高齢者にとって電子体温計の意外な落とし穴

スイッチオンで、ピッ！
予測体温測定終了で、ピピッ！

多少音の違いはあれども、このピっ！という電子音。
全く気にしたことはなかったのだけれど・・・


一昨日義母宅にて。

13号線沿いに新しく上新電機が出来たから便利でねって話の流れから

「体温計を買ったのだけれど、店員はピッとなると言うてたんやけど
私たち、一度もその音を聞いたことがないのよ」って・・・


えー！体温計の音が鳴らないなら不良品やから変えてもらわなあかんやんって
操作してみるとちゃんと音がする。

「ほら！今！」と何度聞かせても聞こえないと言う。
わたしの携帯電話の毎正時になる「ピ！」は聞こえるらしいのに。


ネットで早速調べてみたら、その周波数の音が聞き取れない高齢者が結構いる模様。

そういう人に対応してそうな商品をさがしてみたところ、
オムロンが、操作を読み上げる体温計メーカーHPはこちらを9000円位で販売していた。
唯一それがあるだけで、他は似たり寄ったりみたい。

ひょっとしたら、他の製品の電子音なら聞こえるかもしれないが
何本も買って試すのもあほらしいし。
水銀体温計は音なんかしないんだから、適当な時間に取り出せばいいんであって
必ず必要な機能でもないのかもしれない。

ユニバーサルデザインとか、増えてきた世の中。
電子体温計も、周波数を少し低くして聞こえやすい音にすることはできないのかなあ。




今日、気になって自分の母に聞いてみたら、母は聞こえるそうです。
「ばばは耳だけはいいねん」と言うてました。
義母はパソコンでメールもスイスイ。
社交ダンスで優秀な成績を残すほどの若々しさなのに、
うちの母の方が長けているものがあるなんてねえ。
母は耳をすまさないと聞こえないくらいのボリュームでテレビ見てます。
耳も日頃から小さい音を聞いていると何か違うのかしら。