不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Seconda sezione di Acquario di Livorno

2010-08-06 19:46:04 | 日記・エッセイ・コラム

地味な魚を見て先に進むと
通路が急に暗くなり
左手に大きな水槽が現れます。

中も暗いので何がいるのかわからないくらい。
もしかしたら何もいないんじゃないの?と
疑いながら水槽沿いに先に進むと
ふいに下のほうからエイがひらひら。
心臓に悪い!

そして水槽の柱に貼り紙が。
「サメは8月15日にやってきます!!」
いないんだよ、今はサメ・・・。
オープンに間に合わせようよ、サメ。
わかったよ、
8月15日以降に無料入場券もってサメ見にくるよ。
と一人ごちながら先に進みながら
はたと気づいたのです。

もしかして今この瞬間に水族館内にいるのって私だけなのでは?
ほかのお客さんが前にも後ろにもいない。
閑散としているのですよ、オープン2日目なのに・・・。
そう思ったら急に怖くなってどきどき。
薄暗い水槽から一刻も早く離れたくなって先へ!!

しかし!!
歩を早めた先に現れたのは・・・。
恐るべし人食いザメ!!

Dscf9280
子供だましの模型なのに、
一人で怖いよぉと思っているところに現れるとかなりの衝撃(爆)。
口の奥赤く光っているしね。

そして写真撮り損ねたけど、
このサメの後ろに少し見え隠れしているのはカメの模型。
見えるかな、マリオのゲームに出てきそうなやつ。
でも、甲羅だけなのね。
自分で入り込んでカメの気分を味わえってことでしょうか・・・。
ふと、入ってみようかなと思ったのだけれど
一人なので、万が一甲羅から抜けなくなったら
一大事じゃんと思いとどまりました。
入っておけばよかったかなぁ。

このサメ模型ルームを抜けると
熱帯魚コーナー。
Dscf9283
このひらひらしたのはPesce di Fuocoというらしい。
かわいかったけど、やっぱり水槽はすかすかな感じなのよね。

Dscf9285
なんか水族館らしいでしょ。
イソギンチャクとクマノミですよ。
私はこういうのを期待していたのだということが
これを見てはっきりわかりました(笑)。

熱帯魚コーナーもあっという間に終わっちゃって
次は?
Dscf9286
また失敗作のジオラマ?
ここにも地味な魚が・・・。
4面から見ることができるのが売りの水槽らしいです。
それだけか・・・。

Dscf9289
正面(?)から見るとこんな感じ。
沈没船のイメージなんですかねぇ、手前の木製の骨組み。
ひらひら。
この正面は実は階段状の観客席になっているんです。
日本の水族館なら
ここにイルカとかいるだろうという水槽ですが
いませんから。

Dscf9290

ここに座って地味な魚の舞い踊りを一人で見てたら
私の後ろから
ほかのお客さんがやってきて端っこのほうに座りました。
良かった、ほかのお客さんいたよ!!
ちょっとほっとしたりして。

で、2階もあるということだし
いってみましたが、
そこでは水族館とはまったく関係ない
ガリレオ・ガリレイ展をやってました。
脱力してろくに見ないで踵を返し、
出口の手前のお土産やさんへ。

なんかかわいいキャラクターグッズとかあれば
買ってやろうと思ったのに
どれもこれも子供だまし。
子供でも買わないだろう・・・。
無駄遣いはやめて帰ろう。

しかし、本当に150種1200匹いたか?
いないだろう、どう多く見積もっても。
私はそれでもゆっくり見たので1時間くらいいましたが
下手すれば滞在時間30分ですよ。

タコいません。
カメいません(甲羅の模型はあるよ)。
イルカいません。
アシカいません。
サメは8月15日から出勤です(笑)。

いるのはタイとかスズキとかカサゴとか
食べますか?って聞きたくなるような魚ばっかり。

日本の有名な御寿司屋さんとかの生簀や
街中のペットショップの熱帯魚コーナーのほうが
充実しているんじゃないかと思うよ。
これで15ユーロは高いよなぁ。
改善の余地あり。

でもサメが来たらまた見に行くよ!!
無料入場券有効期限ないのかと思ったら
12月31日までだった。
誰か一緒に行く人いますか??
あ、無料入場券は1枚だけなんですけどね。