OFF信号を数値データに変換するエンコーダはジャンク基板から
外した正体不明のダイオードで構成。
エンコーダの出力を「0」=0V(LOW電位)、「1」=3.3V(HIGH電位)
に整形するのには今からもう3、40年ばかり前に使ったCOMS・IC(インバータ)
を使いました。
回路図はこんなものです。
こんな単純な回路だからわけはない、と工作に取っかかりました。
CMOSインバータのMC14049(相当品)はもう3、40年ばかり前のものです。
当時は5V電源で使用していました、今回はマイコンに合わせて3.3Vで動作させます。
規格表には3V~18VまでOKとか書いてありますが、念のために動作確認をしました。
それにダイオードを組み合わせたエンコードを使用しますのでこれでLOW電位になるか
チェックしました。
入力がLOW(GRAND電位)になるとインバータの出力はHIGH(3V)になります。
ジャンクダイオードでも大丈夫でした。
あり合わせのプリント基板にタクトスイッチをハンダ付けしました。
配線の追跡がしやすいように表面実装(なぁーんちゃって)方式にしました。
エンコーダーはダイオードのOR組み合わせです。
CMOS・ICはソケットに挿入します。
このソケットも3、40年ばかり前のものです。(このソケットとICの接触に問題があって
後のちのテストでトラブルが発生し、解決に時間がかかってしまいました。)
エンコーダ(ダイオードOR)の配線はかなり混みあってしまいました。
配線が完了しソケットにICをはめ込みました。
さぁ、いよいよテストです。
ところが結果がおかしいです。
スイッチとダイオード間の配線を目視やテスターによる導通チェックなどで確認しました。
何か所か配線誤りがあり、修正しながらテストを繰り返しました。
しかし、動作が異常です。 「1」とか「2」のテストがうまくいきません。
配線を外して配線とその先のテストはOKなのに配線を戻してテストするとNGです。
どうしてだろう?
こんな調子であれこれチェックを続けました。
ICが異常なのかな?
予備のICと交換してみました。
ところが前の状態よりも悪くなってしまいました。
えーっ、前よりも悪くなってしなうなんて・・・そこで前のICに交換しました。
するとどうでしょう! 動作が完全になったのです。
多分、ソケットとICの接触が悪くて動作異常になっていたのでしょう。
ICを何度かソケットにはめたり外したりを繰り返したので接触が良くなったのではないでしょうか!
ずいぶん回り道をしてしまいましたが何とか回路図どおりの動きをしてくれました。
その動作の様子を動画でご覧ください。
何とかテンキーのハードは出来上がりました。
次はこのテンキーをマイコンに接続してデーターを読み取る実験です。
うまくいきますように・・・・・ナンマイダブ、ナンマイダブ