2018/04/14(土曜日) 曇り
日頃使用しているデスクトップパソコンは完成品を購入した。
今まではケースやマザーボード、CPUやメモリーなどを買って自分で組み立てていたが
最近では出来上がったものを買った方が安い感じがする。
それに自分で組み立てる気力も無くなったんだろう。
このパソコンは今まで使っていたXPマシンがサポート終了になるのでそれ変わるパソコンを
ということで地元の専門店で見つけたものでOSはWindws7(64bit)、CPUは
一応Corei7を使用している。
購入時にはメインメモリは4GBだったが別に4GBを追加してある。
HDDは1TB、光学ドライブ装置付きだ。
完成品を購入したのは(ノートパソコンを除けば)PC98シリーズ以来のことだ。
このパソコンは使いだしてから丸6年になるが特に故障もなく順調に使用してきた。
ところが何年か前、知らないうちにOSがWindows10に変わってしまった。
最初はびっくりしたり不安だったりしたが、使ってみればかなり具合が良い。
今まで使用していたソフトウェアも正常に動作してくれた。
「なぁーんだ、これならもっと早くWindows10にすればよかった・・・・・」
なんて思っていたのだが、日にちが経ってくると、動作しないソフトが出てきた。
先ず最初に動画編集ソフトが動作しなくなった。
昨日まで正常に動作していたのに起動できない。
製造メーカーに確認するとこの動画編集ソフトはバージョンも古くWindows10には対応し
ていないし、パッチの発行もしないので新しいバージョンを購入してください、とのことだった。
今まで使い慣れてきたものなので、結局最新バージョンのものを購入した。(結構高かった・・・)
その次はパソコンで操作するオシロスコープが動作しなくなった。
「あれっ、昨日まで動いていたのに・・・・」
これもメーカに問い合わせたらWindows10には対応していない、とのことだった。
オイらの電子工作趣味にはオシロスコープは必須だ。
仕方がないので新しいものを購入したが、これはちょっと高価で痛かった・・・
そのうち、パソコンに接続して使用するオールバンドの通信機が動かなくなった。
これもついこの前まで動作していたの今日は動かない・・・どうしたんだろう。
通信機との接続はRS232Cだけど、USBに接続するアダプターを介して接続している。
どうもこのアダプタが動作しないようだ。
ウェブサイトで調べてみると、このアダプタはWindows7用だった。
そこでWindows10用のものに買い替えた。 これは1000円ぐらいの出費で済んだが・・
もう一つ動作しなくなった(Windows10では最初から動作しない)ものがある。
サイクリングなどで走行ルートや走行距離、速度などを記録するGPSソフトだ。
これも使えなくなってしまった。
これは普段はあまり使わないからそのままだ。
まぁ、こんなことがあったがなんとか、対応を済ませてきた。
しかし、大きな問題があるのだ。
それはシステムをインストールしたハードディスク装置(HDD)の故障対応だ。
通常、システムを組み込んだHDDが故障した場合は、HDDを交換して、パソコンに添付された
ソフトウェアを使ってインストールをやり直すことでまた使用できるようになるのだが、オイらの
場合は添付されているソフトウェアはWindows7しかない。
Windows10は今動作しているHDDの中にしか無いのだ。
もし、このまま運用を続けていつかHDDが故障したり、ソフトウェアが具合悪くなったりしたら
Windows7に戻すしかないのだ。
もうあとわずかでサポートが終了するWindows7には戻る気はない。
どうしようか?
そんなとき、パソコンに組み込んであるセキュリティソフトのメーカーから「システムバックアップ用
ソフト」のダウンロード版が割引価格で購入できるという案内があった。
価格も安いし、どんなものか購入してみた。
そして実際に使用してみた。
6年前に購入して調子よく使ってきたパソコン。
内部にはシステムがインストールされたCドライブと内蔵(ローカル)HDDの2基が取り付けれれている。
その日の目玉商品で売られていたSATA・2TBの内蔵HDD。 復元テスト用に購入してきた。
パソコンは正常なのでパソコンに組み込んであるバックアップソフトは正常に
動作してバックアップファイルも正常に出来上がった。(あたりまえか・・・)
バックアップファイルは保存できたが果たしてこのファイルでシステムが復元
できるかどうかは実際にやってみるしかない。
現用のCドライブを取り外して購入してきたHDDを取り付けた。
そして復元作業をしてみた。
交換して取り付けたHDDには何も書き込まれていない。
パソコンを立ち上げるにはシステムが書き込まれた「起動ディスク」を読み込ませる。
起動ディスクを読み込ませるためにバイオスを呼び出して第1ブート装置を「USB-DVD」に
設定した。
バイオスを操作するのは久しぶりだ。 このバイオスは「AMI」というものだった。
起動ディスクから復元システムを読み込んでパソコンが立ち上がった。
システムイメージをバックアップしたファイルはポータブル型のUSB-HDDに保存してある。
復元システムはそのUSB-HDDからデータを読み込んでパソコンのCドライブにシステムを
復元していく。 その時間経過は緑色のラインで表示されていく。
バックアップしたシステムイメージファイルは50GB近くあるので復元には
30分以上がかかった。
うまくシステムが復元されたかな?
メニューの「再起動」ボタンをクリックした。
画面が消えて真っ黒画面になりやがて例のクルクル画面が出てきた。
うまく行ったようだ。
Windows10が立ち上がってバックアップ時点の画像が表示された。
組み込まれたソフトは皆、正常に動作してくれた。
よかった!
これでCドライブが壊れてもWindows10を復元できる。
(バックアップファイルを大切に保管しなくてはならないが・・・)
やれやれ、これで心配事が一つ解消した・・・・・かな?