アドリア海に浮かぶ世界遺産をたずねて

６月１０日～１９日の日程でバルカン半島の西側、アドリア海に面する国々を
観光してきました。
この地域はヨーロッパとアジアを結ぶ重要な地域で大昔から各民族、国家間で
取ったり取られたり、攻めたり滅ぼされたりの繰り返しがあったところで、
島国でのんき者の集団の日本とは大違いの土地柄なんだそうです。
必要から生まれたことでしょうが、強固な城壁で囲まれた市街や荘厳な石造りの
建築物などなど、日頃、木と紙の家の住んで、のん気にご飯を食べて、のん気に
野鳥を追いかけていた実習生には驚きの世界でした。
またきれいな湖や清き流れ、大きな鍾乳洞などなど、豊かな自然にもびっくり
でした。　
今回も観光の合間に野鳥を撮ってこようと思っていましたが、見所が多いこの旅行
では野鳥撮影はほんの少しだけでした。
野鳥好きの皆様には退屈な旅行記になってしまうでしょうが、実習生の思い出記録
とお付き合いくださいませ。



第１日目　（成田～リュブリアナ（スロベニア））

で・か・い・だけが取り柄ですが・・・

2008/06/09（月曜日）　午前中は雨午後は時々晴れ


朝から降っていた雨が昼頃には止んで午後は案外好い天気になってくれた。
久しぶりにデジスコを持ってアオバズクを撮りに行った。
今シーズンのアオバズクに会うのは初めてだ。
現地に着いてみると誰もいない。
いつもの枝辺りを探してみたが見つけられない。
普段、他の人が探してくれるのを頼りにばっかりしているから、こういう時に
その報いがくるのだ。
仕方が無い、「困ったときの神頼み」でいこう。
早速、地元の「神様」を携帯で呼び出した。
（実習生）「あのう・・・　アオバズクはどの木にいるんですかぁ？」
（神様）「えっ、見つけられないのぉ！？　どこに目をつけてるのぉ！
　　　　　困った奴じゃのぅ・・・　これから行くから待ってなさい！」
待つことしばし、神様が現れて、即座にアオバズクが止まっている枝を見つけて
くれた。　　いた、居た、いたよぉ！　　神様、ありがとう。

葉の茂ったところに止まっているので、全身を見ることができるポジションは
限られてしまう。
何とか好いポジションをと探しているとき、急にファインダーから消えてしまった。
あれっ、どうしたんだろう！？　
辺りを見回すと、もっと近くの枝に飛び移ってこちらを見ている。


↓　急いでシャッターを切った。　２カットだけ撮れた。　そのあとまたもとの
　　　枝に飛び移ってしまった。



↓　今日のお気に入り場所らしい。　枝かぶり、葉かぶりでＮＧだ。



ありきたりのポーズの止まり物だけど、すぐ近くで大きく撮れたのが取り柄かな？


　　　　　デジスコ：KOWA TSN-664(30倍アイピース) + NIKON COOLPIX Ｅ8400
　　　　　レタッチソフトによる画像補正　ノートリミング　

思い出のデジカメ・第２弾

最近は野鳥撮影とはちょっとご無沙汰で、ブログの更新もままならずにいる。
そんなわけで先日の昔のデジカメに引き続いて思い出のデジカメでお茶を濁させて
いただこう。



↓　１９９９年１２月に購入したＦＵＪＩＦＩＬＭ　Ｆｉｎｅｐｉｘ２７００。
　　　縦型の変わった形をしている。　２３０万画素は当時は最高だったかも？
　　　小型で持ち運びは便利だった。　　残念ながらズームは付いていない。　　



↓　早速新宿御苑の温室に出かけて行って試し撮りをしてみた。








とてもきれいに撮れて大満足だった。
出かけるときはいつも持ち歩いた。

初めての海外旅行でスイスに出かけたときも大活躍してくれた。
でも、このデジカメ一台では不安なのでフィルムカメラも持っていって大切なシーンでは
デジカメとフィルムと両方で撮影しておいた。
そのおかげで今見ると、２３０万画素のデジカメとＩＳＯ２００のネガカラーフィルムの
画像とを較べることができておもしろい。


↓　リッフェル湖に映る逆さマッターフォルン。　
　　　これはデジカメＦｉｎｅｐｉｘ２７００の画像（ノートリミング）です。　


↓　上記画像の右端の人物が写ってる部分の拡大画像です。



↓　この画像はフィルム（銀塩）カメラ（NIKON F-401S + AF NIKKOR 35-105 1:3.5-4.5)
　　　にカラーネガフィルム（ISO200）を使って撮った画像です。


↓　上記画像の右端の人物が写ってる部分の拡大画像です。



２３０万画素のデジカメ画像とフィルム画像を較べてみれば確かにフィルム画像の方が
鮮明できれいだが、その差はそれほどでもない。
現在の１２００万画素の画像との比較はどんなものなのだろう？
最近はフィルムカメラは全然使っていない。
いつか機会があったらテストしてみよう。
学科は苦手だが、実技・実習が大好きな実習生だからねっ！