2024年11月23日(土曜日) 晴れ
ひょんなことから齢八十を過ぎた老人がNゲージ鉄道模型の工作にのめりこんでいます。
同じ会社に勤め、同じ職場にもいたことがあるO君は何人かいる親友の一人で大の鉄道
ファン(鉄(て)っちゃんの一歩手前(鉄っちゃんかもしれない))です。
夏の盛りの7月始めの頃、このO君とNゲージ鉄道模型の話をしていたとき、模型機関
車をマイコンで制御して自動的に走らせるということが話題が出てきました。
私はマイコンでプログラムを組んでハードウェアを制御したりすることが好きでしたので
話が盛り上がり、ついにその工作を始める羽目に陥ってしまいました。
しかし、その工作はなかなかうまくいかず、あれこれ苦心してやっと機関車が走るように
なりましたが、出来上がったものはO君が「えーっ、こんなガラクタでみっともないもなの
!?」と呆れるようなものでした。
私の工作は「出来るものは自分で作る」がモットーなので‘’お店で買ったようなカッコイ
イもの”のようには出来ません。
とろがO君は”カッコイイ”ものにこだわるようで、「これじゃダメだよ」と不満そうでし
た。
ウーン、なるほど・・・ 言われてみればこれは酷いな、というわけで少しは見てくれを
良くしてみようと改造を始めました。
走行を制御する多数の部品はブレッドボードに組み込まれ、ボード間を沢山のワイヤーが
張り巡らされていてごちゃごちゃです。
先ずこれらをプリント基板に変更してすっきりさせなくてはなりません。
機関車走行を制御するマイコンと踏切遮断機のサーボモーターを制御するマイコン。
それにポイント切替を実行する回路を1枚のプリント基板に収めます。
工作したポイント切替回路が大き過ぎます。
ポイントに組み込まれている「駆動コイル?」に瞬間的に電流を流すためのコンデンサが
大き過ぎるのと、スイッチング回路がMOSFETとかTTL、TRなど個別部品で組立て
られているので大きくなってしまいました。
これを何とか小さなものにしなくてはなりません。
上記基板の回路図です。
回路図を見てみるとPWM制御に使用しているDCモータードライバが使えそうです。
DCモータードライバ TB6643Kを使った回路図です。
これなら小型にできそうです。
上の回路をブレッドボードに組み立てて実験しました。(コンデンサーは手持ちの大型ですが、
小さいものに変更します)
手持ちのコンデンサーを付けたり外したりして実験しましたが、安定に切替を行うのには供給電圧は
最低でも10V(TB6643Kの動作電圧は10~45V)が必要で、コンデンサ容量は2200μF
以上が必要でした。
そのテストの様子を動画でご覧ください。
2200μFの容量の小型のケミコンを購入して基板を完成させてみます。
(続く)