2016/10/20(木曜日) 晴れ
先日、渡りの途中のノビタキを撮ろうと、久しぶりにデジスコを担いで川原に行きました。
しかしノビタキは一向に姿を現しません。
川原には黄色い花が沢山咲いていました。 何という花なのか名前は知りません。
その花に蝶が止まっていました。
「退屈だから蝶でも撮ってみるか・・・」
デジスコのカメラのスイッチをONにしました。
ところがカメラは動作しません。
「あれ、電池切れかな?」
予備のバッテリと交換してみました。
今度は液晶画面に「このバッテリーは使えません」という表示が出て電源が切れてしまいました。
結局電池が無くなってしまい、トボトボと家に帰りました。
この電池はもう7、8年前のものです。
きっと寿命なんでしょう。
カメラはもう10年ぐらい前のものでしょうか・・・ いつ壊れてもおかしくありません。
それなのに新しいバッテリを購入するのも考えてしまいます。
バッテリのラベルを見てみると、3.6V 3.4Wh と書いてありました。
3.6Vならニッケル水素充電池を3個直列に繋げばOKです。
よーし、ニッケル水素充電池を外付けにして「外部電池」化してみることにしました。
アクリル板を整形してバッテリの外観に似せたアダプタを作りました。
これに導線を付けてデジカメに挿入して外部の電池から電力を送り込むつもりでした。
バッテリには「+」、「-」、「C」の3つの端子があります。
ウェブサイトの情報によれば三つ目の端子はバッテリの温度上昇を監視するサーミスタが
接続されているんだとか。
でもこの説明では端子は「T」(サーミスタの「T」)になっていました。
まぁ、Cでも同じようなものだろうと勝手に想像して、適当な値の抵抗器を接続してカメラにセットしました。
そしてニッケル水素充電池を繋いでスイッチをONにしました。
デジカメはジー、ジー、と音を立てて起動されました。
「おっ、うまくいったじゃん・・・」
と思ったのもつかのま、電源が切れてしまいました。
うーん、やっぱり何か制御しているんだな?
もしかすると端子「C」はコントロールの意味かも知れない。
デジカメとバッテリ間で通信をしてコントロールしているのかもしれない、と思いました。
そこで波形も含めて精密に確認してみることにしました。
電圧、電流の他にも「C」端子の波形を見てみることにしました。
電流計や電圧計(テスター)、オシロスコープのプローブを接続するアダプタを作りました。
バッテリの接続部。
デジカメへの接続部。
確認中の様子。
案の定、C端子にはシリアル通信のようなパルス列が出てきました。
このデーターのやり取りでいろいろな制御をしているのでしょう。
(電池の残量とか、温度上昇の監視とか、今までに何回使用したかとかでしょうか?)
デジカメの作動中にC端子を外してみました。
すると、異なった波形が現れ、デジカメの電源は切れてしまいました。
そのテストの様子を動画でご覧ください。
C端子を接続せずに電源をONにすると
「このバッテリーは使用できません」という表示が出ます。
きっとバッテリーのメーカーなどもチェックしているんでしょう。
(互換バッテリは動作しない可能性がある。)
これはオイらの手におえる代物ではありません。
新しいバッテリを購入するしかないか・・・・・・・
やれやれ・・・・・